ニューヨークフィル セントラルパークコンサート アランギルバート最終シーズン

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昨夜は、セントラルパークのニューヨークフィルハーモニックのコンサートへ行ってきました。日没後はかなり涼しく、ちょっぴり寒いくらいでしたが、お天気にも恵まれ、綺麗な星空の広がる絶好のコンサート日和となりました。

ニューヨークフィルハーモニック (New York Philharmonic) は、1842年に設立された、歴史あるニューヨークを拠点とするオーケストラです。そんな有名オーケストラによる無料コンサートイベントいうことで、初夏の気持ちのいい季節のセントラルパークには、毎年たくさんの人々が集まってきます。
今年もセントラルパークの広大な芝生エリア、グレートローン (Great Lawn) を埋め尽くすほどのすごい数の観客が集まり、大人気イベントとなっていました。あちらこちらで待ち合わせの目印のかわいい風船が上がっています。

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芝生もグランドエリアも人でいっぱいです。セントラルパークのとても広い芝生エリア Great Lawn での開催のため、ずっと後ろの方まで会場が広がっています。

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空を見上げると夕暮れ時のピンク色の雲が流れる様子が見えます。
コンサートは、夜8時からスタート。なのですが、なんだかいつも以上に関係者の前置きのあいさつが長かったような。そして、ドヴォルザーク(ドボルザーク)の『遠き山に日は落ちて』(Goin’ Home) の独唱から音楽会は始まりました。

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ニューヨークフィル初の NYC 出身の指揮者として、2009年からニューヨークフィルハーモニックで活躍してきたアランギルバート (Alan Gilbert) さんは、実は、今年がニューヨークフィルでの最後の年となります。このセントラルパークの無料コンサートも今回が最後。
そのためかなんとなく、いつもと趣向が違って、勢いとノリのある雰囲気のコンサートではなく、ちょっと大人しい、しんみりした感じの印象を受けました。

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今年はニューヨークフィルの設立から175周年記念ということで、コンサートの演奏曲は、ニューヨークフィルの歴史にちなんだ選曲となっていました。
今回コンサートで演奏された『新世界から』 (“New World” Symphony) という曲は、実はニューヨークフィルのために作られた曲です。
ニューヨークにやって来ていたチェコの作曲家、ドヴォルザーク (Dvořák) がニューヨークフィルの依頼によって作曲したのが『新世界から』 (“New World” Symphony) という曲でした。この曲は、昨年、ニューヨークフィルのガーラコンサートでも演奏されていました。

暗くなると周囲の高層ビルが光輝きはじめます。キャンドルをつけているロマンチックな人までいます。

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コンサートの後半もニューヨークフィルと関係の深い曲で、レナード・バーンスタイン (Leonard Bernstein) の『シンフォニック・ダンス』”Symphonic Dances (West Side Story)” や、アメリカ人作曲家のジョージ・ガーシュウィン (Gershwin) の『パリのアメリカ人』”An American in Paris” が演奏されました。

そして、演奏終了の後のお楽しみは。。。

突然、ポンッと上がる花火に会場は大歓声に!

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しばらく上がり続ける花火にみんな夢中になります。

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ニューヨークフィルによるコンサートイベントは、これから数日間ニューヨークの他のエリアでも行われます。
6月15日午後8時- Cunningham Park (Queens)
6月16日午後8時- Prospect Park (Brooklyn)
6月18日午後3時- Music Hall, Snug Harbor Cultural Center & Botanical Garden (Staten Island)

ニューヨークの夏のイベントシーズンを楽しみましょう♡

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ニューヨークフィル セントラルパークコンサート アランギルバート最終シーズン was last modified: 7月 27th, 2021 by mikissh