ワシントンDCには、とてもたくさんの美術館がありますが、その中心はヨーロッパの古典アートから20世紀中頃までの近代美術まであります。そんな中、コンテンポラリーアートを中心とした個性的な特別展を中心としたミュージアムがスミソニアン機関の ハーシュホーン美術館 (Hirshhorn Museum & Sculpture Garden) です。ナショナルモール沿いにあるこの美術館は、グッゲンハイム美術館に影響を受けたような感じで、宇宙船っぽい、もしくは要塞っぽい雰囲気のある近未来風の建物で、ハーシュホーン美術館を取り囲むようにあるガーデンでは、ヘンリームーアや草間彌生など著名な彫刻作品が見られます。一風変わったテーマの特別展がよく開催されていますが、この時は、現在へと続く、作品がコモディティー化し、アーティスト自体がブランドとなりはじめた時代、80年代のアートを紹介するという面白い展示が行われていました。
