とうとうアメリカでペットの犬もコロナ感染確認

Dog

未知の新型コロナウイルスの被害がついにペットの犬にまで及ぶことが確認されました。今まで、動物園のトラや、飼い猫が感染した例がいくつか上がっていていましたが、ついに犬の飼い主からの感染も確認され、人間だけでなく、ペットとのソーシャルディスタンスも確保していかなかればいけないことがわかってきました。

今回犬のコロナウイルス感染が確認されたのは、ノースカロライナ州で、そのおうちのファミリーみんながコロナに感染した後、犬もしばらくして軽症ではあったのですが、食欲がなくなったりと、普段とは違う様子を示すようになり、検査の結果、コロナに感染していることがわかったそうです。

後日談ですが、実は、このパグは、陽性と判定されたのは、私的機関だったため、公的機関で再検査したところ、陰性となったそうです。その後、6月初頭に感染が確認された、ニューヨーク州のシェパードが、アメリカ初の犬の感染と認定されました。アメリカでの動物の感染の事例は、こちらにまとめられています。

一方、新型コロナウイルスの検知で、犬が活躍できるのではないか?ともいわれています。犬が新型コロナウイルスを検知できるのでは、という期待の下、いくつかのグループで現在研究が進められているようです。犬は、訓練するとマラリアや特定のバクテリアなども検知できるようで、匂いなのか、科学物質としてなのか、その具体的なメカニズムは分かりませんが、コロナに関しても何らかの違いを認識できる可能性はあるようです。コロナは、無症状の感染者が多くいること が報告されていますが、そんな感染者の発見に犬が活躍してくれるかもしれません。ただし、犬も感染してしまうことが確認されたので、少し心配ですが、犬は感染しにくく、または感染しても軽症と考えられているようです。

ペットの猫が新型コロナウイルスにかかったケースが明らかになり、ペットのソーシャルディスタンスも必要だと言われ始めていましたが、犬も同様です。人から犬への感染は確認されましたが、犬から人へも感染するかどうかはまだわかっていません。ニューヨークでは、公園のドッグランが閉鎖になっていますが、犬同士もソーシャルディスタンスを保つ方がいいかもしれません。もし自分が感染してしまったら、ペットともしっかりと距離を取ることが推奨されています。NYC では、そんな場合のために、ペット用ホットライン も開設されています。

ニューヨーク 猫もコロナ感染確認!ペットもソーシャルディスタンシングが必要に

動物がコロナにかかるという最初の発見になったのは、ニューヨークの動物園のトラでした。咳をしているトラがいて、もしかして?と思い、検査をしてみたところ、やはり新型コロナウイルスの陽性でした。動物園の飼育の職員が無症状で新型コロナにかかっていたのが感染源となり、他にライオンたちにも感染していました。

ニューヨーク自宅待機4月末まで延長 トラもコロナに感染

一方、新型コロナウイルスで、みんなが自宅待機することになり、意外な現象が起きました。
家でペットを飼いたいという人が激増し、シェルターの犬たちが全て引き取られ、シェルターが空っぽになったのです。
全ての犬たちの飼い主が見つかり、シェルターのスタッフたちが大感激して喜んでいる様子が紹介されています。

最新の新型コロナ情報は、こちらをどうぞ。

ニューヨークの膨大なデータで知るコロナの真実 ニューヨーク抗体検査速報 NYCは21%

とうとうアメリカでペットの犬もコロナ感染確認 was last modified: 6月 16th, 2020 by mikissh