昨秋の日本旅行中、関西から長野への移動の途中、長野県の松本にも立ち寄りました。お城マニアではありませんが、姫路城に続き、同じく国宝となっている松本城へも行ってきました。
夜遅くに松本に到着しましたが、松本城の夜のライトアップはとても素晴らしい写真が撮れますよ、と教えてもらったので、早速、松本城に向かってみました。すると、たしかに、まるでモノトーンの世界の中にやってきたかのような景色がとても美しく、感動しました。
そして翌朝、いよいよ松本城の観光です。朝の景色も真っ赤な橋が映える美しい景色でした。姫路城と比べるとさすがに大きさでは敵いませんが、白い姫路城とは対照的に、黒く輝き、そのシルエットの美しさは特に素晴らしいと思います。
姫路城が「白鷺城」と呼ばれるのに対して、松本城は「烏城」と呼ばれているそうです。戦国、安土桃山時代の頃に天守が建築されたという歴史あるお城です。
上品な松の木に囲まれたお城の入り口。
お城に入場すると、松本のゆるきゃら「アルプちゃん」がお出迎えしてくれます。美しい松本城のお城ももうすぐ目の前、これからいよいよ上ります。
お城の中の階段の高さが、ひざまであるんじゃないかというくらい高いこともあり、いつも驚きます。昔の人はすごいです。歴史あるお城の建築に感動しながら、どんどん上へと上っていきます。
松本城は、風通しのいいお城だからなのかもしれませんが、靴を脱いで城内を見学するので、足がすごく寒くて震えていました。みんな凍るーって足をばたばたさせながら、できるだけ素早く見学します。
広いお城なのですが、松本城へ来る直前に、姫路城を訪れてしまっていたため、小さく感じられます。
松本城の歴代の城主たち。藩主は転々と変わっていったようです。
上からの景色は、山も見えて、とても気持ちがいいです。
鎧や、
合戦の屏風や、銃などが展示されています。
黄色の紅葉と、赤い橋が綺麗なお城の上からの景色が素晴らしかったです。
松本城の見学の後は、すぐお隣にある松本市立博物館へ。お城の共通券で入場できます。
かわいらしい和の人形の展示もあります。
松本城の城下町のジオラマなど、博物館でちょっとした日本の歴史を学びます。
松本城
〒390-0873 長野県松本市丸の内4番1 MAP
松本市立博物館
〒390-0873 長野県松本市丸の内４−１ MAP
松本城の周辺散歩 繩手通り
松本城周辺を流れる女鳥羽川。静かな川が流れる城下町の風情です。
川の横の繩手通りは、ちょっとした新しく綺麗な商店街となっています。シンボルとなっているのがカエルの像。
こちらもカエルです。夜遅いこともあり、静まり返っていますが、色々とお店屋さんが並んでいて、週末などは賑やかになると思います。
松本のパワースポット 四柱神社
繩手通りには、とても大きな鳥居があります。
こちらは天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、 天照大神と4柱の神様が祀られ、ここに来れば、なんでも願い事が叶うというなんとも便利な四柱神社です。
この時期は七五三やお参りなどで来ている人が見られました。
四柱神社（よはしらじんじゃ）
〒390-0874 長野県松本市大手３丁目３−２０ MAP
どこかで見たことのある赤いドット模様、と思ったら、草間彌生さんのドットアートでした。草間彌生さんは松本出身だそうです。
昨年は、コネチカット州にあるフィリップ・ジョンソンさんのグラスハウスがドットアートで覆われていました。
松本時計博物館もありますが、松本、長野と言ったら、実は時計作りの産地なんですね。
サクサクジューシーな山賊焼き
松本のご当地グルメのひとつが、山賊焼きです。どんな食べ物か興味の湧くネーミングですが、鶏の胸肉をにんにくのきいたタレに漬け込み揚げる唐揚げの一種です。山賊焼きの専門店で有名な「からあげセンター」の駅ビル店へ行ってみました。鶏がとてもジューシーで、サックサックに揚がっていてとても美味しいです。
山賊焼きの大判がこちら。写真ではわかりにくいかもしれないのですが、日本とは思えないくらいのボリュームです。
松本からあげセンター
〒390-0815 長野県松本市深志１丁目１−１ 駅ビル4階 MAP
営業時間: 10:00〜20:30
ラーメン 麺肴 ひづき
松本で食べた濃くのあるラーメン。繁盛しているお店で美味しかったです。
麺肴ひづき
〒390-0874 長野県松本市大手４丁目６−３ MAP
営業時間：11時30分～14時30分, 17時30分～22時30分
松本は、お酒好きの人が多い土地柄なのか、夜遅くまで飲み屋さんが賑わっていて、道ではほろ酔い気分でふらふら歩いている人をよく見かけました。前日まで関西にいたこともありますが、松本の駅前を歩いていると、すっかり関東の雰囲気を感じます。
日本は、それぞれの地域にご当地グルメがあり、旅をするのが楽しいです。
