ニューヨークのラテンアートのミュージアム、エル・ムセオ・デル・バリオ (El Museo del Barrio) 。1年に1度ニューヨークで行われ、とても盛り上がる、ミュージアムマイルフェスティバルで行ってきました。ミュージアムマイルと呼ばれるフィフスアベニューの82ストリートから105ストリートにある全てのミュージアムに夜6時から9時まで無料で入場することができるということもあり、どの美術館も大行列ができ、それはそれは活気のある人気イベントとなっていました。今回は、ミュージアムマイルの一番北側にあり、普段あまり訪れることのない エル・ムセオ・デル・バリオ (El Museo del Barrio) を訪れましたが、さっそく美しく華やかでオーセンティックなメキシコらしいダンスショーが迎えてくれました。
エル・ムセオ・デル・バリオのミュージアムの前は音楽とダンスで超大盛り上がりです。かわいらしいメキシコの民族舞踊で、ちょっと旅先のような雰囲気です。バリオ(barrio)というのは、スペイン語の地域という語源からきていて、アメリカでは、Spanish Harlemなど、ラテン系の人々が住むエリアに対して使われたりしており、文字通りラテンに特化したミュージアムです。
ミュージアムの中の展示は、映画のシーン特集でした。Gabriel Figueroaというメキシコ人撮影カメラマンの作品展です。
映画のワンシーンって切り取ってみても美しい絵になっていいですよね。
映画カメラマンの真剣なまなざしが伝わってくる写真の数々。
ニューヨークを代表する中南米をテーマとした美術館である、エル・ムセオ・デル・バリオですが、お客さんもラテン系が多いということもあるのかもしれませんが、やはり異国感を味わえる美術館です。建物の1階だけが美術館の展示になっていて、エレベーターで上階へ上がって行くと、音楽やダンスのクラス、幼児のクラスなど、ラテン系の人たちの集う場所となっているようです。
ラテンらしい絵画作品も展示されていて、ちょっとラテンの国の旅行先の美術館の気分。1フロアだけなので結構あっというまに見学は終わってしまいます。他の美術館のように常設展示作品というものがないようで、シーズンごとに全然違うテーマに入れ替えになるようです。今回の UNDER THE MEXICAN SKY: Gabriel Figueroa—Art and Film の展示は、6/27までです。
小さいながらもミュージアムショップもあります。
女性たちの華やかな衣装とみんなへの笑顔が素敵でした。
この日はミュージアムマイル沿いのフィフスアベニューが完全に通行止めで、ミュージアムマイルフェスティバル恒例の道路にチョークでお絵かきです。ニューヨークの子供たち、チョークでお絵かきするの大好きなんですよね。でも、実はそんな子供時代を過ごしてきた大人たちも実はチョークでお絵かきするのが好きな人も多く、この日もこどもだけでなく、大人たちも色々描いてました。
エル・ムセオ・デル・バリオ El Museo del Barrio
1230 5th Ave, New York, NY 10029 (104-105th Street) MAP
開館時間と入場料は こちら。
ニューヨークパス の利用ができます。