ニューヨーク近代美術館 (MOMA モマ) では、現在、ピカソの彫刻作品展が開催されています。新しい特別展のたびに訪れていますが、今回のものも見ごたえがありすばらしかったです。MOMA の予告サイトを見たときは、実はあまり期待していなかったのですが、実際に行ってみたら、すごいことになっていました。ピカソと言ったら画家と思う人がほとんどだと思いますが、彫刻作品もずいぶんとたくさん作っていたようで、新しいピカソの一面が見られる作品展です。そして今回の特別展開催のために、世界中からピカソの彫刻作品を一点ずつ手配し、一同に集めた特別展を開いた MOMA はやはりすごいです。ピカソは、彫刻家ではないということもあるのか、もともとの性格と素質によるものなのか、どの作品もかなり自由奔放で実験的な作品です。ある意味、常識にとらわれない部分があり、おもしろく、ピカソらしいともいえる作品群がいっぱいです。
めずらしいピカソの彫刻作品140点以上が一カ所にまとめて勢揃いした今回の特別展。”Once in a lifetime” とも題される特別展で、大盛況となっています。
そして、作品を鑑賞していて思ったのは、なんだかどの作品もかわいい、ということ。
愛嬌があるといった方がいいのかな。
等身大サイズの大作りの作品もありますが、
手のひらにのりそうな小さな作品もあり、作品の種類が千差万別。
ジャコメッティのような作品も。
女性をモデルにした作品も多いです。
写生していた人の絵がすばらしかったです。
ピカソの彫刻特別展は、2016年2月7日まで開催予定です。
今回のピカソの特別展のキュレーターさんにピカソのこと、ピカソの作品のことについて伺ったインタビュー映像です。一緒に、MOMAのピカソの特別展の様子も見られます。
この日は、ピカソの特別展をメインに周り、後は気の向くまま、ふらりと見て周りました。
エキゾチックな展示のお部屋へ。思わず吸い込まれそうになる作品です。
巨大ゲームの空間があり、入った瞬間、ゲームする?ってコントローラーを手渡されました。あちらの方の人と向かい合わせでなんだかおもしろい空間。
ゲームの場面から、突然、チャイナワールドに変身。
広い空間の中に巨大スクリーンアートがあったり、MOMAらしい新しい展示が色々。
何気ないモダンアート、コーラを飲むアート。
ホイットニー美術館にもありそうなアメリカ系のアート作品も数々。
ふらっと入ったお部屋。突然の激しい光で目を背けたくなるほどの光の展示のお部屋がありました。そのお部屋の中に入ったら、突然、写真を撮られました。なに?なにが起こっているの?これもアートの一部?私も撮り返し、カメラのシューティングゲームのような状態でした(笑)最近はそういう何気ないテーマの写真を集めてアート作品にしたりすることもあるので、いつかどこかでアートをみていたら、作品の中に私の写真が登場することもあるかもしれません(笑)
MOMAは訪れるたびに、新しい発見や、楽しいことがあるので、よく訪れるミュージアムのひとつです。
帰り道には、MOMAの外のストリート沿いで、こんなアートを売るお店屋さんも並んでいました。
ニューヨーク近代美術館 (MOMA) の定番のみどころは、こちらの記事でご覧になれます。
The Museum of Modern Art (MoMA)
11 W 53rd St, New York, NY 10019 (5-6th Avenue) MAP