ニューヨークの桜の季節がいよいよ到来となります。ニューヨークには桜の名所がいっぱいあります。ニューヨークの桜の見頃時期、ピークシーズンを知って、ニューヨークのお花見を楽しみましょう。ニューヨークの桜の名所といったら、有名な場所は、セントラルパーク、ブルックリン植物園、ニューヨーク植物園などあります。ニューヨーク周辺は、桜のお花見スポットに実はとても恵まれていて、少し足を伸ばすだけで、アメリカ全土でも有数の桜の名所にも訪れることができます。ニューヨークの桜の美しいおすすめお花見スポットや、桜の季節の楽しいイベント、アメリカ・ニューヨークの桜祭りについて紹介します。
ニューヨークの桜の種類 見頃 ピーク時期
ニューヨークの桜は、例年4月前後に開花のピークシーズンを迎えます。
ニューヨークの桜の種類は、実は色々あり、時期をずらして桜の開花ピークを迎えるため、結構長い間、桜の季節を楽しめます。
ニューヨークの有名な桜の種類は以下3つです。
ニューヨークの桜 オカメザクラ
一番早咲きの桜が、オカメザクラ (Okame Cherry) です。
ニューヨークのオカメザクラの開花時期は、3月下旬頃になります。
ニューヨークの桜 ソメイヨシノ
次に、ニューヨークの桜として、よく見られるのは、ソメイヨシノです。
開花時期は、4月初旬~中旬頃で、同時期に、しだれ桜も美しく見られます。
ニューヨークの桜 カンザン
そして、最後に、濃いピンクの華やかなニューヨーク桜、八重桜系の寒山桜(カンザンザクラ Kanzan or Kwanzan)です。
ピーク時期は、例年4月下旬頃になります。
ニューヨークは美しい桜を楽しめるスポットがいっぱいありますが、その中でもおすすめの厳選ニューヨーク桜の名所・お花見スポットを紹介していきます。
セントラルパークの桜
ニューヨーカーたちが桜のお花見を楽しむ場所として一番にあげる場所は、ここ、セントラルパークです。
なんと、セントラルパークだけで、ニューヨークの桜の名所が6か所もあります。
詳しくは セントラルパーク桜の見どころとおすすめお花見スポット で、セントラルパークの桜の名所の数々を、セントラルパークの桜の地図付きで紹介していますので是非参考にしてください。
セントラルパークはオカメザクラから始まり、次に、淡いピンク色のソメイヨシノの桜が咲き、濃いピンク色の八重桜の景色へと移っていくのを楽しめる、ニューヨークの桜の種類をフルコースで見られる、絶好の桜のお花見スポットです。
セントラルパークでは、3月下旬から4月下旬まで長い間、桜のお花見を楽しめます。
セントラルパークでは桜祭りは残念ながらありません。セントラルパークのピクニック が、お花見の楽しみ方として人気があります。4月後半くらいに見られる濃いピンク色の八重桜の並木道も幻想的でとても素敵です。
春のセントラルパークは本当に美しいです。シェークスピアガーデンなど色々お散歩してみましょう。
→ セントラルパーク 美しい八重桜とシェイクスピアガーデンの春の光景
→ セントラルパーク 桜スポット 八重桜満開一面ピンクの桜小道
四季折々に色々な表情を見せる私が好きなスポットでもある、セントラルパークは美しい桜のお花見を楽しむのに絶好の場所です。広大な敷地のセントラルパーク、サクラだけでなく様々なお花のスポットが点在しているので、お花のシーズンになると何度も訪れてしまいます。ソメイヨシノなどが満開になる桜の時期にはマグノリアのお花もとても美しいです。
春のセントラルパークの桜はこんなに美しくなります。
サクラ・パーク & リバーサイドパーク・チェリーウォーク
モーニングサイドハイツエリアにある小さな公園、サクラパーク (Sakura Park) は、実はマンハッタンでも有数のお花見スポットです。
ニューヨークの桜の歴史の原点の場所でもあります。1912年に日本からアメリカへの友好の印としてワシントンDCに桜の木が寄贈されました。その時、実はワシントンDCだけでなく、2500本のサクラがニューヨークの方にもやってきました。そのサクラがこの公園に寄贈された時に「サクラ・パーク」と名づけられました。その時の桜はサクラパークだけではなく、リバーサイドパーク、セントラルパークといくつかの場所に植えられたそうです。この公園の近くにある、リバーサイドパークの Riverside Walk の一部となっている、チェリーウォーク (Cherry Walk) でも同じく美しい桜が見られます。
近くには、リバーサイド教会や、グラント将軍のお墓 などもあるので、訪れた際には周りを巡ってみるのもおすすめです。
ブルックリン植物園の桜 桜祭り
ブルックリン植物園の桜の見どころのひとつは、日本庭園です。日本庭園の池の周りのシダレザクラが満開のピークを迎えると、とても美しい桜の絶景が見られます。ソメイヨシノも豪華に咲きます。ニューヨークとは思えない風情に日本庭園はニューヨーカーにも人気のお花見スポットとなっています。
ブルックリン植物園の桜の開花情報は、こちらの 桜マップ で随時更新されています。
ニューヨークの春の桜イベントで一番スペシャル感があり、かなりの盛り上がりを見せているのは何といってもブルックリン植物園(Brooklyn Botanic Garden)の桜祭り (Sakura Matsuri) です。例年、開催日は、寒山桜のピークの時期と重なることが多いです。
毎年行われる桜祭りでは、日本人もびっくりのお花見の光景がみられ、ニューヨーカーにもかなり人気となります。八重桜の桜並木がとにかくゴージャスで美しく、その木の下でお花見を楽しむ人々でいっぱいになります。
ブルックリンボタニックガーデンの桜祭りの開催日時は 例年4月の最終週末頃なのですが、2023年は開催されず、週末イベントとして、桜の時期の週末に Weekends in Bloom や Hanami Nights などのイベントが行われるようになっています。
ブルックリン植物園のイベント情報は こちら から。
ちなみに、例年開催される、ブルックリン植物園桜祭り(Brooklyn Botanic Garden Sakura Matsuri) のイベントはこんな雰囲気です。
例年、太鼓や舞踊などの日本文化のショーも見られ、お茶席を設けたお茶会も開かれたりします。
ブルックリンボタニックガーデンの桜祭りの最大の特徴は、当日コスプレの人々が大集合すること!
綺麗な桜と一緒に記念撮影をしようと浴衣や着物を着てくる外国人も見られ、とにかくにぎやかで、そんな様子を見ているだけでも楽しめます。
ブルックリンボタニックガーデンの春のチューリップガーデンもとても美しいので、桜と合わせて是非見てみて下さい。
→ ブルックリン植物園 桜満開 春の花の咲き誇る美しいガーデン
ニューヨーク植物園の桜
ニューヨークのブロンクスにある広大な植物園、ニューヨーク植物園では、広大な敷地に、様々な種類の桜が点在しています。特に、植物園の北部にある、チェリーコレクションと呼ばれるエリアに集中して美しく桜が咲きます。桜の他にも、チューリップやラッパスイセン(daffodil) などなど様々な花も楽しめるので、お花好きにとてもおすすめです。
また、この時期には、オーキッドショーも開催されます。
ルーズベルトアイランドの桜 桜祭り
ルーズベルト島 (Roosevelt Island) は、マンハッタンとクイーンズの間にある、イーストリバーに浮かぶ小さな島です。
初めて訪れる人は、この島を訪れるだけでも楽しめます。というのも、この島は、マンハッタンで唯一のトラムに乗って訪れることができる場所なのです。空中散歩のように、マンハッタンから島へ渡る時の上空からの景色も楽しいですが、ルーズベルトアイランドへ到着してから見るマンハッタンの摩天楼の景色も最高です。
ルーズベルトアイランドの川沿いには美しい桜並木の道があります。ルーズベルトアイランドの魅力は桜だけではありません、マンハッタンの摩天楼ビューがとてもきれいなおすすめ写真スポットで、摩天楼と川をバックにした美しい桜の写真を撮影することができます。
ルーズベルトアイランドでは、例年、ルーズベルト島の桜祭り (Roosevelt Island Cherry Blossom Festival) が開催されます。
ルーズベルトアイランドへのトラム(Roosevelt Island Tramway)は、マンハッタンの 60ストリート の 2アヴェニュー からでていて、メトロカードで乗車が可能です。
→ ルーズベルト島トラムウェイの乗り方 を参考にどうぞ。
場所: Franklin D. Roosevelt Four Freedoms Park 地図
ルーズベルト島の南端には Franklin D. Roosevelt Four Freedoms Park があります。ルーズベルト公園は Kimbel Art Museum などをデザインしたことでも知られる Louis Kahn が、今から40年前の亡くなる直前にデザインした有名な公園のひとつです。例年、この公園が桜祭りの会場になります。
4月の後半には濃いピンク色の美しい桜並木が見られます。
フラッシングメドウズコロナパーク
ニューヨークで一番最初に咲く桜、オカメザクラ (Okame Cherry Tree) の桜の名所が、フラッシングメドウズコロナ公園です。
ニューヨーク、クイーンズの フラッシングメドウズコロナパーク (Flushing Meadows Corona Park) では、3月下旬から4月初旬に桜が満開になります。フラッシングメドウズコロナパークのシンボルである、ユニスフィア (Unisphere) 周辺に桜が咲きます。
クイーンズのフラッシングメドウズパークは、全米オープンテニスの会場や、メッツの球場、クイーンズ美術館もある大きな公園です。
フラッシングメドウズコロナパーク Flushing Meadows Corona Park 地図
ニューヨーク ランドールズアイランド 桜祭り
ニューヨークの ランドールズ島 (Randall’s Island) でも 桜祭り (Cherry Blossom Festival) が例年開催されています。
ランドールズ島にもこんな美しい八重桜が咲きます。
アメリカの有名な桜の名所・桜祭り
アメリカの桜の名所 は、ニューヨーク以外にも実は色々あります。
ブランチ・ブルック・パーク 桜 桜祭り
ブランチブルックパーク (Branch Brook Park) は、アメリカの有名な桜の名所のひとつで、ニューヨークのお隣、ニュージャージー州のニューアーク (Newark) にあります。ブランチブルックパーク (Branch Brook Park) には桜が4000本以上も植えられています。あの有名な ワシントンDCの桜 の名所 Tidal Basin 周辺で桜が約3800本なので、それよりも数が多く全米一です。とても広い公園で、近くに美しい大きな教会 (Cathedral Basilica of the Sacred Heart) もあります。ニューヨークからも訪れることができる距離にあり、週末、いつもと違う場所へのんびりしに行きたいときにおすすめです。ニューアークにはニューヨークでもあまり見かけないポルトガル料理レストランの多く集まったポルトガル・ブラジル人街などもあり、ちょっとした旅行気分を味わえます。
ブランチブルックパークへのお花見、桜祭りの行き方はこちらの記事をご覧ください。
例年、ブランチブルックパーク (Branch Brook Park) の桜祭り Bloomfest! が、4月中旬の日曜日に開催されます。
2023年は、4月16日(日)11:00am – 5:00pm 開催です。詳細は こちら です。
ブランチブルックパークの桜祭りの様子はこちらをどうぞ。
ワシントンDC 桜 桜祭り
例年、ニューヨークの桜のシーズンが始まる1週間ほど前に ワシントンDCの桜のピーク があります。ワシントンDCの桜は、アメリカで一番有名な桜の名所であり、ニューヨークからもたくさんの人が訪れる、とても人気のある桜のお花見スポットです。
アメリカの桜は、日本から贈り物としてやってきた桜の木から始まりました。今ではアメリカの色々なところに桜の名所があります。
ニューヨーク周辺、この春の季節はどこへ行っても綺麗な花が咲いていて、ジョギングやサイクリング、お散歩をするのに一番楽しい季節です。ニューヨーカーのお花見の楽しみ方はピクニックはもちろんですが、お昼寝、なんていう楽しみ方のオプションもあります。ただし日本のようにお花見をしながらお酒を飲むことはできません。桜が満開の木の下で、週末のんびり、本を読んだり、ピクニックしたり、気持ちよくお昼寝できる、そんな嬉しい季節がやってきました。
ニューヨークのベスト旅行シーズン到来です。お得な旅行ディール も色々出てきているので、今お得に楽しめます。