アメリカを代表する人気国立公園、ヨセミテ国立公園 に、歴史あるとても素敵なホテルがあります。ここ数年、ヨセミテ国立公園を訪れた人は、ヨセミテの有名なホテル、アワニーホテルの名称が、マジェスティックヨセミテ (Majestic Yosemite) という名前になっていて、驚いた人も多いと思いますが、ようやくヨセミテ国立公園の名物ホテルの名前が復活することになりました。2015年から続いていたホテルの名称に関するトレードマークの法的な争いが解決し、晴れてアワニーの名前が復活です。
ヨセミテ国立公園のアワニーホテル (Ahwahnee Hotel) は、1920年代に建てられた歴史ある人気ホテルですが、2016年から、その名称は、マジェスティックヨセミテホテル (Majestic Yosemite Hotel) に名前が変更されていました。アワニーホテルだけでなく、Half Dome Village となっていた Curry Village, Big Trees Lodge となっていた Wawona Hotel などの名称が復活します。
以前、園内の宿泊施設の運営を行っていて、名称の権利者だった Delaware North Companies Inc が、$50 million もの賠償を求め、2015年にトレードマークに関する訴訟を起こし、係争が続いていましたが、ようやく公園側が、$12 million を支払うことで解決を迎えました。国立公園を管轄する NPS 側が、$3.84 million、現在、園内の宿泊施設を運営している Aramark が、$8.16 million を負担し、Aramark の契約が終了する2031年までは、Aramark にトレードマークの所有権が移り、その後は、連邦政府に所有権が返還されることとなり、今後、同じ問題で悩むことはなくなります。
こちらは、ヨセミテ国立公園のツイートです。
Lawsuit Settled Between National Park Service, DNC Parks and Resorts, and Yosemite Hospitality, LLC Over Trademarks and Service Markshttps://t.co/v0WOIpjWhs
— Yosemite National Park (@YosemiteNPS) July 15, 2019
こちらは、ヨセミテ国立公園の1938年の映像だそうで、白黒ですが、今も変わらないその美しい姿が残されています。
1927年に完成したアワニーホテルは、現在も続いていますが、実は、それ以前には 1918年にオープンした、グレイシャーポイントホテルがあったそうです。こちらは、厳しい積雪と、それに続いて起こった火事により、1969年に、焼け落ちてしまったそうです。
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