刻々と変化していくニューヨークの街。世界の交差点などと呼ばれるエンターテイメントの中心地、タイムズスクエアもひさしぶりに通りかかってみると、なんだか雰囲気がガラッと変わっています。さて、何が変わったのでしょう?
実は、タイムズスクエアで新しい規制が設けられることになりました。
ゾーン内に立って何かのゲームをしているかのようにも見えますが、新しいルールにより、タイムズスクエアのブロードウェイ沿い、42ストリートから47ストリートまでのエリアにおいては、着ぐるみたちを含むチップ営業をする人々は、エメラルド色の特別ゾーン内でのみしか活動することができなくなりました。
規則を破った場合は罰金500ドル。警察官の数も以前より多く、しっかり監視されている様子でした。
タイムズスクエアの広場にテーブルと椅子の数が増え、休憩スペースが広くなった気がします。
道沿いの東側と西側に作られた商業用エリア。見ていてきっと誰もが感じると思いますが、まるで檻に中に入れられてしまったよう。自由に動き回れず、そのエリアの中に集まる着ぐるみたちのちょっとかわいそうな姿。。。
以前までは自由に、そしてアグレッシブに活動していました。
着ぐるみたちだけでなく、ストリートパフォーマーも同様に。
営業活動の場所を限定されたのは、バスツアーなどを販売する人たちも全員対象です。
以前までは着ぐるみさんたちは、子供連れのファミリーや、カメラを持っている人たちを見ると積極的にアプローチをかけて、写真を一緒に撮り、チップを得ることができていました。でも、新ルールによりゾーンを限られてしまったため、自分から近づいていって写真を撮ることができず、お客さんたちの方から来てもらうしかなくなってしまったため、商売あがったりのようです。
ネイキッドカウボーイ (Naked Cowboy) さんを発見!
新ルールで活動エリアを限定されたことによって、逆に商売繁盛してしまった、ネイキッドカウボーイさん。着ぐるみさんたちとは対照的に新ルール適用で好調のようです。この日もすぐにお客さんがやってきて、ネイキッドカウボーイさんととってもうれしそうに写真撮影中!
うらやましそうに見つめる着ぐるみさん。。。明暗が分かれてしまった新ルール。。。
昔あんなにたくさんいたボディペインティングのお姉さんたちも、今ではたったひとりに。こちらもアプローチをかけづらくなったのでビジネスが成り立たなくなってきたのかもしれません。
タイムズスクエアの名物エンターテイナーといえば、自由の女神扮するこちらの人。この自由の女神さん、新ルール適用があまり影響がない人の一人かもしれません。もともと動けないエンターテイナーですからね。むしろ、このゾーンの色が自由の女神色とぴったりマッチし過ぎて、この自由の女神のエンターテイナーゾーンにすら見えます。なかなか繁盛しているようです。
やはり、この日もノリノリでした!
長期的なブランド構築戦略が明暗を分けているのかもしれませんね。
タイムズスクエアのゾーンルールとは関係ありませんが、タイムズスクエアにできた新しい出店が大繁盛していたのでご紹介します。
あの有名なストランドブックストアです。
ストランドブックストアはニューヨークの人気ブックストアで、このお店のエコバッグなどグッズが旅行者にも大人気なんです。今までお店がウエストビレッジの本店しかなかったのでお土産を買いにそこまで行かないといけなくて不便だったのですが、このタイムズスクエアのお店だったら、ミュージカルを見るときなど、旅行者だったら通る機会もある場所なので、ちょっとしたお土産探しに立ち寄ってみるのにおすすめです。