morgan-library (7)

美しく豪華なモルガン・ライブラリーでの優雅なひと時

morgan-library (7)

ニューヨークの雑然としたビル街の中、ミッドタウンのマディソンストリート沿いに、とてもモダンかつ重厚感のある美しいライブラリーがあります。 National Historic Landmark(国定歴史建造物)にも指定されているこのミュージアムは、あの有名な J.P.モルガンが所有していたライブラリーで彼が生涯かけて収集したレア物コレクションが展示されています。思いがけず訪れた旅行者の人たちも思わず感動してしまう美しく豪華なライブラリーミュージアムです。

morgan-library (16)

morgan-library (2)

The Morgan Library & Museumは、1906年に J.P.モルガンの個人コレクションを集めた図書館として設立されました。この希少なコレクションが多く残されている モルガン・ライブラリー・ミュージアム (Morgan Library & Museum) は、1924 年に J.P.モルガンの息子が公共法人化し、一般に美術館として公開するようになりました。

まずは、ライブラリーに併設されている、大きな暖炉とデスクがある、赤い壁紙の重厚なお部屋である、モルガンのプライベートスタディルームから入ってみました。

morgan-library (5)

窓はモザイクガラスの上品なデザイン。

morgan-library (4)

大切な書物は金庫の中に保管されていたようです。

morgan-library (3)

J.P Morganってどんな人?
現在でも銀行、証券など金融系の会社にその名を残している、John Pierpont Morgan (J.P Morgan) は、19世紀後半から20世紀前半にかけての “Industrial Era” と呼ばれる時代に、産業界の巨人、ヴァンダービルド、カーネギー、ロックフェラー、と共に活躍し、当時の金融界で絶大な力を誇っていた人物です。History Channelでも “The Men Who Built America” として挙がるくらいの人物で、中央銀行のない時代、つまり公共の金融救済手段がない時代の 1895年にアメリカを財政破綻寸前から救ったり、1907年に起こった恐慌(The Panic of 1907)で、最後の救い手となった人でもあります。M&Aによる産業界の統合と効率化で、現在にも続く、US Steelや、AT&T、GEなどの大会社の設立にも関わっていました。
そんな成功者である JP Morgan ですが、当時、産業の発展、統合、効率化から生まれた、富の一極集中、つまり一部の人にだけとんでもないほどの富が集中したことにより、人々からは強い反感を受けていました。20世紀初頭、大統領となったセオドア・ルーズベルトと経済界を独占的に支配していた JP Morganらの闘いは激しく行われたようです。
JP Morgan は、そんなビジネスでの顔とは別に、アートコレクターでもあり、モルガンライブラリーにコレクションする傍ら、メトロポリタン美術館など多くのミュージアムや学校をサポートしていたようです。

morgan-library (6)

こちらは、ライブラリアンルーム、司書のオフィスです。

morgan-library (8)

豪華な天井。古代エジプトやメソポタミアなどの古代文字の遺跡や、彫刻の展示もされています。

morgan-library (9)

そして、いよいよライブラリーのお部屋へ突入です。わぁ、と感嘆の声がもれてしまいそうになるゴージャスなお部屋。珍しい貴重な書物などが置かれています。

morgan-library (19)

The Gutenberg Bible。グーテンベルク聖書のコピーを3冊も持っている図書館は世界中でもここだけだそうです。

morgan-library (10)

Life of Christ Cycle、昔の書籍がこんなに美しいままの姿で残されています。

morgan-library (11)

ラグシャリーなゴスペルブック。

morgan-library (12)

シェイクスピアのオセロ。

morgan-library (13)

オスカー・ワイルドのスフィンクス。

morgan-library (14)

趣があり、落ち着く空間。訪れた人々は、このライブラリーのソファでしばし優雅な時を過ごしていきます。

morgan-library (15)

1300年頃のポータブルなマグナカルタ。もともとの子牛皮のカバーもついたポケットサイズ、とても年季が入っています。

morgan-library (17)

Galileo Galileiの手紙だそうで、本当によくこんなものまで集めました。この他、トーマス・ジェファーソンなど歴史上の偉人の手紙もあります。

morgan-library (18)

このモルガンライブラリーの建築の入り口部分は2006年に改装されました。テキサスのフォートワースのKimbel Art Museumでも紹介したRenzo Pianoの設計で、古い趣のある建物とモダンさが融合した独特の空間が出来上がっています。
そんなモダンな空間にマッチしたSpencer Finchの作品、”A Certain Slant of Light”で彩られた明るいオープンな雰囲気のカフェは日の光が入るとても気持ちのいい空間です。

morgan-library(1)

こちら、ミュージアムの北側には、ミュージアムショップとダイニングがあるのですが、この感じのいいブラウンストーンの部分はJP Morganの自宅だったようです。

morgan-library (21)

かわいらしい雰囲気のレストラン。なんだかスペシャルな雰囲気をかもし出しています。それもそのはず、ここはもともとモルガンファミリーがダイニングとして使用していたお部屋なのです。こちらのモルガン・ダイニングルームでは、20世紀初頭のニューヨークのお料理を参考にしたメニュー構成になっています。お部屋の雰囲気といい、メニューといい、ちょっといつもと違う楽しみ方をしたい人にぴったりの場所。月曜日以外のランチタイムのみの営業となっています。

morgan-library (20)

洗練された雰囲気のミュージアムショップです。

morgan-library (22)

世界中には素晴らしい図書館がたくさんありますが、ここもそのうちの一つです。本や、アート、歴史が好きな人におすすめです。

The Morgan Library & Museum
225 Madison Avenue at 36th Street
New York, NY 10016 MAP

* 無料入場の日もあります。
Free Admission (Mr. Morgan’s Library, Study, Rotunda, and Librarian’s Office only)
Tuesday 3 p.m. to 5 p.m.
Friday 7 p.m. to 9 p.m.
Sunday 4 p.m to 6 p.m.

美しく豪華なモルガン・ライブラリーでの優雅なひと時 was last modified: 9月 18th, 2016 by mikissh

美しく豪華なモルガン・ライブラリーでの優雅なひと時」への2件のフィードバック

  1. いちご

    こんにちは
    凄い素晴らしいです!
    一度も行ったことなく知りませんでした><
    まるでお城のようですね!
    マンハッタンってホントに宝箱のようですね。
    住むにはいろいろと大変かもですが。。。やっぱり大好きです♡
    そういえばチョコですが↓フランスだと思っていたのですが
    もう~私てきとうですみません><
    ベルギーでした。とっても美味しかったようです

    返信
    1. mikissh 投稿作成者

      思いがけないところに突然現れる美術館で、本当に素敵で雰囲気のいいところです。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です