デンマークの首都、コペンハーゲンは、海に面した美しい運河の可愛い雰囲気の街です。お店や家のインテリア、照明のデザインにもこだわりが見られ、アーティステックな素敵なデザインの街でもあります。コペンハーゲンは、童話で有名なアンデルセンが暮らした街であり、美しいお城や宮殿、教会の数々があり、さらにディズニーランドにも影響を与えたという、世界で最も古い遊園地の一つであるチボリ公園や、アンデルセン童話の人魚姫像なども観光名所になっています。メルヘンチックな雰囲気も楽しめる、コペンハーゲンの街には見どころが盛りだくさんです。そんな北欧デンマークのコペンハーゲンの魅力、観光スポットと、見逃せない見どころを紹介します。
コペンハーゲン
デンマークは、ノルウェーやスウェーデン、アイスランドなどと並ぶ、北欧の国のひとつです。そんなデンマークの首都である、コペンハーゲンは、北欧の魅力に加えて、ヒップな雰囲気も兼ね備えた、エネルギッシュさも感じられる大変活気がある街です。例えるならば、コペンハーゲンは、ちょっとニューヨーク、ブルックリンみたいな存在かもしれません。静かで穏やかな雰囲気の他の北欧の街からやってくると、コペンハーゲンのパワーには圧倒されます。
コペンハーゲンの街中で、一番印象的だったのが、驚くほどたくさんの自転車が走っている光景でした。コペンハーゲンのお店屋さんやミュージアムなどの観光スポットは結構夜遅くまでオープンしているところが多く、街全体、とにかく活気があって、とてもエネルギッシュでした。
デンマークのコペンハーゲンといえば、新ノルディック料理で、世界一のレストランに選ばれたことがある Noma という最新気鋭のレストランがあります。また、屋外フードマーケットや、クラフトブリュワリーなど、新しいトレンドもどんどん取り入れられていて、新旧のカルチャーが上手く融合されたとても印象的な街です。
デンマークは、ヨーロッパ大陸の一部であるユトランド半島とその周囲の島々からなる国です。首都であるコペンハーゲンは、デンマークの東部にあるシェラン島にあり、バルト海と北海を結ぶエーレスンド海峡の対岸には、スカンジナビア半島のスウェーデンがあります。
デンマークには、ヨーロッパで最古となる1200年もの歴史を誇る王室があり、そんな王家ゆかりの豪華な宮殿やお城の数々も、コペンハーゲンの人気の観光スポットとなっています。
一方、街中には、アメリカでもお馴染みのウォールアートや、クラフトビールが楽しめるマイクロブリュワリーなども色々と見かけます。
コペンハーゲンでは、綺麗なアパートホテル Zoku と 一等地のホテル NH Collection に滞在しました。お部屋が綺麗で快適でどちらもとてもいいところでした。よりデンマークらしいお洒落なインテリアの空間を楽しみたい人は、コペンハーゲンではアパートホテルのようなところに滞在するのも楽しいです。
コペンハーゲン滞在中、ラッキーなことに、夏真っ盛りだったこともあり、連日、花火が打ち上げられ、お祭りのような雰囲気でした。さすが、ヒュッゲの国、デンマーク、街を見渡すと、それぞれの窓からは、居心地が良さそうな素敵な光が溢れていました。
ニューハウン
カラフルな建物が立ち並ぶ、コペンハーゲンの代表的な写真スポットとなっているのが、ニューハウン (Nyhavn) です。ニューハウンは、かつて船着き場だった場所で、周囲には色とりどりの建物や、レストランなどのお店が立ち並び、多くの人が集まる賑やかなスポットになっています。このニューハウンの周辺エリアには、あの童話で有名なアンデルセンが住んでいたこともあるそうです。
ニューハウン Nyhavn 地図
チボリ公園
コペンハーゲンの中央駅の目の前という絶好のロケーションにある遊園地、チボリ公園は、デンマークの人たちにも大変人気がある、コペンハーゲンの有名な観光名所のひとつです。実際に訪れてみて、ディズニーランドのインスピレーションを受けた場所だというのがよくわかる、夢のある美しい楽しい雰囲気の遊園地で、子供から大人まで年齢層幅広く、誰でも楽しめる工夫がされています。とても夜遅くまで営業しているので、コペンハーゲン観光の締めくくりにふらっと訪れてみるのもおすすめです。
チボリ公園 Tivoli Gardens
Vesterbrogade 3, 1630 København V, Denmark 地図
アマリエンボー宮殿
アマリエンボー宮殿は、デンマーク王家が、9月から4月にかけて暮らす「冬の宮殿」です。アマリエンボー宮殿には4つの建物があり、巨大な広場の四方には、一年中、衛兵さんが警備をしている姿が見られます。
衛兵さんが、ローゼンボー城を、毎日午前11時半に出発し、正午に、このアマリエンボー宮殿で、衛兵の交代式 が行われます。女王様が宮殿に滞在している日は、音楽隊も伴った豪華な式となります。セレモニーの他にも、2時間おきに衛兵の交代が行われています。
アマリエンボー宮殿は、もともとは、貴族により、1760年に建てられた宮殿でした。1794年、デンマーク王室の宮殿だった、クリスチャンボー宮殿で火事が起こり、その後、このアマリエンボー宮殿が購入され、それ以来、アマリエンボー宮殿は王室の宮殿となっています。
アマリエンボー宮殿の建物の一つは、お屋敷博物館となっていて、豪華なインテリアのお部屋に、王室にまつわる遺品などが展示されています。
アマリエンボー宮殿 Amalienborg
Amalienborg Slotsplads 5, 1257 København K, Denmark 地図
フレデリック教会
アマリエンボー宮殿のすぐ近くには、一際目立つ巨大な円形ドームの教会、フレデリック教会 (Frederik’s Church) があります。フレデリック教会は、1749年に建設がはじまりましたが、財政問題から一度中止となり、再び19世紀後半に建設がスタートし、最終的には 1894年に完成しました。
フレデリック教会は、午後5時までオープンしていて、内部を見学することができます。
フレデリック教会 Frederik’s Church
Frederiksgade 4, 1265 København, Denmark 地図
デザインミュージアム デンマーク
デンマークは、ドイツのバウハウスに影響を受けた、機能的でありながら、個性のある ダニッシュデザイン (Danish Design) で有名ですが、そんなデンマークのインテリアに興味がある人におすすめの博物館が、デンマーク デザインミュージアム (Designmuseum Denmark) です。
デンマーク出身の著名インテリアデザイナーの個性豊かな椅子がずらりと並ぶ、デザインチェアのお部屋をはじめ、家具や陶磁器、その他の様々なデンマークのデザイングッズが展示されています。
デザインミュージアム デンマーク Designmuseum Denmark
Bredgade 68, 1260 København, Denmark 地図
クリスチャンスボー宮殿
デンマーク王室が現在住んでいる、アマリエンボー宮殿以前に、王宮だったのが、クリスチャンスボー宮殿です。クリスチャンスボー宮殿は、18世紀後半、火事で焼失し、現在の建物は、20世紀になってから再建され、1928年に完成したものです。
クリスチャンスボー宮殿には、現在、デンマークの司法、立法、行政の3権の最高機関があります。
クリスチャンスボー宮殿の見どころは、何といっても、豪華な美しい、ロイヤルレセプションルーム (Royal Reception Rooms) です。その他、12世紀に建てられたお城の遺構 (Ruins under Christiansborg Palace) や、宮殿の晩餐会の準備をした、ロイヤルキッチン (Royal Kitchen)、馬屋 (Royal Stables)、タワーの展望台 なども一般開放されていて見学できます。
クリスチャンスボー宮殿 Christiansborg Palace
Prins Jørgens Gård 1, 1218 København, Denmark 地図
コペンハーゲン 運河クルーズ
コペンハーゲンは、運河が美しい街なので、運河クルーズを体験するのもおすすめです。コペンハーゲンの運河クルーズでは、街中に張り巡らされた大小様々な運河を進んでいき、時には、船一艘がようやく通れるようなギリギリの水路を通り抜けたりもします。コペンハーゲンの人気スポット、人魚姫の像も運河クルーズで見に行くことができ、そんなコペンハーゲンのウォーターフロントの代表的なスポットを見たり、コペンハーゲンの街の雰囲気を楽しむことができます。先日の旅行では、クリスチャンスボー宮殿近くから出発する Canal Tours Copenhagen という運河クルーズに乗ってみましたが、一時間程の快適な楽しいクルーズでした!
デンマーク国立博物館
クリスチャンボー宮殿から運河を挟んだお向かいにある、デンマーク国立博物館は、バイキングの時代やデンマークの歴史的な遺品はもちろん、エジプトなどの古代文明の遺品なども展示されているミュージアムで、歴史好きにおすすめです。
デンマーク国立博物館 National Museum of Denmark
Prince’s Mansion, Ny Vestergade 10, 1471 København K, Denmark 地図
シャーロッテンボー宮殿
シャーロッテンボー宮殿は、17世紀後半に建てられたニューハウンにある歴史的な邸宅で、コンテンポラリーアートの特別展が開催される現代アート美術館となっています。イベント会場としても利用されていて、訪れた日には華やかなパーティが開催されていました。素敵な雰囲気のミュージアムです。
シャーロッテンボー宮殿 Charlottenborg Palace
Nyhavn 2, 1051 København K, Denmark 地図
アマー広場 Amagertorv
コペンハーゲンの旧市街で、一際賑やかなのが、アマー広場です。ストリートパフォーマーもいたりし、多くの人が集まるスポットになっています。
アマー広場からは、ストロイエと呼ばれる歩行者天国の道が続き、高級ブランドのお店などが並ぶ、ファッション通りとなっています。
アマー広場 Amagertorv
Amagertorv 1F, 1160 København, Denmark 地図
ラウンドタワー
旧市街のメインストリートである、ストロイエには、17世紀に建てられた、ラウンドタワーと呼ばれる歴史ある塔があります。ラウンドタワーは、上ることができ、最上階には展望台があります。
ヨーロッパの古い塔といえば、狭い階段で登っていくのが定番ですが、このラウンドタワーは、なんと中がずっと坂道になっていて、坂道で上まで上ることができます。階段を上るより全然楽で、結構面白い体験です。
展望台にたどり着く、最後の終点部分だけはさすがに階段になります。塔の上からは、点在する尖塔が印象的な、コペンハーゲンの絶景が一望できます。
ラウンドタワー The Round Tower
Købmagergade 52A, 1150 København, Denmark 地図
ローゼンボー城
ローゼンボー城は、王家の「夏の宮殿」として17世紀前半に建てられたお城です。18世紀初頭以降は、王家の緊急避難時にのみ宮殿として使用されていました。
ローゼンボー城の城内は、見学することができ、様々な趣向が凝らされた豪華なお部屋とインテリアの数々が見どころです。ライオンの彫刻が印象的な王の巨大なレセプションルームなどがあります。
お城の地下には、王冠など王家の宝物の数々が展示されています。
ローゼンボー城 Rosenborg Castle
Øster Voldgade 4A, 1350 København, Denmark 地図
デンマークナショナルギャラリー SMK
コペンハーゲンで、一押しの美術館が、ローセンボー城の近くにある国立美術館、デンマークナショナルギャラリーです。
Lucas Cranach the Elder、ルーベンス、レンブラントなどの古典西洋美術、ピカソ、マティス、モディリアーニをはじめとしたモダンアートの他、デンマークや北欧のアートまで幅広い作品が展示されています。
ナショナルギャラリーデンマーク Statens Museum for Kunst
Sølvgade 48-50, 1307 København K, Denmark 地図
ナショナルギャラリーの別館として、ウォーターフロントにある Den Kongelige Afstøbningssamling では、The royal Cast Collection の展示が行われています。建物の外にも、フィレンツェのアカデミア美術館にある、ミケランジェロのダビデ像を模したものなど、様々な彫刻がパブリックアートとして展示されています。
この他、印象派、ポスト印象派の作品が展示されている Ny Carlsberg Glyptotek も、おすすめです。Ny Carlsberg Glyptotek は、ビールのブランド、カールスバーグの創業者の息子さんが設立した美術館です。
コペンハーゲン植物園 & バタフライガーデン
ナショナルギャラリーのお隣は、広い公園となっていて、園内には、コペンハーゲン植物園などがあります。コペンハーゲン大学の付属施設である、デンマーク自然史博物館の植物園です。
Palm House と呼ばれる1874年に建てられた温室内には、様々な植物の他、たくさんのチョウが飛び回るバタフライガーデンとなっています。
コペンハーゲン植物園 & バタフライガーデン Botanical Garden
Gothersgade 128, 1123 København, Denmark 地図
地質学博物館
園内には、同じくデンマーク自然史博物館の一つ、地質学博物館があります。地質学博物館では、鉱物やチョウの常設展が行われている他、様々な特別展も開催されています。現在は終了となっていますが、FASHIONED FROM NATURE と題された自然界のものからインスピレーションを受けた、ファッションの展示が行われていて面白かったです。
展示以外にも、建築、天井画なども美しく見どころとなっていました。
地質学博物館 Geological Museum
Øster Voldgade 5 – 7, 1350 København, Denmark 地図
カステレット要塞
星の形をした、緑豊かな美しい要塞、カステレット要塞 (Kastellet) は、コペンハーゲンの観光名所のひとつです。水に囲まれたカステレット要塞は、橋を渡って中へ入っていきます。カステレット要塞の中は緑が多い、可愛い黄色の家などがある、北欧らしい自然溢れる場所です。あのコペンハーゲンの人気写真スポット、アンデルセン童話の「人魚姫」の像がある場所から近いので合わせて訪れるのもおすすめ!
要塞の周囲は、日本のお城の堀のように水で囲まれていて、気持ちのいい散策路となっています。
カステレット要塞 Kastellet
Gl. Hovedvagt, Kastellet 1, 2100 København, Denmark 地図
人魚姫の像
コペンハーゲンのナンバーワン人気写真撮影スポット、人魚姫の像です。アンデルセン童話『人魚姫』の生みの親、アンデルセンの出身地である、コペンハーゲンに記念に建てられた像です。
この人魚姫を見るために、観光フェリーや、ホップオンホップオフバスなどもたくさんやってきます。
人魚姫の像 The Little Mermaid
Langelinie, 2100 København Ø, Denmark 地図
ランゲリニー公園
人魚姫の像からすぐのところにある公園、ランゲリニー公園は、旅行者だけでなく、ローカルたちも集う、水の景色が美しいところです。夕暮れ時、ローカルたちがたくさん集まる賑わうバーの前では、クラシックカーのイベントが行われていました。さすがおしゃれなデザイン好きのデンマーク人。おしゃれなデザインクラシックカーが大集結していてかっこよかったです。
水辺には、クールなアートも見られ、ローカルたちの夕暮れ時の憩いの場所になっています。
ランゲリニー公園 Langelinie Park
地図
救世主教会
うねうねと捻じれた塔が特徴のコペンハーゲンのユニークな教会、救世主教会 (Church of Our Saviour) です。クルーズからも教会のクルクルした塔のてっぺんが見えましたが、救世主教会の塔に登ってみると、さらにその個性的な教会を楽しめます。
救世主教会 Church of Our Saviour
Sankt Annæ Gade 29, 1416 København, Denmark 地図
フリータウン・クリスチャニア
救世主教会まで来たら、その近くに、コペンハーゲンのユニークなコミュニティエリア、フリータウン・クリスチャニアがあります。コミュニティの人々が暮らしているエリアなので、写真撮影が固く禁止されているエリアなどもありますが、出店などが出て賑わっています。明るい時間帯に訪れるのがおすすめです。面白いアートがたくさんあります。
フリータウン クリスチャニア Freetown Christiania 地図
コペンハーゲンコンテンポラリー
ニューヨークっぽい、ブルックリンぽいエネルギーを感じる場所がコペンハーゲンにはたくさんあります。コペンハーゲンのアートやグルメのシーンでは、新しいものを積極的に取り入れているのをとても感じました。コペンハーゲンコンテンポラリー美術館は、コペンハーゲンの中心地から少し離れた場所にありますが、バスで簡単に行くことができます。この日は、美術館の中で、華やかなパーティが開催されているのに遭遇し、グラス片手に最新アートを楽しむお洒落な人々で溢れていました。
コペンハーゲンコンテンポラリーはとても小さな美術館なので、アート鑑賞の所要時間自体は30分ほどで十分なのですが、その周囲に、とてもにぎわうフードマーケットや、クラフトビールバーなどがあり、ローカルたちのクールスポットとなっているとても活気のあるエリアなので、グルメスポット巡りと一緒に楽しむことができます。
コペンハーゲンコンテンポラリー Copenhagen Contemporary
Refshalevej 173A, 1432 København, Denmark 地図
デンマーク国立水族館 Den Blå Planet
ナショナルアクアリウムデンマーク (National Aquarium Denmark) は、ブループラネットと呼ばれる美しい水族館で、北欧最大の水族館です。2013年にオープンした、コペンハーゲン空港の近くにある水族館で、曲線美の美しい建物がとても印象的です。
サンゴ礁、熱帯雨林、海辺の生物と触れ合えるインタラクティブなコーナーなど様々なギャラリーがある美しいディスプレイの水族館です。コペンハーゲンからバスで簡単に訪れることができ、スーツケースなど大きな荷物を預けることができるロッカーもあるので、空港へ向かう途中に立ち寄ってみるのもおすすめです。
デンマーク国立水族館 Den Blå Planet
Jacob Fortlingsvej 1, 2770 Kastrup, Denmark 地図
ルイジアナ近代美術館
コペンハーゲンの中心地からは少し離れますが、コペンハーゲン周辺に、アート好きにおすすめな、ローカルにも大変人気がある、とても素晴らしい美術館があります。アメリカっぽい名称の現代美術館で、ルイジアナ近代美術館 (Louisiana Museum of Modern Art) というところなのですが、コペンハーゲンから電車で30分程北上し、駅から歩いて10分程の海沿いの素晴らしい立地にある美しい美術館です。
ルイジアナ近代美術館の常設展では、ジャコメッティと、デンマーク出身アーティスト、Asger Jorn が展示されている他、期間限定で様々な現代アートの特別展も開催されています。長期間に渡り展示されていた草間彌生の “Gleaming Lights of the Souls” は、2019年9月23日までの展示となっていますが、準備期間を挟み、新作品の登場が予定されています。
広い敷地の美術館で、海が臨める緑豊かなアートな庭園や、雰囲気のいいカフェもあり、リラックスして楽しめる素敵な美術館です。週末は、夕方6時までですが、火曜日から金曜日までは、夜遅く10時までオープンしているので訪れやすいです。
ルイジアナ近代美術館 Louisiana Museum of Modern Art
Gl Strandvej 13, 3050 Humlebæk, Denmark 地図
クロンボー城
もうひとつ、コペンハーゲンの中心地からは離れているのですが、是非訪れたい、コペンハーゲンの観光名所、シェイクスピアのハムレットの舞台とされる、クロンボー城 (Kronborg Castle) があります。
クロンボー城 (Kronborg Castle) は、コペンハーゲンから電車で 45分程北上した、ヘルシンゲル (Helsingør) という場所にあります。クロンボー城 (Kronborg Castle) は、バルト海と北海を結ぶ、エーレスンド海峡の最も狭い位置に築かれた、昔通行料を徴収していたお城で、その起源は、15世紀にまで遡ることができます。その後、16世紀後半に、現在の姿に近い形で建造されました。1629年に、大火事が起こりましたが、すぐにもとのデザインのまま再建されました。
クロンボー城は、世界遺産にも登録されている、とても美しいお城です。
クロンボー城城内では、宮殿やチャペルを見たり、真っ暗な地下に潜りこんでいって、地下に残されている遺構などを見学したりすることができます。クロンボー城の見どころは、広い城内所々で演じられる、シェイクスピアのハムレットです。決まったショーの舞台があるわけではなく、城内の所々で、役者さんたちのショーが突然始まります。役者さんたちが広い城内で舞台を移しながら演じ、観客たちが動き回る役者さんについていくその光景は、まるでニューヨークで体験したオフブロードウェイショーの Sleep No More のようでした。
クロンボー城の塔も上ることができ、塔の上から望む、クロンボー城周囲の美しい絶景も最高でした!
クロンボー城の門をくぐってすぐのところに、カフェやショップもあります。
クロンボー城 Kronborg
Kronborg 2 C, 3000 Helsingør, Denmark 地図
M/S The Maritime Museum
クロンボー城の入口の手前には、かつてのドライドックを利用した面白いデザインのミュージアム、デンマーク海事博物館 (M/S The Maritime Museum of Denmark) があります。歴史ある博物館ですが、現在の建物は、2013年にオープンした近代的な建物です。
15世紀頃から現在までの船や主要産業など、様々なテーマの海に関する展示が行われています。小さいミュージアムなので見学時間は30分ほどです。
デンマーク海事博物館 M/S The Maritime Museum
Ny Kronborgvej 1, 3000 Helsingør, Denmark 地図
周囲には、可愛いパブリックアートも飾られていて明るい雰囲気で楽しめます。カフェもあり、景色を楽しみながらゆっくりできます。
クロンボー城や、デンマーク海事博物館などがある、ヘルシンゲルは、美しい海辺の町で、コペンハーゲンから少し遠出して、半日旅行で訪れることができます。
ヘルシンゲルからは、対岸のスウェーデンの Helsingborg まで、頻繁にフェリーが出ていて、20分で訪れることができます。また、ヘルシンゲルからコペンハーゲンまでの帰り道に、途中下車し、夜遅くまでオープンしている、ルイジアナ現代近代美術館に立ち寄ってみるのもおすすめです。
美しいデンマークの街、コペンハーゲンは、こんな素敵なところです。
コペンハーゲンのグルメスポットは、こちらで紹介しています。
北欧の国、デンマークのコペンハーゲンを訪れた、3ヵ国周遊の旅はこちらです。