ニューヨーク非常事態終了!コロナ後復興の新局面へ

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ニューヨーク州では、昨年3月7日に非常事態宣言が出されてからこれまでずっと非常事態下にありましたが、とうとう明日で非常事態が終了となります。ニューヨーク州は、6月15日に、18歳以上の70%が、少なくとも一度のワクチン接種を完了したことから、コロナ対策のため州で課されていた様々な制限はすでに終了していましたが、明日で非常事態も終了し、長かったコロナ下の状態も一区切り着くことになります。

ニューヨーク州では、ワクチン接種が順調に進み、デルタ変異型の心配はあるものの、現在、検査陽性率は0.5%以下、入院患者は500人以下、死亡者も一桁と状況は、劇的に改善しています。
6月15日には、18歳以上の少なくとも一度のワクチン接種率が、70%を越えたため、コロナ対策のために州で課されていた特別ルールが解除されました。

ニューヨーク 6月15日 復活記念日!ワクチン接種率 70%超達成で制限終了へ

ニューヨーク州では、昨年、2020年3月7日に非常事態宣言が出され、それ以降、州知事令による、コロナ対策ルールにより、様々な対策が行われていましたが、その必要性もなくなってきており、ニューヨーク州での非常事態が、明日、2021年6月24日で終了となることが、ニューヨーク州知事のクオモさんにより発表されました。
これで、ある日突然、新たな制限が出てくることはなくなり、これからは、州議会による通常の立法プロセスにより、新たな法律が出されることになります。

レストランやバーなどでのアルコール飲料のテイクアウトやデリバリーの特例も、明日で最後となります。

ただし、国レベルでは、2020年3月13日以降、現在も、非常事態下が続いています。ニューヨーク州では、学校、公共交通機関、ヘルスケア機関などでは、CDCのガイドラインに従う形で、今後も、マスク着用が必須となっています。

アメリカ非常事態宣言 国家レベルで本格的に新型コロナウイルス対策へ

ニューヨークでは、昨年、3月1日に初のコロナ感染者が確認されて以降、気が付いたときには既にコロナ感染が蔓延状態となっていて、急展開で4月頃には世界の感染の中心的存在となっていました。

ニューヨーク 新型コロナ危機の経過とまとめ NY感染ピークまでの軌跡を振り返って

その後、一旦落ち着き、経済再開を段階的に進めましたが、やはりワクチンなしの状態だったため、秋のホリデーシーズン以降、感染者が再び急増。
12月中旬以降、ワクチン接種がはじまり、接種率が高まるに連れて、様々な制限を解除した上で、感染状況は劇的に改善しています。
Museum of the City of New York では、コロナ下のニューヨークを振り返る特別展が開催されている他、ニューヨークヒストリカルソサエティでは、ワクチン接種第一号となった、ニューヨークの看護士、Sandra Lindsay さんの写真とワクチンカードが展示されています。

New York Historical Society (14)

ニューヨークではみんなほぼ日常が戻ってきていて、すっかり終わりモードになっていますが、レイバーデーには、エッセンシャルワーカーのメモリアルが、バッテリーパークシティに誕生します。

ニューヨーク非常事態終了!コロナ後復興の新局面へ was last modified: 6月 23rd, 2021 by mikissh