警察に保護された話題の可愛い赤ちゃん鳥 セントラルパークでマガモ一家が走り回る!ニューヨークはヒナの季節

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ニューヨークは、新緑の美しい春真っ盛りの5月を迎え、鳥たちの可愛らしいヒナ鳥たちの姿をあちらこちらで見かけるようになっています。先日、マガモの母親と赤ちゃんが、ニューヨークの街中を歩き回っていたところ、警察に保護されて話題となっていましたが、現在のそのマガモ一家が解放されて暮らしているのが、セントラルパークのコンサバトリーウォーター (Conservatory Water) です。セントラルパークには、マガモ (Mallard) や カナダグース (Canada Goose)、コマツグミ (Amerian Robin) をはじめたくさんの鳥のファミリーたちがいますが、この池に放された話題のマガモの赤ちゃんたちは、毎日池の中で走り回っていて、のびのびと泳ぎ回っている可愛らしい光景に、すっかりセントラルパークの人気者になっています。

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ニューヨークは、花々が美しく咲き誇る、新緑の気持ちのいい季節を迎え、たくさんの人々が動き出しはじめていて、とても賑やかになって来ています。そんな春真っ只中、鳥たちの新たな生命も次々に誕生していて、公園の鳥たちも元気いっぱいです。

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セントラルパークをはじめニューヨーク周辺の公園などでは、様々な鳥たちの生まれたばかりのヒナたちの姿をあちらこちらで目にするようになりました。こちらは、木の茂みの中にある、コマツグミ (Amerian Robin) の巣にいた、お母さん鳥と小さな小さな赤ちゃんです。一生懸命大きな口を開けている小さな可愛いヒナをお母さん鳥が温めて見守っているところでした。

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ニューヨーク周辺の水鳥の代表、マガモ (Mallard) は、一度になんと平均11匹もの赤ちゃんを産むそうで、そんな赤ちゃんたちを引き連れている姿もよく見かけます。

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カナダガン (Canada Goose) も、ニューヨークで一年中よく目にする鳥ですが、こちらは、平均5匹程の赤ちゃんを産み、水中ではなく、陸で過ごしている姿をよく目にします。

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セントラルパークで、すっかり人気者になっている、アメリカフクロウのバリーや、今の季節限定で見られる渡り鳥を見ようと、バードウォッチングを楽しむ人が増えています。
多種多様な色合いの種類がある、アメリカムシクイ (Warblers) という渡り鳥たちが人気で、バードウォッチングに絶好の季節となっています。

そんな中、新たに注目を集めているのが、五番街の西側、73ストリートから 75ストリートにかけてある池、コンサバトリーウォーター (Conservatory Water) で暮らし始めたマガモ一家です。
通常は、ラジコンの船で賑やかなコンサバトリーウォーターですが、今年は、静かな池に変身し、カモたちの絶好の住処となっています。

コンサバトリーウォーターは、周囲を段差のあるへりで囲まれている小さな人口池なので、まだ飛べないヒナたちは、壁を越えて池から出ることができず、安心な場所になっています。そして、そんなカモの赤ちゃんたちを見ることができる、絶好の観察スポットにもなっていて、子供連れのファミリーも多くやって来ています。

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お母さんカモに続いて、赤ちゃんカモがスイスイと泳いでいます。ヒナは、全部で11匹もいて、本当に可愛らしいです。

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公園の池なので、野生の自然界と比べて安全だからか、ヒナたちは、かなり自由奔放に動き回っていて、お父さん、お母さんカモたちを困らせている場面もたくさんありました。野生の環境だと本当はお母さん鳥の後にぴったりとくっついて泳いでいるものなのですが、ここの子たちは途中で離れ離れになっても、自由にのびのびと泳ぎ回ったり、休んだりして、思い思いに過ごしていて、見ていてとても面白いです。

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可愛らしい赤ちゃんカモの姿を目の前で見ることができます。

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マガモは、通常、お母さんカモとヒナたちだけで行動していることが多いのですが、このマガモ一家は、お父さんカモもいつも一緒に過ごしていて、家族団らん、仲良しファミリーです。

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高い段差のある池で、地上に出ることができない、ヒナたちは、どうやって寝るのだろう、と疑問に思っていましたが、池の中には、こんな浮きの寝床が用意されていました。

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ヒナたちは、泳ぎ疲れたら、ここに戻って来て一休みしています。

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二羽が仲良さそうに寄り添って休んでいました。11匹も兄弟がいて、全員、姿形が一緒に見えますが、やはり兄弟の中でも気の合う仲良し組というのがいるみたいです。

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赤ちゃんたちは、よく池の周囲のへりに集まっています。壁に向かって登ろうとしているのか、と思ったら、実は、壁にはえている藻を食べているようです。カモの赤ちゃんは、生まれてすぐ自力で泳ぎ、食べることができます。

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まるで楽園のような美しい春の日のセントラルパークのコンサバトリーウォーターで自由に泳ぎ回るカモの赤ちゃんたちの様子の映像です。
とっても小さいのに、突然すごいスピードで、水面を走るようにお母さんカモを追いかけていったりします。その瞬間、周りで見ていた人たちもみんなびっくりしていたのですが、あまりの可愛さに目が離せなくなっていました。

セントラルパークで今人気者になっている、このカモの親子たちは、実はここに来る前に、アッパーイーストサイドの街中を歩き回っていたところ、レキシントンアベニューで、警察に保護されました。ヒナたちが道路を渡ったり街を歩き回っているのは危険なので、安全なセントラルパークに連れて来られたのです。ボックスには、赤ちゃんたちしか入らなかったので、ボックスに赤ちゃんたちを入れて、その赤ちゃんたちの声を聴かせながら母親を誘導して、セントラルパークに連れてきたようです。赤ちゃんたちが全員ボックスに入れられちゃって、この時お母さん鳥はびっくりしたでしょうね。追いかけてくるお母さん鳥を警察官がゆっくりゆっくり誘導しながら、公園に向かう様子が、こちらで紹介されています。

こちらは、自然の野生の環境の池で見つけた、マガモの親子です。こちらは、母親の後をしっかりとくっついて動いていました。

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マガモの母親と赤ちゃんの平和の姿のすぐ隣では、お腹を空かせたオオサギ(Great Egret) が、一心不乱に魚を捕まえていて、危険と隣合わせになっています。

カモの親子は、普通、人間も含め外敵のおそれを感じると水辺の茂みなどに隠れてしまうので、セントラルパークのコンサバトリーウォーターのようにゆっくりと見ていることはできません。コンサバトリーウォーターのマガモの家族は、貴重な機会なので、通りすがりに是非みてみてください。とっても可愛らしい赤ちゃん鳥たちです。ヒナたちが飛べるようになるまでの今後一ヵ月前後は、このまま池で過ごすのではないかと思います。

コンサバトリーウォーターの直ぐ近くの森、ランブルには、セントラルパークで半年以上暮らしている可愛いフクロウも見ることができます。

ニューヨークの賑やかな春 あくびを連発 眠くてたまらない可愛すぎるフクロウ バリー!セントラルパーク6ヵ月目突入

警察に保護された話題の可愛い赤ちゃん鳥 セントラルパークでマガモ一家が走り回る!ニューヨークはヒナの季節 was last modified: 5月 16th, 2021 by mikissh