ブルックリンのダウンタウンにある、シティポイント (City Point) に、アメリカ最高裁判所の判事として、長い間活躍された偉大な女性、ルース・ベイダー・ギンズバーグ (Ruth Bader Ginsburg) さんの彫刻が、お誕生日である 3月15日に先立ち、3月12日の金曜日に登場しました。RBG という愛称で知られる、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは、ニューヨークのブルックリンで生まれ育ち、史上二人目となる最高裁女性判事でした。女性やリベラル派に絶大な人気を誇り、ポップカルチャーにもよく登場した人物で、昨年9月の死去のニュースがまだ記憶に新しいですが、ニューヨークには、既に、RBGのメモリアルスポットがいくつも登場しています。
ニューヨークのブルックリン出身のルース・ベイダー・ギンズバーグ (Ruth Bader Ginsburg) さんは、史上二人目のアメリカ最高裁判所女性判事として、癌の闘病を続けながらも 27年間に渡り活躍を続け、昨年9月18日、87歳で亡くなられ、全米中で大きな ニュース となりました。女性や少数派としての視点で社会の平等を求め、リベラル派を中心に絶大な人気を誇る女性でした。
そんなルース・ベイダー・ギンズバーグさんの新メモリアルスポットが、女性史月間 (Women’s History Month) の3月、誕生日である3月15日を前に、ブルックリンダウンタウンにある商業施設、シティポイントに誕生しました。
RBG の銅像が登場したのは、シティポイントの Flatbush Ave 沿いの北側の入口で、早速、作品を一目見ようとやって来ている人もいました。像のそばには、受付があり、混雑時には、列になり、順番に見学、写真撮影を行うようになっています。
ルース・ベイダー・ギンズバーグの銅像は、最近では、ハドソンヤードの巨大なキングコング、Nyani 像 など動物を描いた面白い彫刻作品を得意とするカップルアーティスト、GILLIE & MARC による作品で、パブリックスペースにおける男女平等の存在感を求める Statue for Equality 運動の一つでもあります。
Flatbush Ave 沿いのもう一つの入口前には、同じく GILLIE & MARC 作、Oprah Winfrey や Nicole Kidman ら女性の有名人を描いた、華やかな色使いのカッコいい作品群が飾られています。
昨年、セントラルパークに、初の実在する歴史上の女性像が誕生し、話題になりました。
シティポイントは、映画館の Alamo Drafthouse や センチュリー21などいくつかのお店は撤退、または閉鎖中なのですが、ターゲットや トレジョ、そしてお店が入れ替わりながら、一階や地下のデカルブマーケット などはオープンしています。
ルース・ベイダー・ギンズバーグ (RBG) さんは、ブルックリンのフラットブッシュ地区出身で、ブルックリン美術館もよく訪れていたそうですが、ブルックリン美術館 にも、ルース・ベイダー・ギンズバーグのセクションが登場し、肖像画やセラミクスの作品が展示されています。
また、イーストビレッジの ファーストアヴェニュー と 11ストリートの交差点には、ルース・ベイダー・ギンズバーグの壁画が描かれています。交差点のすぐそばには、老舗イタリアンスイーツ店 ベニーロ (Veniero’s) があります。
こちらの映像では、RBGの人生と功績、ポップカルチャーでアイコンとなって行った様子などが紹介されています。
絶大の人気を誇る RBG については、こちらで詳しく紹介しています。