ニューヨークの自宅待機が始まってからそろそろ二か月ほどになります。始まったばかりの頃はどうなることかと心配していましたが、過ぎてしまえば意外とあっという間で、おうち生活も慣れてきて、まだまだ続けられるかも、と思ってしまう今日この頃です。不要な外出禁止令のもとでは、食料品のお買い物や、体を動かすためのウォーキング、ジョギングなどは問題なく、また、スモールビジネスを応援しようということで、近所の飲食店でテイクアウトすることもできます。
はじめの頃、みんなが食料品のまとめ買いをしていたので、スーパーマーケットも混んでいて、品物によっては棚が空っぽになるほど買われていたりしましたが、今は、かなり落ち着き、効率的になり、むしろ空いていていいかも、と思えるくらいです。
スーパーでは、短期間で、見違える程しっかりとした対策が実行されるようになっていて、効率的にお買い物ができます。
ルールの変化に合わせて、適応力があるニューヨーカーたち、コロナ禍でのソーシャルディスタンスのルールが気持ちがいいくらい守られていて感動します。ニューヨークでは、フェースカバー必須のルール ができ、マスクを着用していないとスーパーマーケットの中に入れなくなりましたが、みんなお買い物の時もジョギングやお散歩のときも、ほとんどの人がきちんとマスクをするようになっています。時々、マスクが苦手なんだろうな、というおじさんとかが、マスクをあごにずらしていたり、中には、おでこにつけていたりという、おちゃめな人もいますが、必要になれば、いつでも身に着けられるよう、みんながきちんとマスクを用意しているのはすごいなと思います。
最近あらゆるお店屋さんの前にある、このようなマーク。一定間隔についているこのマークは、ソーシャルディスタンスのマークです。
みんながソーシャルディスタンスを取りやすいように、親切に列に並ぶ時の目印をつけてくれています。
ここしばらく食料品はデリバリーを頼むことが多かったのですが、やはり手に入りにくいものも色々あります。そんな代表が、美味しいチーズやオリーブなどで、久しぶりにゼイバーズにやって来ました。こちらも、入店待ちの列の間隔の目印がある他、オリーブの取り分けコーナーがなくなり、パック詰めで売られていました。ヨーロッパ各国産のチーズも今とてもお買い得になっていて色々お得にお買い物ができました。
ずいぶん遠いところまで列が伸びてるなぁ、という時は、行くのをやめてしまいますが、最近は、列も短くなってきていて、素通りで入れたり、数分も待たずに入れることもあったりします。そろそろみんなグローサリーショッピングをそんなにする必要がなくなってきたのか、お財布のひもを引き締め始めたのか、スーパーの来客数が最近減ってきているそうです。
コロナで自宅待機になってから、お店の前にお客さんが列を作り、棚も空っぽの時があったので、スーパーマーケットはすごく売れてるイメージがあるかもしれませんが、実は、通常に比べると入店できるお客さんの数をかなり減らさなくてはいけなくなっているため、売り上げはそれ程の伸びてはいないようです。
シタレラも、通常のデリバリーではなかなか手に入らないものが色々と揃う、おすすめのグルメショップです。
これくらいの列だと、長そうに見えても意外と進みは早く、5分ほどで入れてしまいます。外で待つ時間を入れても、通常時のお買い物の時間とあんまり変わらないか、むしろ早く済ませられます。というのも、店内の人の数が本当に少ないので、空いていて快適で、レジ待ちの時間が全くないのです。今までレジ待ちで並んでいた時間を考えると、外で待つ時間は実は全然大したことありません。
お店の中に入ってくると、中はとても空いていて快適にお買い物ができます。商品もいっぱいで、ずらりと並んでいます。
しばらく入手困難だった小麦粉も、今はどこへ行っても売っていて、普通の状態に戻ってよかった、とほっとしています。
グローサリーストアの店舗の中には、デリバリー専用となっている場所もあります。ミッドタウンのブライアントパークの目の前にある、ホールフーズマーケットは、今は一般のお客さんは入れない、宅配専門の店舗になっています。最初の頃、オンラインで宅配の予約を入れるのもとても大変でしたが、今はだいぶ楽になっています。
ニューヨークの人気スーパーは、こちらでも紹介しています。
