ニューヨークは、先週からとても暖かい日が時々やってきていて、すっかり春らしい雰囲気になって来ています。そんな春の到来を感じて、春を告げる動植物たちも動き出している今日この頃です。セントラルパークの一番桜、数ある桜の中でも最も早咲きで知られる、オカメザクラがいよいよ咲き始めていて、早速、お花見を楽しんでいる人たちもいました。そして何よりも驚きなのは、現在、イースターのシーズンですが、イースターバニーにふさわしい可愛らしい野ウサギがセントラルパークに出没しているのです。アメリカ東部に生息する綿のような尻尾をしたウサギ、トウブワタオウサギ (Eastern Cottontail) です。普通にウサギがセントラルパークを走り回っているなんて、とても珍しいことなので、目の前に現れたときには、本当にびっくりして感動してしまいました!
ニューヨークでは、春を迎える季節の変わり目で、寒暖の差が激しい日が続いていますが、先週の金曜日、3月26日は、27度越え (82°F) ですっかり春のような一日でした。週末のセントラルパークでは、そんな素晴らしい暖かい春の日を楽しもうと、びっくりするくらいたくさんの人がやって来ていて、公園中、ピクニックを楽しんでいる人たちでいっぱいでした。
ベセスダ噴水やテラス周辺では、みんなでサルサを踊っていたり、ローラースケートをしている人、コスプレをしている人など、みんなそれぞれ色々楽しんでいて、とても盛り上がっていました。
セントラルパークの貯水池 の西側のエリアでは、週末、数ある桜の中でも最も早咲きで知られる、オカメザクラが咲き始めていました。桜の木の下では早速お花見を楽しんでいる人たちがいてとても楽しそうでした。オカメザクラは、イギリスの桜愛好家により、20世紀前半に開発されたもので、カンヒザクラとマメザクラを交配してできた桜です。
オカメザクラは、クイーンズのフラッシングメドウズコロナパークのユニスフィア周辺も名所になっています。
例年 ソメイヨシノ は、4月中旬から下旬頃、八重桜 は、4月下旬から5月初旬頃に見頃を迎えます。
園内各所で、ラッパスイセン (Daffodil) などの春の花々が見られるようになっています。
シェイクスピアガーデンにも可愛らしいお花がちらほらと。
シェイクスピアガーデンの春を感じて楽しんでいたところ、その近くで、野ウサギが現れてびっくりしてしまいました。
春を感じているのは、人間だけではなかったんですね。動物たちも動き出しています。セントラルパークで、今まで色々な動物を見てきましたが、野ウサギを見ることができたのは、今回が初めてです。とてもかわいらしくて、感動してしまいました!
こちらのウサギは、アメリカ東部に広く生息し、尻尾が綿のようになっていることから、イースタンコットンテール (Eastern Cottontail)、日本語では、トウブワタオウサギと呼ばれています。
イースター前で、まさにイースターバニーの感じの可愛いウサギさんなのですが、生えだしたばかりの新鮮な緑の草を見つけては夢中で食べていました。
可愛いウサギさんの様子は、こちらです。
ニューヨークで一番、春の訪れを感じることができるスポットは、やはり、セントラルパークです。イースターにピッタリな癒しの憩いのスポットです。