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ジューイッシュミュージアム Jewish Museum ニューヨークのユダヤ博物館

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明日6月9日は、ミュージアム好きには嬉しいニューヨークの年に1度のイベント、ミュージアムマイルフェスティバルが行われ、ミュージアムマイルと呼ばれるフィフスアベニューの82ストリートから105ストリートにある全てのミュージアムに夜6時から9時まで無料で入場することができます。そのミュージアムマイルにあるミュージアムの中でも、ちょうど真ん中あたり、92ストリートに位置する、フランス風の貫禄のある素敵な建物の中には、ユダヤをテーマにしたジューイッシュミュージアム (Jewish Museum) があります。明日、どのミュージアムに行こうか迷っている人もいるかもしれませんので、先日訪れた時の様子について紹介しておきます。

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ジューイッシュミュージアム (The Jewish Museum New York) は、ユダヤにテーマを絞ったミュージアムで、ユダヤの文化や歴史、宗教、アート、そしてハヌカなどのセレモニーで使われる道具などが詳しく展示されています。おそらくアメリカでは、そしてイスラエル国外でも、最も充実したユダヤに関するミュージアムの一つではないかと思います。

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この美術館が入っているのは、1908年に建てられたフランスルネッサンス様式のFelix M. Warburg Houseです。1944年にこの建物がジューイッシュミュージアムへ寄付され、1947年から一般にも公開をはじめたそうです。ユダヤ系のミュージアムというとホロコーストに関するものが多いのですが、ここは文化、歴史、宗教、アートとより幅広く、全体像をバランスよく理解し、楽しめる構成になっています。

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建物の中はセンスのいい空間が広がり、とても気持ちよく、歴史のあるお屋敷に遊びにきたような雰囲気を楽しむことができます。また、ジューイッシュのカルチャー以外にもアート作品の展示も色々あります。

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アート系の作品はモダンな現代アートのものも多く、現在は、同じようなパターンを繰り返し使うテクニックのアートを集めた”Repetition and Difference”という特別展が行われています。

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こういった、色違いで同じパターンを繰り返すものもあれば、

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同じレンガを詰めあげて綺麗に並べただけのアートなども。

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発掘された古代の粘土造りの人形を集めてみたアートもミラーを使ってかっこよく展示。

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ジューイッシュデザインのお皿も

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ユダヤ人男性のがかぶっていることのある頭にちょこんと乗せた帽子のことをキッパ(Kippah)といいます。ユダヤ系の多いニューヨークではよく見かける光景ですが、知らない人は何だろうと興味をそそられるかもしれません。以前、イスラエル旅行で、エルサレムの嘆きの壁を訪れた時には、ユダヤ教徒でなくても男性はキッパの着用が必須で、ブルーの簡易キッパが貸し出されていました。宗教的にキッパはユダヤ人男性にはとても大切なもののようです。そんなユダヤ人男性の必須アイテム、キッパも、並べてみればこんなに種類豊富でアートになります。

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ちょっとモダン系の彫刻アートや、

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絵画もいろいろ。

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この一見かわいくコミカルにみえる絵は、実は、ナチスをやっつけるという政治的なテーマを持った絵だったりします。

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貫録のある木製彫刻、”The Altar”。

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イスラム文化の影響も。

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ユダヤ人の4大フェスティバル、Passover、Rosh Hashanah、Yom Kippur、Chanukkahについても、その時行われる習慣とともに説明されています。

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シナゴーグの様子。

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シナゴーグに欠かせないトーラ。旧約聖書の内容が書かれた巻物。シナゴーグにみんなで集まり一緒に読むようです。今は儀式のようになっているのでしょうが、おそらく現存する最古のストーリーテリングの一つで、最初はソーシャルリーディングのような感じだったのかもしれませんね。今でも受け継がれている事実にはビックリさせられます。

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自由の女神をデザインにしたニューヨークらしさの加わったアイテム。ハヌカの燭台、メノーラのよう?

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中東は昔から人の往来の激しかった地域。イスラエルには、ビザンチン帝国の影響で、モザイクもたくさんあります。

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ジューイッシュミュージアム The Jewish Museum New York
1109 5th Ave, New York, NY 10128 (92-93St) MAP

ミュージアムマイルフェスティバルなどの機会に、ミュージアムのはしごをしたりなど、普段あまり訪れることのないミュージアムを色々訪れてみるのも楽しいですよ。
ミュージアムマイルフェスティバルに参加するミュージアムは、メトロポリタン美術館、ノイエ・ギャラリー、グッゲンハイム、クーパーヒューイット、 ニューヨーク市博物館などに加えて、ジューイッシュミュージアムや、プエルトリコを中心としたラテン系のエルムセオデルバリオEl Museo del Barrioなどもあり、普段あまり触れることのない異文化を体験することができます。
参加ミュージアム一覧と詳細に関しては、こちらのMuseum Mile Festivalのサイトを参考にしてみて下さい。

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ちなみにニューヨークには、いくつか他にもユダヤに関連するミュージアムがあるので紹介しておきます。
一つ目はロウアーマンハッタン、バッテリーパークの近くにあるミュージアム オブ ジューイッシュ ヘリテージ (Museum of Jewish Heritage)です。

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第二次世界大戦中に、リトアニアの領事館で外交官だった日本人、杉原 千畝(すぎはら ちうね)さんの英雄伝についての展示などもあり、とても感動的でした。当時、国の命令に背くことになるにも関わらず、ナチスの迫害から逃れてきた6000人もの避難民達にビザを発行するなど、脱出の手助けをしてあげたそうで、深く感謝されています。
ユダヤの文化、習慣などの展示もありますが、こちらミュージアムの中心はホロコーストに関するものとなっています。

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Museum of Jewish Heritage
36 Battery Pl, New York, NY 10280

もう一つはユダヤ系移民の中心地であったロウアーイーストサイドのミュージアム、Musum at Eldridge Streetです。歴史的なシナゴーグを復旧して作られたとても美しいシナゴーグがみられるミュージアムです。

エルドリッジストリートのシナゴーグミュージアム ニューヨークにこんな美しい隠れ空間が!

ジューイッシュミュージアム Jewish Museum ニューヨークのユダヤ博物館 was last modified: 9月 21st, 2017 by mikissh

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