ニューヨークのタイムズスクエアは、眠らない街ニューヨークの象徴的な場所ですが、今は珍しく休眠中です。コロナのパンデミック対策で真っ先に閉じられたブロードウェイの劇場たち、あまりに急な休演のお知らせにびっくりしましたが、あれからもう2か月以上、劇場の明かりは消えたままです。タイムズスクエアというと、いつ訪れてもたくさんの人込みで、人がいっぱいいる光景が当たり前のように思っていましたが、今はこんなに静まり返っています。
ニューヨークの繁華街といったら、まず思い浮かぶのが、ミッドタウンにあるタイムズスクエアですが、現在、コロナのため、ほとんど人がいない状態で、今まで見たことがないような不思議な空間となっています。
タイムズスクエアの象徴的なものといったら、高層ビルと、あともう一つは、巨大な電子公告。これほど派手なネオンの街の姿は、ニューヨークではここタイムズスクエアにしかありません。
そんな電子公告は、今、タフなニューヨーカーたちを励ますメッセージに。
「ニューヨークタフ」#NewYorkTough は、3月に、コロナによる緊急事態となって以来、毎日、欠かさず会見を開いている、ニューヨーク州知事のクオモさんの決め台詞として、有名になっています。
New Yorkers are smart.
New Yorkers are resourceful.
New Yorkers are united.
New Yorkers are tough.
We are all in this together and we will get through this together.
ニューヨークは、大変な時期を乗り超えて来ました。
看護婦さん、お医者さんも映像に登場し、みんなで力を合わせて乗り越えていこう、とメッセージを送っています。
そして、「ありがとう」の感謝の気持ちも。
ニューヨークでは、午後7時の拍手 (#ClapBecauseWeCare ) をはじめ、様々な感謝を表すささやかなイベントが恒例となりました。
普段は、着ぐるみのエンターテイナーさんたちなど色々な人が集まっている場所でも今は誰もいなくて、あまりにすっきりとしてしまって、なんだかタイムズスクエアじゃないみたいな感覚になります。
そんな中、アメリカ国旗のネオンだけはいつも通りに輝いていました。
先日、ディズニーのアナ雪のブロードウェイミュージカル「フローズンの終了のお知らせ」を聞き、本当にびっくりしました。ブロードウェイミュージカルは、かなり早い時期に休演となってしまいましたが、オープンするのは最後の最後となります。コロナで休業になってからすでに2か月以上たちますが、まだフェーズ１にも達しておらず、劇場がオープンできるのは、フェーズ４。秋まで待たないといけない ので長期戦です。
Disney+ でもディズニー作品が色々楽しめます。大人気ブロードウェイミュージカル、ハミルトン の映像作品も、予定を早め、7月3日に、Disney+ に登場します。
100年程前にパンデミックとなった スペイン風邪 を含め、最近では、911事件、ハリケーンサンディなど様々な災害や事件が起こっているニューヨークですが、長い歴史の中、こんなにも長い期間に渡りシャットダウンが起こるのは、初めてことです。
こちらの映像では、ニューヨークの定番スポットの現在を過去のニューヨークの歴史を含め紹介しています。ニューヨーカーの憩いの公園、セントラルパーク や、現在、閉鎖中のメトロポリタン美術館 の館内の様子もあります。
これから4段階のフェーズに渡ってニューヨークは再開していきます。ニューヨーク州の一部では、5月15日から経済再開の第一歩を踏み出していますが、コロナの大流行地となった ニューヨークシティ (NYC) は、もう少し先になります。
