ブルックリンプロスペクトパーク湖畔アイススケートや水鳥で賑わう早春のレイク散策ゴージャスなアメリカオシに感動！

ニューヨークは、今、冬の終わりと早春の境目の時期で、暖かい日と寒い日が、交互にやって来る、寒暖の差の激しい日々が続いています。春のような陽気だった先週の平日から比べると、週末は気温こそ下がりましたが、素晴らしいお天気だったので、久しぶりにブルックリンの憩いの公園、プロスペクトパークを訪れてみました。公園南部のプロスペクトパークレイク周辺を散策してみましたが、園内は、ブルックリンの近所からやって来ている感じのローカルたちが多く、お散歩やピクニック、少し早目のBBQ、ランニングやサイクリング、そしてアイススケートを楽しむ人たちで賑わっていました。また、早春を迎え、レイクには、たくさんの水鳥たちが集まり、元気いっぱいな様子でした。お馴染みのカナダグースやマガモの他、セントラルパークでは珍しい、北米で最も美しいカモと称されることもある、アメリカオシ (Wood Duck) もたくさん見かけました。

プロスペクトパークは、ブルックリンの中のセントラルパーク的存在である、とても巨大な公園です。園内をぐるりと巡る舗装道は、いつもランニングやサイクリングを楽しむ人々でいっぱいです。

広い園内には、様々な見どころがあり、色々な過ごし方ができますが、人気スポットの一つが、園内南部に広がる大きな池、プロスペクトパークレイク (Prospect Park Lake) です。

池の周りのベンチや芝生でくつろいだり、

池の周囲をぐるりと散策してみるのも気持ちがいいです。レイクは、南部に開けた大きな池で、北側の上流に遡ると段々と細くなっていき、途中にも、いくつかの池があります。途中で、湖の西側に向かう場合は、湖畔から少し高い位置にある、テラスブリッジ (Terrace Bridge) を渡ります。

ニューヨークの冬の定番人気スポーツと言えば、アイススケート。ブルックリンのプロスペクトパークにも、立派なアイススケートリンク、LeFrak Center at Lakeside があります。レイクの東側にあるスケート場では、この日も、たくさんの人がスケートを楽しんでいました。スケートリンクは、3月いっぱいオープンしています。

バーベキュー (BBQ) と言えば、メモリアルデーからレイバーデーにかけての夏がシーズンですが、プロスペクトパークのレイクの北西にBBQエリアがあり、すでに一足早く、BBQを楽しんでいる人たちもたくさんいました。プロスペクトパークは、ローカル感溢れるとてもアットホームな公園です。

湖畔では、キッズたちから大人たちまで、みんな鳥に夢中になっていて、一緒に過ごすのを楽しんでいました。

やはり、ここでも最もたくさん数がいて存在感があるのが、大きな群れで行動する巨大なカナダガンたちです。

さすがブルックリン、なんとカナダグースたちも、ベーグルを頬張っています。

巨大なカナダガンが群れになって、一斉に動く姿は、迫力があります。

そんなお馴染みのカナダガン (Canada Goose) や、マガモ (Mallart) に混じって、数は少ないながら、一際目立っていたのが、アメリカオシ (Wood Duck) です。アメリカオシ (Wood Duck) は、日本でもお馴染みの色鮮やかな置物のような姿をしている、オシドリ (Mandarin Duck) の親戚にあたります。オシドリ同様、特にオスは、カラフルな美しい模様をしていて、とてもゴージャスな姿です。セントラルパークでは、それ程見かけない種類なので、珍しい鳥だと思っていたのですが、プロスペクトパークには、普通にたくさんアメリカオシがいてびっくりしました。

そして、こちらが、アメリカオシのメス。目の周りの白い輪が印象的です。

すばしこく活発に動き回るアメリカオシの様子は、こちらです。

セントラルパークのジャクリーヌオナシスケネディ貯水池で、マガモと一緒に泳いでいる姿をよく見かける、アメリカオオバン (American Coot)。プロスペクトパークでは、珍しくのんびりと羽繕いをしていました。

アメリカオオバンの足は、巨大な葉っぱのような足をしていて、見るとびっくりしてしまいます。アメリカオオバンは、普段、マガモと一緒にいることも多いので、カモの仲間なのかと思われがちですが、実は、体型がカモと異なっていて、カモの種類ではなく、クイナ科の水鳥に部類されます。
こちらは、アメリカオオバンが、潜ったり、食べたり、羽繕いしている様子です。