ブルックリン美術館 (Brooklyn Museum) は月に一度、第一土曜日だけは時間延長でオープンし、無料入場ができます。ブルックリンミュージアムでは、この日、様々なイベントが行われて、なんと夜11時まで盛り上がり続けるのです。この日も本当に驚くほど盛況で、時間を忘れて、ナイトミュージアムを楽しんできました。
毎月第一土曜日は、Target First Saturdays で、午後5時から11時までブルックリン美術館へ無料で入場することができます。そしてなによりこの日は、様々な特別イベントを企画しているので、普段経験できないようなイベントもこの日限定で楽しめたりするんです。のんびりと午後7時頃美術館に到着したら、みんなすでに超大盛り上がり。美術館の入り口を入ってすぐの1階のロビーではミュージックイベント、DJ Juliana Huxtable のショーが行われていました。、実はこの日は美術館内でお酒も飲めてしまうので、ちょっとした大人のミュージアムナイトと言った感じのニューヨークらしい面白いイベントです。この様子を実際に見てみると、ここが美術館だなんて、びっくりしちゃうかもしれません。
キュレーターの専門的なお話を聞くなど特別なアートイベントに参加したい場合は、チケット売り場に並んで人数限定のチケットを入手する必要がありますが、それ以外の通常展示を見学したり、音楽やダンスパフォーマンスを見るだけなら何も必要なく、そのまま入場することができます。
メトロポリタン美術館や、MOMAのような定番のミュージアムと比べると、このブルックリンミュージアムはとても個性的です。今までも何度か訪れていますが、最近のブルックリンの勢いを反映するかのように、ディスプレイもさらにユニークで良くなっているような気がします。
色使いがビビットで、力強いアートがいっぱい。
ブルックリンベースで活躍する黒人アーティスト、Kehinde Wileyさんの黒人をテーマにした作品群はとても見ごたえがあり、普段あまり美術館で見かけることのない黒人さんもたくさんやってきていてすごい人気でした。
男性モデルのセクションと、女性モデルのセクションがあり、女性の方も華やかでした。
典型的な宗教画の装いで中に登場するのは黒人モデルです。黒人を中心にしたアートが並んでいます。
印象派風のアートのセクションもありますが、有名画家の作品はありません。
絵の中の女性が飛び出してきたよう。
カラフルで遊び心満載！
寝転がれるソファーがあるのですが、みんな何やら楽しそう。なんだろう？と思って、みんなの見上げている方向を見てみると、
天井にアートがありました。これ何かに似てません？イタリアの美術館の天井にあるような。。。
絵の具のしずくが滴ってます。
額縁と絵が崩れて、下に破片が落ちているアートもあります。
木とピアノが融合したアート。
アンディ・ウォーホル風ですね。パロディーのようなユニークで楽しい作品が多い美術館です。
3階の中央広場では9時前くらいからダンスパフォーマンスが行われていました。クールビューティなかっこいい女性たちが競い合い大盛り上がりです。
まだ美術館の展示を全て見終わってなくて、館内に響き渡るのりのりの音楽を聴きながら、美術鑑賞をしていました。
ブルックリン美術館の有名な常設展示のひとつ、”The Dinner Party”です。
メトロポリタン美術館にもあるような、エジプトやギリシアなど古代の展示などその他の見所もたくさんあります。
なんとかかけ足で美術館の展示を見て周り、一階のフロアに戻ってきました。今度はヒップホップの音楽で大盛り上がりです。ブルックリンミュージアムの楽しい夜はまだまだ続きそうな様子でしたが、一足早く帰ることに。
ブルックリンミュージアムのこの夜のイベントはなかなかパワフルでおもしろいです。アートを静かに楽しみたい場合は避けた方がいいかもしれませんが、他のミュージアムとは一味違った個性的なアート作品を楽しむだけではなく、一緒に音楽やイベントも楽しめ、いつも以上にたくさん集まる人々のパワーを感じてみたい人には、この日はすごくおすすめです。
ブルックリン美術館 Brooklyn Museum
200 Eastern Pkwy, Brooklyn, NY 11238 地図
閉館日：月・火
開館時間：水・金・土・日 11am–6pm 木 11am–10pm
入場料：
大人 $16
学生 $10
シニア $10
19歳以下 無料
＊ ニューヨークパス も使えます。
* 月初の土曜日（9月以外）は 5–7pm 入場無料で 11pm までオープンしています。
ブルックリンミュージアムのすぐお隣にあるブルックリンボタニックガーデンは美しい植物園です。セットで訪れてみるのもおすすめです。
