電子書籍やオンライン書店の台頭で書店経営が難しくなってきているこの時代に、個人書店でも元気に生き残って成功しているお店がニューヨークにはいくつもあります。そんな中、個人的なお気に入りで結構訪れることが多いのが、以前紹介した歴史ある書店兼古本屋のストランド ブックストア (Strand Book Store)、そして、ノーホーにあるおしゃれで個性的なセレクションが魅力の本屋、マクナリー ジャクソン ブックス (McNally Jackskson Books) です。寒い冬、外出してもつい屋内にこもりたくなってしまい、先日も、ソーホーに訪れた際、つい居心地が良く長居してしまった本屋さん、McNally Jackson を紹介したいと思います。この McNally Jackson は、実は McNally Jackson Goods for the Study(マクナリー ジャクソン グッズ フォー ザ スタディ)というとてもセンスのいいステーショナリー、そして Picture Room というアートのお店も経営しています。どちらも週末はお客さんでいっぱいの人気店で、ちょっとしたプレゼントやおみやげ探しにもおすすめです。
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ニューヨークの本屋 ローカルに愛されるセンス光る Three Lives & Company
ブックカルチャー Book Culture アッパーウェストの可愛い本屋&雑貨屋さん
セントラルパークや自然史博物館から程近い、アッパーウエストサイドに、お気に入りの小さなお店屋さんがあります。ちょうど一年前くらいにオープンしたお店で、ローカルにもとても愛されているかわいらしい雰囲気のお店、ブック・カルチャー (Book Culture) です。オンライン書店や電子書籍などの台頭で本屋さんの存続が大変だといわれている今日この頃、大手のバーンズ&ノーブルですら支店が減少を続ける時代にも関わらず、ここニューヨークでは、ブック・カルチャーのような個人経営の個性豊かな本屋さんがとてもがんばっています。ブック・カルチャーは、本屋さんだけど、ただの本屋さんじゃないんです。かわいい雑貨もたくさん揃えていて、半分おしゃれな雑貨屋さんのような感じ。そして、ニューヨークらしいかわいい珍しい商品も多く、ここに来れば、必ずギフトが見つかる、そう思える素敵なセンスのお店です。
NY タイムズスクエアの本屋 ミュージカル、演劇好き必見! The Drama Book Shop
観光客がたくさん集まるタイムズスクエアのニューヨークタイムズタワーのそば、MujiやInakayaのお店が並ぶその目の前に、知る人ぞ知るマニアのための本屋さんがあります。タイムズスクエアの近くにあるということは、そう、ミュージカルや演劇、映画好きにぴったりのPerforminig Artsを専門とする本屋さんです。1917年から営業しているニューヨークの中でもかなり老舗の本屋さんで、その分野の専門書店としては、ブロードウェイという場所柄もあり、世界的にもハイレベルな本屋さんなんです。
村上春樹の新作ebookをニューヨーク図書館で借りてみよう!
日本で昨年話題となった村上春樹のベストセラー作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の英語版が8月12日午前0時にアメリカを含む海外で発売開始になりました。
村上春樹が海外でも人気の作家だということはなんとなく知ってはいたのですが、
発売日にファンが行列するというのは想像以上の人気です。
ニューヨークの書店でも夜中0時に発売開始になる”Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage”を待つ行列ができていたそうです。でも、いったいどこでしょうか?
(Hundreds queue for new Murakami novel)
それもニューヨークだけじゃありません。イギリスでも村上春樹の新作を祝ってミッドナイトイベントが行われ、行列ができていたようです。
村上春樹の作品は独特の世界観があります。好きな人は読むとはまるので海外で多くのファンがいるのは理解できます。
英語版の発売日であった昨日には、New York Public Library から、予約していた英語版ebookの貸し出しが始まりましたとの連絡。もちろん自動eメールですが。一週間ほど前に予約を入れたのですが、まさか発売日当日に親切に連絡をくれ、すぐ借りられると思っていなかったのでちょっと感激です。
移動の合間に携帯電話で読んでいます。図書館に足を運ぶことなく、読みたい本がこんなに手軽に手に入る時代になったということは本当にすごいことですよね。
ちなみに「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の日本語版は、発売から1年以上もたっているにも関わらず、ebookが出ていません。文庫サイズもまだです。その前の作品になると、文庫サイズの本はありますが、ebookは驚いたことに発売していないのです。
日本の出版界はかなり世界に遅れをとっているのか、消費者にニーズがないのか、これからどうなっていくのか注目どころです。