ニューヨークのブロードウェイで、1988年以来、ブロードウェイミュージカル最長となる 35年近く公演が続いているミュージカルの名作、オペラ座の怪人 (Phantom of the Opera) が、とうとう 2023年で終演となってしまいます。ニューヨークのブロードウェイで、オペラ座の怪人の初公演が行われたのは、1988年、それ以来、ブロードウェイの代表作として、たくさんの人々を魅了して来ました。何度も見て感動したあのオペラ座の怪人が終わってしまうなんて、非常に寂しいですが、2023年1月にニューヨークブロードウェイミュージカル オペラ座の怪人35周年記念公演を行った後、2023年2月18日に最後となることが予定されていましたが、人気のため延長され、2023年4月16日が最終公演となります。
ブロードウェイミュージカルは、パンデミック中、長期間に渡った劇場の閉鎖が続き、公演中止や短期間での上演で終演となってしまった作品も数多くありましたが、2022年に入り、ようやく安定して来ました。そんな中、ブロードウェイ最長公演記録を続けていた、オペラ座の怪人が、2023年2月18日の公演を最後に終了が予定されていましたが、その後、人気のため延長され、2023年4月16日が最終公演となりました。
オペラ座の怪人は、ロンドンのウエストエンドで、1986年に初演が行われ、ニューヨークのブロードウェイでは、1988年にはじまり、それ以来、ずっと公演が続けられてきた、ブロードウェイ史上最長の公演記録を更新中のニューヨークの定番ミュージカルです。2023年1月26日には、オペラ座の怪人は 35周年を迎えます。
こちらの記事で、オペラ座の怪人のミュージカルが公演終了となる背景が紹介されていますが、パンデミック明けに、想定以上に、売上が上がらなかったようで、赤字が続いている中、劇場側の思惑もあり、新作のブロードウェイ進出など様々な要因が重なり、終演の決断につながったようです。
オペラ座の怪人は人気ミュージカルなだけに、舞台設定などを改変したり、公演のコスト削減をしたりするなどし、再び登場する可能性も指摘されています。
一度は見てみたい、最後にもう一度見てみたいという人は、急ぎましょう。
オペラ座の怪人といえば、イギリス人作曲家で、数多くの有名ミュージカル作品の音楽を手掛けている、Andrew Lloyd Webber さんの作品の一つで、世界中の劇場が閉鎖となってしまったパンデミック中は、ミュージカルを自宅で楽しめるように映像で公開してくれていました。36周年を迎える、ロンドンのウエストエンドでのオペラ座の怪人の公演は、今後も継続されます。
オペラ座の怪人で有名な Andrew Lloyd Webber 作曲のミュージカルがオンラインで無料公開 The Shows Must Go On!
また、オペラ座の怪人と入れ替わりで、Andrew Lloyd Webber さんの新作ミュージカル、バッド・シンデレラ (Bad Cinderella) がブロードウェイで2023年3月からスタートします。
バッドシンデレラ 新作NYブロードウェイミュージカル 2023年春にデビュー!Bad Cinderella by Andrew Lloyd Webber
オペラ座の怪人は、タイムズスクエア や ブライアントパーク のコンサートでも、常連の人気ミュージカルで、いつも素晴らしい歌声を聞かせてくれました。
オペラ座の怪人が終了してしまうと、現在公演されている中で、最長となるのは、1996年から続いている ミュージカル シカゴ となります。