コロナのため、長期間に渡り閉鎖されていた、美術館や博物館などのミュージアムが、アメリカではテキサス州からはじまりますが、イタリアなどヨーロッパ各地でもいよいよ今月からオープンするところがでてきています。コロナ後のミュージアムのオープンにあたっては、ソーシャルディスタンスに関する特別ルールの下で、入場時の人数を減らしたり、マスク着用を義務化したりするなど新たな対策のもとでの営業再開となっています。ニューヨークにも、たくさんのミュージアムがあり、再開が待ち遠しいところですが、いよいよ、ニューヨークを代表するミュージアム、メトロポリタン美術館が、8月中旬頃の再開を予定していることを発表しました!
コロナにより、世界中の多くのミュージアムが、ここ数ヵ月ずっと閉鎖されてきました。ニューヨークも同様で、3月13日からずっと、メトロポリタン美術館を皮切りに、全てのミュージアムが閉鎖され、今現在も全てのミュージアムが閉まっています。
5月中旬になり、コロナの流行が落ち着きつつある地域では、そろそろ再開をはじめるミュージアムもでてきています。ヨーロッパの イタリア などでは、少しずつオープンするミュージアムも出てきているようですが、アメリカでは、ヒューストン のミュージアムが一番乗りとなるようで、今週から ヒューストン自然科学博物館 が再開し、ヒューストン美術館も今週末から再開する予定となっています。
ミュージアムでは、マスク着用が必須となり、さらに、場所によっては、検温も行われるようです。また、入場者数を制限し、通常時の 25% のキャパシティを保つため、事前予約が必須となるなど、コロナ対策特別ルールの下でのオープンとなっています。
ニューヨーク州では、一部の地域で、経済再開の第1フェーズがスタート しましたが、ニューヨークシティ (NYC) では、まだ始まっていません。ミュージアムなどの文化的な施設は、最終段階のフェーズ4でのオープンとなるので、まだもう少し先のことになりそうです。
ニューヨークには、数多くのミュージアムがあり、いつ頃オープンするのか、気になる所ですが、ニューヨークを代表するミュージアム、メトロポリタン美術館が、他のミュージアムに先駆けて、今後の見通しを発表しました。
メトロポリタン美術館によると、現在の所、8月中旬から9月の頭頃の再開を予定しているそうです。今年、2020年いっぱいは、トーク、コンサート、イベント、ツアーなどは開催されません。
今年は、メトロポリタン美術館創設150周年に当たりますが、記念イベントや特別展も来年に延期して開催を予定しています。
また、美術館の閉鎖と合わせて、延期が発表されていた、メットガーラは、たくさんの人が集まるイベントということで、残念ながら、今年は、キャンセルとなりました。メットガーラに合わせて、毎年、春から夏の終わりにかけてファッションの特別展が開催されていますが、今年は、開催期間がスライドされ、10月29日から2021年2月7日までとなりました。今年は、メトロポリタン美術館創設150周年を記念した、“About Time: Fashion and Duration” と題された展示で、時代と共に進化し、繰り返し、変遷を遂げるファッションのトレンドがテーマとなっています。
There will be no #MetGala in 2020. https://t.co/GGqExRCSoP
— Vogue Magazine (@voguemagazine) May 19, 2020
2019年は、キャンプファッション、2018年は、カトリックの宗教ファッション、2017年は、コムデギャルソンの川久保玲 など、毎年、豪華で個性的なテーマのファッション展を開催し大変人気となっています。
ミュージアムオープンの予定が少し見えてきてとても嬉しいです。夏頃のミュージアムオープンを楽しみに待ちましょう。