アメリカ インフレ3ヵ月連続40年振りの高水準に 2月の消費者物価指数 CPI 7.9%

アメリカでは、ガソリンや食費など日常の様々な場面での物価が上昇中で、ようやく、供給体制に影響を与えていたパンデミックの終わりが見えたかなと感じたのも束の間、今度はロシアのウクライナ侵攻がはじまってしまい、エネルギーや小麦を中心に供給不足によるインフレがまだまだ継続しそうです。今日発表された、先月2月の消費者物価指数 (CPI) は、一年間で、7.9%の上昇となり、昨年12月の7%、1月の7.5%も上回り、3ヶ月連続で 1982年以来の記録を更新しています。2月のみの上昇率も、12月と1月を越える 0.8% と再び上昇に転じています。今月の3月には、フェデラルリザーブによる、パンデミックがはじまって以来続いていた 0%である FF金利 (Fed Fund Rate) の利上げが予定されています。

アメリカでは、昨秋頃から物価の上昇を感じることが多くなっています。ここ数ヵ月、オミクロンの大流行による供給サイドの問題もあり、様々な物の値段の上昇が続いています。ガソリンをはじめとしたエネルギー関連の値上がり、人出不足、人件費高騰などを背景に、様々な商品の値上げを発表する企業が増えていましたが、オミクロンの大流行が落ち着いたと思ったら、今度はロシアによるウクライナ侵攻が勃発してしまい、エネルギーなどコモディティ関連を中心にさらに値上がり圧力が強まっています。

そんな中、今日、アメリカ労働統計局 (Bureau of Labor Statistics) が、2月の消費者物価指数 (CPI) を発表しました。12月のインフレ率 は、一年間で 7%、1月のインフレ率は、7.5% と高水準で、1982年以来最高となるインフレ率になりましたが、2月はさらにそれを上回る 7.9% という高い数字になりました。1月の上昇率も 0.8% とマーケットの予想を上回り、引き続き高いレベルとなっています。変動の激しい、エネルギーと食費を除外した、コアCPIも、6.4%と40年振りの高い水準となっています。
様々な項目の中で、特に上昇率が高かったのが、エネルギーの3.5%で、その他、交通の1.4%、食費の1.0%(特に自宅での食費1.4%)、アパレルの0.7%、住居の0.5%など全般的に上昇しています。詳細は、こちらです。

ようやくオミクロンの大流行が収まり、通常モードに戻り、供給が正常化し、インフレも落ち着くのではないかと期待していましたが、ロシアによるウクライナ侵攻がはじまってしまいました。経済制裁と戦禍によるため、エネルギーを中心に様々なコモディティ価格の上昇がしばらく続き、インフレももう少し長い期間に渡って継続する可能性が高くなっています。

ロシアへの厳しい経済制裁 SWIFT送金遮断と中央銀行資産凍結 食品また値上がる?

パンデミックにより様々な物の需給が急速に変動しやすく、金融緩和によるアセットバブルの状態の現在、利上げもはじまるということで、株式市場をはじめ、様々な資産の価格も大きく変動しそうです。インフレ時には、インフレに連動したアメリカ国債、インフレ連動債もあります。I-Saving Bond は、一年間の上限額がありますが、タックスリターン時に追加で購入する選択肢もあります。

I Savings Bond って何?インフレ時におすすめ 現在年利7.12% 預金的に使えるインフレ連動アメリカ国債

インフレで最近本当にアメリカのスーパーの食品の値段が高くなっていますが、スーパーでお得にお買い物する方法もあるので、この機会に利用してみるのもいいかもしれません。

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アメリカ インフレ3ヵ月連続40年振りの高水準に 2月の消費者物価指数 CPI 7.9% was last modified: 4月 12th, 2022 by mikissh