4月上旬で桜と言えば、先日、ピークになったばかりの ワシントンDCの桜 が思い浮かびますが、実は、ニューヨークでも、早咲きの桜があり、現在、満開になっています。ニューヨークの一番桜となっているのは、オカメザクラ (Okame Cherry Tree) です。ニューヨークで最も有名なオカメザクラの名所は、クイーンズのフラッシングメドウズパーク (Flushing Meadows Corona Park) で、そのシンボルである、ユニスフィア(Unisphere) 周辺に咲いています。週末には、満開のオカメザクラの中、お花見を楽しむ人々でいっぱいでした。
フラッシングメドウズパーク (Flushing Meadows Corona Park) は、フラッシング (Flushing)という、ニューヨークのクイーンズの東部のチャイナタウンがある、アジア系の人々が多く住んでいる地区と、コロナ (Corona) という、名前もそうですが、新型コロナによる医療危機で一躍有名になった地区の間にある公園です。テニスの全米オープンの開催地としても知られ、すぐ近くには、メッツの球場、シティフィールド (Citi Field) もあり、スポーツの試合の観戦で訪れる人も多い公園です。
ユニスフィアの東側には、早咲きのオカメザクラ (Okame Cherry Tree) が、ずらりと並んでいて、ニューヨークの早春のお花見の人気スポットになっています。春らしい美しいピンクの桜を楽しみに、たくさんの人がやって来ていました。
オカメザクラは、今ちょうど満開となっていて、とても迫力があります。オカメザクラ (Okame Cherry Tree) は、20世紀前半、イギリスの桜愛好家、Collingwood Ingram さんにより、カンヒザクラとマメザクラを交配して誕生した品種の桜で、早咲きが特徴です。
桜の木の下で、立食パーティをしていたり、レジャーシートを広げて、ピクニックをしていたりする光景が、あちらこちらに見られました。
満開の桜の木の下で、写真撮影を楽しんでいる人もたくさんいます。毎年、桜が満開のブルックリン植物園などでもよく見かけますが、美しい桜の時期に必ず見かけるのが、コスプレ姿で写真撮影を楽しむ人々です。日本のアニメの影響が感じられますが、ニューヨークの春の風物詩のようになっています。
ユニスフィアの周辺の広場などでは、社交ダンスを楽しむグループが盛り上がっていたりし、春の週末を楽しむ光景が広がっていました。
フラッシングメドウズコロナパークの広い園内では、サッカーや、テニス、スケボーなど様々なスポーツを楽しんでいる人でいっぱいです。
少し早い時期ですが、早速、BBQを楽しんでいる人たちもたくさんいました。
春のいい季節の始まりの4月初旬ごろというと、例年、旅行などでお出かけしている人も多い時期ですが、今年は、昨年から続いているウィズコロナのおかげで、家の近くで過ごしている人も多いと思います。今の時期だからこそ楽しめる、今まで知らなかった近場の魅力を再発見してみるのも楽しいです。
Flushing Meadows Corona Park
Grand Central Pkwy and, Van Wyck Expy, 11354 地図
フラッシングメドウズコロナパークのオカメザクラが咲いているスポット、ユニスフィアの近くには、クイーンズ美術館があります。
クイーンズ美術館は、現在、事前予約制 (キャパシティに余裕があれば直接入館可) ですが、コロナ対策の下、入館無料でオープンしているので合わせて訪れてみるのもおすすめです。
ニューヨークの一番桜、オカメザクラは、マンハッタンでは、セントラルパークで見られます。
ジャクリーヌオナシスケネディ貯水池の西側で、満開のオカメザクラの木の下で、お花見のピクニックを楽しんでいる人たちもいました。
ニューヨークの本格的な桜のシーズンは、これからです。これからお花見を存分に楽しみたいと思います。
