ブルックリン、ブッシュウィックで人気のピザ屋さん、ロベルタズ (Roberta’s) のお店の前をひさしぶりに通ってみたら、レストランのスペースが横にずいぶんと伸び、テイクアウト専用のお店もできていました。もしかしたら、以前、ロベルタズ (Roberta’s) へ来た時は夜に来たので、隣にテイクアウト店があったことに気づかなかったのかも。週末のお昼過ぎだったので、ロベルタズの店内はすごくにぎわっていました。ブッシュウィックならではのユニークなデザインも楽しいです。
ゆるーい看板に誘われてお店に入ってみます。
ロベルタは、もともとブッシュウィックの廃墟を改装して作った小さなピザ屋さんだったので、人気の出た当初は行列必須のコミコミのお店でした。でも今では、フードイベントやフードホールなどに出店し、拡大してきたため、マンハッタンなど他の地域でもロベルタのピザが食べられるようになってきました。でも、さすがは本店、週末の午後ということもあり、レストランは相変わらずの人気ぶりでした。そんな時便利なのが、テイクアウトです。テイクアウトの方でも、少しだけ外に席があります。
テイクアウトのお店の中も明るくていい感じです。壁に描かれたアートも個性的だけど、天井も個性的。廃墟感を残したデザイン。
ロベルタのマーケティング力と成長性は目を見張るものがあります。ホールフーズやフレッシュダイレクトなどで冷凍ピザも販売していますし、The Brooklyn Kitchen という料理教室で、ピザ作りのクラスも行われています。
もともとRoberta’sは、こちらにあるように、ウィリアムズバーグから、当時何もなく無法地帯だったブッシュウィックへ移ってきたオーナーの一人が思いついたビジネスでした。コネチカット州のニューヘイブンの人気ピザ屋、Frank Pepeを訪れ、着想を得、2008年に、仲間3人と共に、$43000の資金をもとにこのビジネスを始めました。現在はいったいどれだけ成長したのでしょう。
思いがけないビジネスの成功ゆえの産物でしょうが、現在、仲間割れが起きているようで、係争中だそうです。
最初にこのピザ屋のアイディアを思いついた人は、お金もなく、料理の腕もない人でした。でも、仲間二人を見つけ、その二人が資金を出し、そのうちの一人がシェフになりました。そして、今仲間割れが起きているのは、最初にアイディアを思いついた人物に出て行って欲しいということになっているようで、そのための金額が争点のようです。
ロベルタには、ハニースパイシーなピザ「Bee Sting」という独特のピザがあり人気です。レストランの様子や、ピザ作りのビデオなど、こちらの記事もお楽しみ下さい。
Roberta’s
261 Moore St, Brooklyn, NY 11206 MAP
テイクアウト店は、レストランのすぐお隣です。どちらのお店も夜遅くまでやっています。
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