ニューヨークで見かけたハシビロガモの可愛いシンクロダンス カモのカップル氷の上で仲良く羽繕い

ニューヨーク周辺では、冬の間、多くのカモを見かけます。春になると、マガモなど一部のカモを除き、多くの種類のカモたちは、繁殖のため北方に移動してしまいますが、その前の時期には、よくカモのカップルたちが仲良く過ごしている光景を見かけます。カモたちは、普段は、水中を泳ぎ回って、黙々とエサを探していることが多いのですが、お天気がいい日、特に嵐が過ぎ去った後などは、陸に上がって、一心不乱に羽繕いしている姿を見かけます。今冬、嵐の後に、ハシビロガモ (Northern shoveler) のカップルが、氷の上で、まるでシンクロダンスを踊っているかのような可愛い光景に遭遇しました。

ニューヨークでは、春を迎え、鳥たちが、気持ち良さそうに羽繕いしている姿をよく見かけるようになっています。特に、大雨や雪など嵐の後などには、一生懸命羽繕いしている様子を見かけます。
ホシムクドリなど小さな鳥たちは、気持ち良さそうに水浴びして、羽をばたつかせています。

カモは、水中で泳ぎながら、羽繕いしていることが多いですが、冬は、氷の上で羽繕いしていることもよくあります。こちらは、マガモ (Mallard) のカップルです。
鳥にとって、羽繕いは、油を塗って良い状態に保ったり、清潔にしたり、不必要なものを取り除いたり、健康を保つための大切な行為です。

こちらは、アメリカガモ (American Black Duck) のカップル。マガモほど多くはありませんが、マガモ同様、アメリカガモも、ニューヨーク周辺で一年中見かけます。

そして、こちらが、今回の記事の主役、ハシビロガモ (Northern shoveler) のカップルです。オス、メス共に、とても大きな嘴を持っています。

可愛い羽繕いカップルのシンクロダンスの様子は、こちらです。

色違いの可愛らしいこちらの鳥、ヒメハジロ (Bufflehead) も、よくグループで行動しています。

扇のような面白い頭をした オウギアイサ (Hooded merganser) も、カップルやグループでよく一緒にいます。マガモ、アメリカガモ、オカヨシガモ (Gadwall)、アメリカオシ (Wood duck) 以外の多くのカモは、4月頃から北へ移動し、ニューヨーク周辺では、夏の間は、あまり見かけなくなり、再び秋の10、11月頃になると帰って来ます。

ニューヨーク周辺では、四季によって色々面白い鳥が出没します。オウギアイサとウミアイサは、こちらでも詳しく紹介しています。

ニューヨークで見られる面白い顔のカモ オウギアイサ ウミアイサ カワアイサ Mergansers

ニューヨークで見かけたハシビロガモの可愛いシンクロダンス カモのカップル氷の上で仲良く羽繕い was last modified: 3月 31st, 2022 by mikissh