アメリカには、以前から、パッタイやグリーンカレーなどの定番料理を出すタイ料理屋さんが数多くありましたが、最近、増えているのが北部タイ料理のお店です。ニューヨークのアッパーイーストサイドにも、通常のメニューに加え、珍しいタイ北部料理を食べられるお店が登場していたので、入ってみました。
こちらのお店は、1st Ave. の82 st. と 83 st. の間にある PuTawn Local Thai Kitchen です。ちょうどメトロポリタン美術館からずっと東に向かって歩いていった場所にあります。
店内は、それ程大きくなく、こじんまりとした雰囲気のいいお店で、お客さんは女性やカップルが多い感じです。
メニューの中で、特に、目に留まったのが、こちらのあまり見かけたことがない料理が並んでいる、タイ北部料理のページです。マイアミ や ラスベガス など旅行先で、色々と試しているタイ北部やお隣のラオス料理ですが、ニューヨークでも楽しめるようになっています。
ところでなんでアメリカにこんなにたくさんのタイ料理屋さんがあるんだろう?と疑問に思う人もいると思います。こちらの記事で詳しく紹介されていますが、実は、タイ政府による食の外交、経済政策の一環とも言える、タイの銀行による積極的なローンの提供などがあり、アメリカでタイ料理屋さんをしたいという人への支援プログラムの功績も大きいようです。美味しいタイ料理を通じてタイの文化が世界に広められているんですね。
Gaeng Hanglay というお料理は、一言でいうとカレーなのですが、様々なスパイスの香りの中、ポークベリーがじっくりと煮込まれた、意外と今までに食べたことのない、美味しいお料理でした。北部タイ、ラオスなどで定番のもち米 (sticky rice) と一緒にいただきます。
Ka Nom Jeen Num Ngio のヌードルは、とろとろに溶けそうなほどじっくりと煮込まれたポークリブの入った一品です。時々食感と共に楽しめるピクルスの酸味と、香り高い香草の香りが特徴なスパイシーヌードルです。
どちらも体が温まる美味しいお料理で、寒い冬におすすめです。
お勘定の時のペンがかわいいピンクのお花付きででてきました。お店の人も親切で気の利いた工夫もされていていいお店でした。
PuTawn Local Thai Kitchen
1584 1st Avenue, New York, NY 10028 地図
以前、紹介したことがある Up Thai など、アッパーイーストサイドには、意外とおすすめタイ料理レストランがあります。
ニューヨークでタイ料理と言えば、クイーンズにある老舗、SriPraPhai もおすすめです。