世界的な流行から、世界保健機構 (WHO) により、パンデミック宣言された、新型コロナウイルス (COVID-19) ですが、そんな影響がニューヨークでも出始めています。昨日の ヨーロッパからアメリカへの渡航禁止 の発表には驚かされましたが、今日、ニューヨークを代表するミュージアムである、メトロポリタン美術館は、明日から休館となることが発表されました。
今年で150周年目を迎えるニューヨークを代表するミュージアム、メトロポリタン美術館が、明日、2020年3月13日から、世界で猛威を奮う、新型コロナウイルス(COVID-19) 対策のため、しばらくの間、休館することが発表されました。対象となるのは、5番街にある メトロポリタン美術館本館 の他、同じくアッパーイーストサイドにある Met Breuer、マンハッタン北部にある クロイスターズ の全3館です。
メトロポリタン美術館の公式発表 や、ツイートによると、特に感染者が発見されたわけではないようですが、全館の完全清掃を行うための一時閉鎖だそうで、いつまで閉鎖になるかはまだ未定で、今後の予定については来週あらためて発表されます。
A statement from Met leadership regarding COVID-19:
1/5 We will be closing all three locations—The Met Fifth Avenue, The Met Breuer, and The Met Cloisters—temporarily starting tomorrow, March 13, to support New York City’s effort to contain the spread of COVID-19.
— The Metropolitan Museum of Art (@metmuseum) March 12, 2020
今後の状況によりますが、毎年5月の初旬に開催される注目イベント、Met Gala にも影響があるかもしれない、と思っていましたが、やはり、現在の非常事態が収まるまで、無期限の延期となりました。
The first Monday in May will not host the #MetGala this year: The @MetMuseum has announced that the Met Gala has been postponed indefinitely. https://t.co/J3uMPvNunq
— Vogue Magazine (@voguemagazine) March 16, 2020
こちらの公式サイトで発表されていますが、フリックコレクションも今日から、休館となっています。
そして、メトロポリタンオペラ (MET Opera) 、ニューヨークフィル、カーネギーホールなどのコンサートも 3/13 から 3/31 まで中止になります。
ヨーロッパからの旅行者入国制限は、ニューヨークにかなりのインパクトを与えていくかもしれません。