ニューヨークのアッパーイーストサイドにあるユダヤの文化と歴史を伝えるジューイッシュミュージアムは、昨年から、常設展が閉鎖されていましたが、先日、新しいテーマの常設展がオープンしました。Scenes from the collection と題された展示で、4000年以上も遡ることができる歴史的な遺品からコンテンポラリーアートまで膨大なコレクションの中から600点程が選ばれ、展示されています。
ミュージアムでは、以前は、時代や分野に分けての展示が常識でしたが、最近は、核となるテーマを決め、時代を問わずに歴史的な遺品からコンテンポラリーアートまでテーマに沿ったものを選び、混在する形で展示する形式が流行しているように感じますが、今回のジューイッシュミュージアムの新しい展示も、そんな形式での展示となっています。
ユダヤ文化を象徴する遺品などが数多く展示されています。こちらは、メノラ(menorah)。ユダヤ教の12月に行われるお祭り、ハヌカの時期に使われるロウソクを灯す台です。
珍しい小物などがたくさん、ビビッドな赤を背景に美しく展示されています。
ジューイッシュらしい絵画も展示されています。
この他、映像作品や、
カラフルなコンテンポラリーアートなどユニークな作品や遺品が勢揃い。
イスラエルの国旗にも描かれており、今でもすっかりイスラエルのシンボルとなっているダビデの星にまつわる展示もあります。
かなり古い中東エリアの写真を拡大鏡を使って眺めるという面白いコーナーもありました。
こちらは、新常設展の紹介ビデオです。
以前の常設展は、こんな様子でした。
1階では、3月18日まで、ジューイッシュファッションの特別展が開催されています。エルサレムにある Israel Museum からやって来た衣装が数多く展示されています。アジア風の衣装も多い気がします。
クラシックなウエディングドレスなどレトロなファッションも展示中。
ジューイッシュミュージアム The Jewish Museum New York
1109 5th Ave, New York, NY 10128 (92-93St) 地図