Times Square NY (2)

ニューヨークのコロナはどこから来たの?NYCの感染者とエリア 最新対策 UVCライトでウイルス退治

Times Square NY (2)

世界中から人が集まるニューヨークは、特にヨーロッパとの行き来も多く、新型コロナウイルス感染の大流行地となってしまいましたが、2ヶ月間の自宅待機期間を経て、かなり落ち着きを取り戻しつつあります。なぜニューヨークで医療崩壊寸前まで爆発的に感染者が増えてしまったのか、知りたいなぞが色々ありましたが、段々と詳細な状況が分かりつつあります。また、様々な新コロナ対策も登場していて、紫外光を使った消毒など地下鉄をはじめ取り入れられるようになっています。実は物の表面からの感染リスクは低かったなど、ここ最近のコロナ最新情報のまとめと、具体的に結局どこの地域で、どんな人に感染者が多いのかなど、最新のニューヨークシティの感染情報と対策について紹介します。

ニューヨークのコロナはどこから来たの?

アメリカでは、新型コロナウィルスに関して、1月、2月の時期は、中国とその周辺の東アジア諸国にばかり注目が集まっていましたが、実は、ニューヨークには、その間に、全くノーマークだったヨーロッパからコロナウィルスが入って来ていたということが、報告されています。ニューヨークの医療機関、Mount Sinai の研究 によると、ニューヨークで当初見られた新型コロナウイルスのゲノム情報を、世界各国で見られたケースと比較した所、ヨーロッパからものが中心で、西海岸経由のケースもあったようですが、2月2日から、中国からの入国制限が行われたこともあり、中国から直接やって来たケースは見られなかったようです。
NYCとヨーロッパ、西海岸間を行き来した感染者をきっかけに、検査体制が確立されていなかったため、3月はじめの公式第一号よりかなり以前から広がりはじめ、後に、市中感染 (Community Transmission) で、ニューヨーク市内、周辺に急拡大していきました。

感染が多いエリアはどこ?

ニューヨークシティでは、コロナに関する様々なデータやグラフ が発表されており、例えば、下図のような、現在のNYCのそれぞれのエリア毎の感染率を表した地図も公表されています。

感染率マップを見ると、低所得者が多いエリアでの感染率が特に高くなっています。ニューヨーク州が行った抗体検査の結果によると、ニューヨーク州では、12.3%、ニューヨークシティでは、なんと19.9% が抗体を持っていたそうですが、低所得者エリアになるとさらに、8000人の抗体検査を行ったところ、27% が、抗体を持っていて、感染率が高いことがわかりました。ブルックリンやブロンクスのエリアによっては、抗体検査の結果が、なんと40%以上の場所もあり、エリアによってはすでに半分近くもの人たちがすでにコロナに感染していたそうで、驚きの結果となりました。

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感染しやすい人は?

New York on PAUSE の自宅待機令で、多くの人が自宅で過ごす中、感染率が高いのは、当然、最前線で働いている、医療関係者や救急、警察、スーパーの従業員さんなどエッセンシャルワーカーの人たちだと多くの人が思っていましたが、抗体検査の結果によると全然違いました。医療関係者は、12.2%、 FDNY&EMS は、17.1%、NYPD は、10.5%、公共交通機関のスタッフは、14.2% と、実は、一般の人々の結果と比べると、より低い数字となっていて、感染率は高くなかったことがわかりました。その結果から、しっかりと気をつけさえしていれば、かからないものだということが証明されています。

自宅待機が続く中、入院が必要となる感染者の数もかなり減ってきていますが、まだまだいるため、どんな人たちが入院しているのかを追跡調査した所、現在も外で働き続けているエッセンシャルワーカーではなく、その多くが、公共交通機関を利用することのない自宅待機中の人々で、ほとんどがもともと健康に何らかの問題があった人だそうです。
おそらく感染率の高いエリアで、大家族やルームシェアなど過密な住環境で生活していて、外出時にソーシャルディスタンスやマスク着用などの基本的ルールの習慣が徹底されていないことが原因だと思われます。
ニューヨークでは、マスク・フェースカバーのルールが割とよく守られていますが、知り合いに出会った時など、ついつい近くで、フェースカバーなしで普通に話しこんでしまっている人をよく見かけます。

マスクなしではスーパーに入れない!ニューヨークでマスク着用必須に

ニューヨークの地下鉄・バス UVC でコロナウイルス退治

ニューヨークシティの感染の広がりの経緯が色々と分かってきている中、ニューヨーカーの多くが今地下鉄の利用を控えています。MTAでは、123人ものスタッフが、コロナの犠牲となっています。私も自宅待機以降、かなり長い間地下鉄に乗っていないのですが、心理的に危険そうに感じてしまう人が多いのが現状です。現在、自宅待機令中ということもあり、地下鉄の利用者は 90% も減少していて、そんな中、24時間運行で有名なニューヨークの地下鉄も、深夜1時から早朝5時までの間、運転停止となり、消毒や清掃が行われています。
さらに、ニューヨークの地下鉄 MTA では、紫外光 (UVC light) を使った消毒もスタートしました。

紫外光 (UVC light) でのウイルスの消毒については、こちらの映像でも詳しく紹介しています。今後、色々な場所で活用されるようになるかもしれません。

バスも、現在、後部からの乗車のみで、運転手と乗客の間には、しっかりとスペースが確保されています。

物の表面消毒は実は必要ない?

新型コロナウイルスは、長い場合では、2週間程後でも、物体表面で検出されたこともあり、プラスチックや物の表面上でも生き続けるから、常に消毒をすることが大切だと言われてきました。スーパーで買ってきた食料品のパッケージや、ドアの取っ手など、抗菌ワイプで拭いていた人も多いと思います。私も欠かさずずっと行ってきたので、CDC の最新のアップデート を聞いたときは、びっくりしてしまいました。

CDC により、物の表面からの感染の可能性は低いと発表されました。未知のウイルスなので、頻繁に変更があるのは、仕方がないと思いますが、変更を加えるときには、なぜ、あるタイミングで、アップデートすることになったのかの理由も合わせて示してくれると有り難いところです。

物の表面からの感染の可能性は低いといいながらも、地下鉄では消毒が行われるわけで、結局、何が正しいのかわからないので、今まで通り、スーパーでのお買い物の後の儀式(結構面倒なんだけど)や、取っ手などの拭き掃除などは続けるだろうなと思います。

子供もかかると危険

この他、子供に危険はないとされていた新型コロナウイルスですが、CDC では、コロナに起因すると考えられている川崎病のような症状を、Multisystem Inflammatory Syndrome in Children (MIS-C) と名付け、その現状を紹介しています。ニューヨーク州では、MIS-C に関する最新の統計や症状を、こちら でまとめています。

コロナで川崎病?今ニューヨークで注目されている 新型コロナウイルスの新たなる危険性

ニューヨークで得られた、コロナに関するデータや知見は、こちらでも紹介しています。

ニューヨークの膨大なデータで知るコロナの真実 ニューヨーク抗体検査速報 NYCは21%

ニューヨークのコロナはどこから来たの?NYCの感染者とエリア 最新対策 UVCライトでウイルス退治 was last modified: 5月 22nd, 2020 by mikissh