ホーボーケン (Hoboken) という街は、とても歴史のある街で、昔から残る美しい建物が建ち並び、ニューヨークの夜景を眺めるにも最高のスポットです。マンハッタンの外側にある有名な街のひとつである、ホーボーケンは、ニュージャージー州にあり、ハドソンリバー越しにニューヨークの美しいビューを楽しむことができるスポットとしても有名ですが、ホーボーケン観光 も楽しむことができる、ニューヨーク近郊のちょっとした日帰り遊びの場所としてもおすすめです。ホーボーケンの駅は、現在でも、わりと大きな電車とフェリーのターミナルとなっていて、そんな駅には、ちょっと素敵な映画に出てきそうな歴史的な豪華な待合室もあります。
ホーボーケンから チャイニーズニューイヤーの花火 を見にやってきたこともありました。ワンワールドトレードセンターがそびえたつ、ロウアーマンハッタンの夜景ビューが綺麗です。
ホーボーケンの駅から、川沿いの遊歩道を歩いて少し南側に向かうと、ホーボーケンの駅と、エンパイアステートビル、そして、ロウアーマンハッタンまでのビル群がとてもよく見える絶好の写真スポットがあります。川沿いには、白い鳥たちがいっぱいいて、よくみると、みんなお休み中。
ホーボーケンといったら、このラカワナの時計台が象徴のようになっています。当時、石炭や石油など資源の取れるアメリカの内陸部とニューヨークなど沿岸部に運ぶ交通の要衝として、1907年に誕生した歴史あるターミナルです。
チャイニーズニューイヤーを祝う花火の日だったので、エンパイアステートビルのライトアップがカラフルに変化している夜でした。
ホーボーケンのターミナルでみつけたかわいらしいオブジェ。
この水辺の景色の美しいホーボーケンは、実は、大昔は、ハドソンリバーに浮かぶ島だったそうです。現在では、西側の切り立った崖につながっていますが、ハリケーンなどで大雨が降ったりすると、街の低い部分はこのように洪水になってしまうようです。
(nytimes – Eduardo Munoz/Reuters)
ホーボーケンの街は、全体が低いわけではなく、景色のよく見える小高い丘もあります。例えば、Stevens Institute of Technology という大学があるのですが、その辺りは小高い丘になっていて、こんなマンハッタンの絶景を見ることができます。
ホーボーケンのターミナルに乗り入れるたくさんのニュージャージートランジットの電車の駅。
駅の時刻表を見ると、知らない行き先の電車がいっぱいあります。ニュージャージーの郊外への電車のハブターミナルとなっています。
古き良き歴史を感じさせるチケット売り場。
待合室の建物の中です。
天井も豪華なステンドグラス飾り。
ホーボーケンは、かつてドイツのハンブルグを結ぶ船が出ていたそうで、ドイツからの移民も多い街だったようです。そんな過去と関係あるかどうかは分かりませんが、Pilsner Haus & Biergarten という人気のビアガーデンもあります。ハドソンリバー沿いはよく整備され、景色もとてもいいので、気候がいい時期には時々遊びにやってきます。
この他、ホーボーケンは、1846年に、はじめて正式に記録の残る野球の試合が行われた場所だそうで、「野球の生誕の地」とも呼ばれています。
イタリア系移民も多い町だったようで、そんなイタリア系で、かつて大スターだった、ニューヨーク・ニューヨークの歌でも良く知られるフランク・シナトラの生誕の地でもあり、生家の跡も残っています。昨年は生誕100周年だったようですね。
天気のいい週末などに訪れてみると、またニューヨークとは少し違った雰囲気を楽しめます。