アメリカで今大人気となっていて、各都市でどんどん増えていっているフードホール。シカゴにも色々なテーマのフードホールがありました。シカゴで人気のローカルのお店が集まった「リバイバルフードホール」というシカゴの最新のフードホールと、ニューヨークでもお馴染みのイタリアの食が集まる「イータリー (Eataly)」 があります。それらに加えて、なかなかユニークだったのがウエストループにあるヨーロッパ・フランスをテーマにしたフードホール「シカゴフレンチマーケット (Chicago French Market)」 です。
フランス&ヨーロッパをテーマにしたフードマーケットで、フランス風の内装の中に色々なヨーロッパ風のお店が多く集まっています。そんな中、Poke(ポケ / ポキ)など今アメリカで流行っているお店も入ってきているのですが、とにかく店内はとても活気がありました。特にランチ時だったこともあり、本当にたくさんの人が集まってきていて、大人気なマーケットでした。シカゴフレンチマーケットは、2009年にオープンした、意外と老舗のフードマーケットです。
美味しそうなお店がたくさんでどこにしようか迷いましたが、このかわいい子ブタくんのいるモントリオール風老舗パストラミ屋さんで、パストラミサンドイッチを購入することにしました。
お店のおじさんがなかなかこだわり派な雰囲気を漂わせていましたが、期待以上の絶品パストラミサンドです。サイドのコールスローもスモーキー風味でパンチがきいていて美味しいです。
モントリオールで食べた美味しいパストラミを思い出しました。
ちょっとヨーロッパ風の雰囲気を出しているテーブル席エリアへ。
好きなお店で買ってきて、好きなところで食べることができます。と、そこへさっきパストラミサンドを買ったお店のおじさんが様子を見に来ました。ほおばっているときに、美味しい?って突然声をかけられびっくりしましたが、自分のお店のサンドイッチを美味しそうに食べているお客さんを見つけてはうれしそうにしていました。
ちょうどランチタイムだったこともあり、人気のお店は大行列で、食事エリアもワイワイととてもにぎやかで楽しい雰囲気でした。
このシカゴのフレンチマーケットは、フォトジェニックなマーケットです。
ドーナツやハンバーガー、フルーツや豚さんの形をしたかわいいスイーツ屋さんがなんともかわいいです。
グルメなチョコレート。
アメリカ人の大好物、カラフルでかわいいカップケーキ。
彩鮮やかなサラダなどお惣菜を買えるコーナーもあり、美味しそうなもので溢れるフレンチマーケットです。
グリルドチーズのサンドイッチ屋さん。
おしゃれなお花屋さん。
ちょっとした雑貨などもあり。
ボリューム満点のこんなフードもあります。
ワゴンがあったりして、まさにフレンチなイメージで雰囲気作りをしたマーケットです。
ミレニアル世代が大好きなアボガドトースト。最近需要が高いからか、アメリカでは今アボガドの値段が高騰しています。
軽食屋さんだけでなく、カットフルーツとかも売っていて、旅行者にも便利!
マルシェということで、フルーツなども売っており、グローサリーストアのように利用することもできます。
ヨーロッパ風な雰囲気。
ハワイの Poke のお店も人気でしたが、アジアのベトナム料理屋さんもいい感じに人気があります。ヌードルやバンミーのサンドイッチがメニューにありました。フランス・ヨーロッパに限らず、色々な国の食のお店が増えていっているようで、最近のアメリカ人たちの食への探求心が感じられます。
シカゴフレンチマーケット Chicago French Market
131 N Clinton St, Chicago, IL 60661 MAP
営業時間:月-金 7:00-19:30 土 8:30-17:30
定休日:日曜日
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ところで、アメリカのフードマーケットは、イタリア食材のフードマーケット、イータリー (Eataly) をはじめとした先駆者の成功もあると思いますが、世界の様々な食文化を体験してみたい、という嗜好の変化や、高級レストランへ行くよりもカジュアルに美味しいものを食べたいというような需要の変化もあり、フードホールの文化が急速に広まり、大人気となっています。
レストランとは異なり、その時の気分に応じてたくさんある選択肢の中から食事を選択することができ、お手軽に利用することができるのがフードホールのいいところです。
ニューヨークもたくさんフードホールができてきましたが、これからまだまだ新しいフードホールのオープンが計画されています。José Andrés さんのスペインをテーマにしたフードホールや Anthony Boudain さんのアジアローカルB級グルメのフードホールなど、次から次へと新しいコンセプトのフードホールが計画されていて、本当に楽しみです。
実はシカゴも同様で、ユニオンステーションや、Lake View などに、どんどん新しいフードホールの登場が計画されているようです。
フードマーケットやフードホールなどは、食文化を通じて、それぞれの国の文化の魅力を伝えることができる、とても効果的な方法です。日本をテーマにしたものは、期間限定の単発のイベント以外では、まだ見かけたことがありません。日本の食文化を世界に発信するために、オーセンティックな日本をテーマにしたフードマーケットの登場も期待したいですね。