メトロポリタン美術館のチケット・入場料は、メトロポリタン美術館のポリシー変更により、一部例外を除き、みんな定額の入場料となっています。メトロポリタン美術館の割引チケットについての質問を最近よく受けるので、メトロポリタン美術館の入場料とチケット購入方法について、また、ニューヨークの観光パスについてと、メトロポリタン美術館のディスカウント割引チケットについて説明します。
メトロポリタン美術館 入場料
現在の「メトロポリタン美術館のチケット・入館料(入場料)」は以下になります。
結論からいうと、ほとんどの旅行者は、こちらの定額の
メトロポリタン美術館の入場料(入館料)となります。
大人 30ドル
学生 17ドル
シニア(65歳以上)22ドル
子供(12歳以下) 無料
メトロポリタン美術館 チケット購入方法
メトロポリタン美術館のチケットは、チケットページ から購入できます。
当日チケットカウンターで購入することも可能ですが行列ができるので時間がかかります。できればオンラインでチケットを買って行くのがおすすめです。
* 2022年7月から メトロポリタン美術館の入場料が値上げ となりました。
メトロポリタン美術館 割引チケット
メトロポリタン美術館では、ニューヨークの人気の観光パス、シティパス や、ニューヨークパス、エクスプローラーパス の利用が 2022年3月まではできましたが、
今現在は利用できる観光パスは一切ありません。
メトロポリタン美術館だけすべての観光パスから抜けてしまったのです。
単体で買える割引チケットもなく、残念ながら旅行者にお勧めできる、メトロポリタン美術館のディスカウントチケットは今一切ありません。
定額の入場チケットのみになります。
メトロポリタン美術館をお目当てに、ニューヨークにやってくる人は、1日をメトロポリタン美術館の観光の日として、定額でチケットを購入し、ゆっくりとミュージアムを満喫されるといいと思います。とても大きな美術館で見どころが無限にあるので一日いても見終わらないくらい、めいいっぱい楽しめます。
メトロポリタン美術館では、観光パスが使えないのですが、ニューヨークの他のほとんどの有名観光名所では、観光パスを利用できます。
自由の女神や、エンパイアステートビル展望台、ロックフェラーセンター展望台などへ、お得に訪れることができます。
ニューヨークの展望台など、とても入場料が高いので、パスを購入して行かれるのがおすすめです。
時間がない人でも利用しやすい、エクスプローラーパス という、2か所から行きたいアトラクションの数の分だけで割引購入できる、とても便利な観光パスもあります。
メトロポリタン美術館はこんな見どころ満載のミュージアムです。
美しいクロイスターズ美術館は、ヨーロッパの雰囲気を感じることができる、メトロポリタン美術館の分館です。ちょっと離れた場所にありますが、素敵なところです。
メトロポリタン美術館の見学は、半日から1日中見ていても終わらないくらい大きな美術館なので、観光で急いでいる人は思い切ってスキップし、本当に行きたいところ、優先順位の高い所を優先して観光するのもいいと思います。最後に時間が余ったら、チケットを買って、メトロポリタン美術館へ行くこともできます。
メトロポリタン美術館に行くことがニューヨーク観光のメインで、優先順位が高い人、時間がある人はチケットを買ってゆっくり見に訪れるのがいいと思います。
メトロポリタン美術館 ディスカウント入場できる人
ニューヨークへの旅行者は、上記の定額料金となりますが、ニューヨーク州の在住者は、ディスカウント価格で入場することができます。
Suggested Amount 任意の金額 (Pay What You Wish) でメトロポリタン美術館へ入場することができます。
この場合必ず、住所を証明できるIDが必要となります。
また、ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の学生も、例外で、好きな金額で入場できます。
この任意の金額で入場する場合は、事前にオンラインでディスカウントチケット購入ができないので、当日チケット購入の列に並び、IDの確認をして支払いをします。
その他の地域の学生は、メトロポリタン美術館の学割チケットを、公式ページで購入できます。
ディスカウントでなくても、学生はもともと料金が安いです。また、子供(12歳以下)は、無料入場できます。
詳細は、こちら → メトロポリタン美術館 チケットページ をご覧ください。
メトロポリタン美術館 ポリシー変更
ニューヨークを代表するミュージアム「メトロポリタン美術館」は、長年続いた入場料ポリシーが 2018年3月1日から変更になりました。それまでは、メトロポリタン美術館のチケット・入場料は、Suggested Amount(Pay What You Wish)つまり、任意の金額で、ドネーション(寄付)としていくら払うか決めることができましたが、2018年3月1日以降は、ニューヨーク州在住者とニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の学生以外は、チケット・入館料が定額料金となりました。
メトロポリタン美術館により、2018年1月4日に、1970年から続く、任意の金額制 (pay as you with) の入場料ポリシーの変更が発表されました。以前から、入場料ポリシーの変更をNYCに申請していて、認可されたことにより変更に至りました。近年、毎年、入場者数記録の更新を続けているメトロポリタン美術館ですが、訪問者当たりの売上は減少傾向にあったそうで、売上を安定させ、予算のバランスを図りつつ、こちらのニューヨークタイムズの記事でも触れられているように、メトロポリタン美術館の経営の赤字を減らしながら、建物のリノベーションやメンテナンスなどの改善をしていくために必要な料金ポリシーの変更だそうです。
Under The Met's updated policy, all NY-state residents and NY, NJ, and CT students will remain pay-as-you-wish, all children under 12 remain free, and visitors from outside New York State will be required to pay an admissions fee. https://t.co/m9Uc7nQrPs pic.twitter.com/A1EbmUCa05
— The Metropolitan Museum of Art (@metmuseum) January 4, 2018
メトロポリタン美術館は、ニューヨークシティ (NYC) 所有の土地と建物を利用していて、その運営資金は、ニューヨークシティからの公的資金とその他の一般からの寄付が主となっています。しかしこのままこれらのソース頼りだと経済状況によって不安定であり、より安定した入場者数に応じた収入を増やしていきたいようです。入場料変更による売上増の見込みは、$6 – 11 million なので、予算規模の $300 million からすると、かなり軽微であり、変更時点では、その必要性には疑問点もあるかもしれません。税制の変更によるニューヨークへの影響など、様々な要因により、経済情勢が変わり、市や寄付金に頼れなくなる時を想定したヘッジとしては意義があるかもしれません。
「メトロポリタン美術館」の後は、まだまだたくさんあるニューヨークの見どころもチェックしてみてください。
ニューヨークでは、お得な旅行ディール が色々出ていて、お得に旅行を楽しめます。
ニューヨークのおすすめの見どころはこちらです。
メトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art (The Met Fifth Avenue)
1000 5th Ave, New York, NY 10028 地図