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ニューヨークの街に巨大クレーンが落ちてきた

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街中に高層ビルがたくさん建ち並ぶニューヨーク。最近、老朽化したビルの建て直しや、新しいコンドの建設などで、あちらこちらで大規模な工事をしているのを見かけます。そんな中、とても大きな事故が起こってしまい、ニューヨークでは朝から大きな騒ぎとなっていました。事故が起こったのは、朝8:24、雪の降る日でした。ロウアーマンハッタン、トライベッカの40 Worth Street は、お気に入りのベイカリーの近くでもあり、たまたま歩いていてもおかしくない場所なだけにとても驚きました。
道路にひっくり返って横倒しになったクレーンは、1ブロック分くらいの長さがある巨大クレーンです。写真で見ると、かなりの迫力です。

このような巨大クレーンがある場所は、ロウアーマンハッタンだけではありません。ミッドタウンなどでもあちらこちらにみかけますし、本当、ニューヨークの街中を歩いていると、どこででも遭遇します。工事中のビルの下の歩道には、一応、屋根のようなものがついていますし、みんな普通に通行しているのですが、いつも通るとき、なんとなく心配で上を確認してしまいます。

今回の事故現場には、138人の消防士と、33台の消防車がかけつけたそうです。それを聞くと、いかに大きな事故だったのかがわかります。ちょうどそこに停車していた車の上に落ちてきていて、そばを歩いていた人1人は残念ながら亡くなられました。他2人重症のけが人と1人軽症の人もいるようです。こんな巨大なクレーンが落ちてきたらもっと被害が拡大していてもおかしくなかったと思いますが、悪天候のためクレーンを下す作業中の出来事で、人の流れを止めていたようで、幸いにもそれほど被害は拡大しなかったようです。信号待ちをしていて、目の前でその光景を見た人は、もし、信号を渡っていたらぶつかっていたかもしれない、といっていましたが、マンハッタンの街中を歩いていると、工事中のビルのそばを歩く機会も多いので、人ごとではない、重大なニュースだと思いました。この事故が起こる前から、近隣の人たちは、この巨大クレーンの危険性をちょっと感じていたそうです。

放送禁止用語が多くて、たくさん ”ピー” が入っていますが、偶然ビルの上から、この事故を撮影していた人の動画までありました。

こちらの記事では、”The more construction, the more danger.”と紹介されていますが、ニューヨークは、建設ラッシュということもあり、このような事故は、かなり増えています。通常は、建設関連の事故は、現場で働き、その危険性を理解している作業員が巻き込まれてしまうケースが多いです。そのこと自体も悲しいことですが、今回のように一般の人にまで被害が及ぶようになってくると、市や住人からの目はさらに厳しいものとなっていくと思います。
いずれにしてもニューヨークの街を歩くときは工事中のエリアを避けるなど注意した方が良さそうです。

今は、誰もが情報発信できる時代、このような事件もその場にたまたま居合わせた人がすぐにレポートしてくれています。
以前、ニューヨークの爆発事故のときも、一般の人が事故現場の様子をレポートしていましたね。

イーストビレッジでビル爆発そして崩壊 Pommes Fritesが。。。

ニューヨークの街に巨大クレーンが落ちてきた was last modified: 9月 6th, 2016 by mikissh