ニューヨークの今年のパブリックアートは、顔をテーマとした作品が多く見られますが、セントラルパークの南、東端の、プラザホテルの近くに、巨大な顔の像 Tilted Head が登場しています。金色に輝く南北戦争時代に活躍したシャーマン将軍 (William Tecumseh Sherman) の像がキラキラ輝やかしい像であるのと対照的に、Tilted Head は、朽ち果てかかった寂しい雰囲気を漂わせた、半分に割れた巨大な顔の像です。太陽が沈み、暗くなりかかった時間に通りかかった所、幻想的な雰囲気になっていました。
ニューヨークのセントラルパークの南側、五番街近くのところで、今春から巨大な顔の像が展示されています。この作品は、オランダ出身で、ベルギーで活動するアーティスト、Mark Manders さんの Tilted Head と題された作品です。
焼かれていない粘土の作品でひび割れしているように見えますが、実は、ブロンズだそうです。顔が割れている部分を覗いてみると、木製の板やロープが張られていて、後ろ側には、木製の台や二つの椅子が使用されているなどシンプルなようにみえて意外と複雑な構成で作られている作品です。
日が暮れてすぐの時間帯、ふと目に入ってきたミッドタウンのビル街の景色がとても綺麗でした。ニューヨークの街の景色は、時々ハッとするほど美しい一面を見せてくれたりします。
Mark Manders さんの作品 Tilted Head は、今年の夏いっぱい2019年9月1日までの展示となっています。こちらは、アーティスト Mark Manders さんとキュレーターによる作品の紹介映像です。
お天気のいい日は、とても綺麗な夕焼けが見られるチャンスがあります。夕方から暗くなりかけの時間帯のセントラルパークの散策もおすすめです。
セントラルパークの馬車が並んでいるところに出会いました。真っ白な馬車に、りりしい馬、馬車には美しい飾り付けもされていています。
セントラルパークの南側から少し北上したところで、岩に登ってみるとちょっとした展望スポットになります。ここから、NYミッドタウンやアッパーウエスト方面を見渡すことができるのですが、スーパースレンダービルが驚くほど増え、ニュキニョキと立ってきていて、ニューヨークの街の景色が日々変化しているのが感じられます。
西側のタイムワーナーセンター方面には、夕焼けが広がります。
森の中から高層ビルを見上げる、セントラルパークらしい写真も撮影できます。
今ニューヨークで流行っている、顔をテーマとしたパブリックアートといえば、ロックフェラーセンターのこのアートです。2019年6月28日までの展示となっています。
また、ハイライン の新エリア、The Spur にも巨大な像が飾られています。
楽しい週末を。