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MASS MoCA の見どころ マサチューセッツ州にある世界最大規模の現代アート美術館

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ニューヨークからマサチューセッツ州の北西部バークシャー地方にある巨大コンテンポラリーアートミュージアム、マスモカ (MASS MoCA) に行って来ました。かつて工場だった歴史的な建物群がリノベーションされ、とても贅沢に空間を利用し、個性豊かな作品の数々が展示されている美術館です。美術館には、バーベキューBBQ屋さんから、ブリュワリー、そして道を挟んだ隣にはホテルまで併設されていて、バークシャー地方の人気観光スポットの一つとなっています。

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マスモカ (MASS MoCA) と呼ばれる、マサチューセッツ現代美術館 (Massachusetts Museum of Contemporary Art) は、1999年にオープンしたコンテンポラリーアートミュージアムです。何度かの拡張工事を経て、現在では、なんと ボストン美術館 よりギャラリースペースが広く、現代美術館としては、世界最大の展示スペースを誇っています。

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MASS MoCA(マサチューセッツ現代美術館)があるのは、ニューヨークから車で3時間半程の距離にある、マサチューセッツ州バークシャー地方のノースアダムズ (North Adams) です。バークシャー地方というと、夏の風物詩 タングルウッド野外音楽祭 や、ノーマンロックウェル美術館などが思い浮かびますが、そこから車で1時間程北上したエリアに MASS MoCA があり、一緒に訪れるのもおすすめです。

MASS MoCA MAP
(Google Map)

赤レンガの建物の前には、木が逆さまに植えられていて、不思議の世界へようこそ!といった感じです。MASS MoCA のブリックの建物の数々は、1870年頃から19世紀中に衣料品製造会社、Arnold Print Works により、建てられたものです。その後、1940年代、時代の移り変わりと共に電化製品製造会社、Sprague Electric Company に引き継がれ、1985年まで使用されていました。

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1986年には、国家歴史登録財 (National Register of Historic Places) に指定され、その後、リノベーションを経て、現在の姿となっています。MASS MoCA は、コレクションの常設展ではなく、期間限定のインストレーションアートが中心のミュージアムなので、常に新しいアートに出会うことができます。

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MASS MoCA は、敷地が広く、全部で13棟もの建物からなり、そのうち9棟がアートギャラリーとなっています。たくさん歩き回るので歩きやすい靴で来るのがおすすめです。ビジュアルアートだけでなく、様々なパフォーミングアートのイベントも開催されるバークシャー地方の人気アートスポットとなっています。

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歴史を感じさせる建物の魅力とマッチした楽しい作品が色々と展示されています。こちらは、小さなフィギュアがずらりと勢揃い。Jarvis Rockwell さんの作品です。大きな空間に贅沢なディスプレイのミニチュアアートです。

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MASS MoCA は、建物を移動して、アート鑑賞を楽しみますが、その建物と建物の間の移動は、2階で接続されていることが多く、渡り廊下で結ばれています。ランプがずらりと並んで、幻想的な空間となっているこちらの作品は、Spencer Finch さんの Cosmetic Latte です。

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建物内だけでなく、外にも色々と作品が展示されています。こちらは、Franz West さんののどぼとけ (Les Pommes D’Adam) と題された巨大な彫刻です。真っ青な空に映える綺麗な色味のアートです。

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上を見上げてみると、銀色に光る、エアストリーム (Airstream) のトレーラーが宙に浮いているのが見えます。気になる存在の Airstream、アクセスできるか試してみます。

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どうやらボイラー室の建物を上っていくと入れそうです。階段を上ってやってきてみると、トレーラーの目の前に到着。さっそく中に入ってみます。

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エアストリーム (Airstream) のトレーラーの中に一歩入ってみると、想像以上の世界で、ちょっとびっくりしました。
この独特の雰囲気のトレーラーは、Michael Oatman さんの All Utopias Fell というタイトルの作品です。これはほんの一部分ですが、中にはもっと面白い世界が広がっています。

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橋を渡り川を越えてやってくるので、他の建物から少し離れた場所になりますが、一棟だけポツンとある建物 (B15) では、ドイツ人アーティスト、Anselm Kiefer さんの世界が繰り広げられていました。こちらは、中でも印象的だった The Women of the Revolution と題されたシュールな作品。広い空間の中に、他にも色々な作品がありました。

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MASS MoCA で最もフィーチャーされているアーティストの一人が、ミニマリスト的壁紙アートで有名な Sol Lewitt。MASS MoCA の敷地の中央に位置する3階建ての建物 (B7) 全てのフロアを使い、1階から3階まで Sol Lewitt の世界が繰り広げられています。 Sol Lewitt のアートは、なんと2043年までの展示となっています。

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幾何学模様のトリックアートのような作品が数々並ぶ面白いフロア。

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平面なのに立体的に見える不思議な楽しい空間になっています。

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ストローも周期的に綺麗に並べるとこんなに美しい面白いアートになります。

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最も広いギャラリー (B5) では、Trenton Doyle Hancock さんの Mind of the Mound: Critical Mass と題された展示が行われています。絵本作家、漫画家のような世界感で、物語をベースに様々な作品が展示されています。不思議な遊園地に迷い込んでしまった雰囲気です。

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大きなサーカスのようなテントの中に入ってみると、おもちゃがずらりと並ぶ世界になっています。この世界観を作るために色々なところで細部にまでこだわりが見られます。

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MASS MoCA の一番奥にある建物 (B6) では、よく知られたアーティストたちの作品が多く展示されています。
まず一人目が、一階部分で展示されているユニークな光の使い方で有名なアーティスト、James Turrell さんの体験型アート、Into The Light。残念ながら、James Turrell さんのギャラリーのみ写真撮影禁止となっていて、その様子は紹介できませんが、今までに体験したことがない不思議な光の世界にどっぷり浸れます。James Turrell さんの作品というと、MoMA PS1 にある、空を見上げる作品が有名ですが、実はこの MOMA PS1 の作品、コンド建設の様子が入り込んでしまうということで現在閉鎖されています。現実世界とリンクしたアートも大変です。

こちらは有名な シカゴのミレニアムパーク のビーンでお馴染みのイギリス人アーティスト、Anish Kapoor さんの作品。

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アフリカ系アメリカ人アーティスト、Titus Kaphar さんのクールな作品、Language of the forgetten。広い空間の中で目を引く存在感のある作品です。

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ニューオーリンズ、アラバマとアメリカ南部出身アーティストのペア、Dawn Dedeaux さんと Lonnie Holley さんの合同展、Thumbs Up for the Mothership。どことなくスペイン、フランス的な雰囲気が感じられるギャラリーです。

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暖炉の上のディスプレイになっている、美しい銀色の彫刻作品も印象的でした。

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東京の六本木ヒルズにもあるクモの彫刻でお馴染みの Louise Bourgeots さんの作品も展示されています。クモのようなぞぞっとする作品が多いイメージですが、中にはこんな愛嬌がある可愛い作品もあります。

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Louise Bourgeots さんの作品には、カップルに蛇が巻き付くようなとてもドラマチックな作品もあります。

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Barbara Ernst Prey さんによる、MASS MoCA の建物 (B6) のインテリアの水彩画です。

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ちょっと休憩できるおしゃれなカフェがあり、くつろぎスペースも用意されています。B6 では、この他、バーチャルリアリティや楽器など体験型のアートコーナーもありました。

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こちらは、Cauleen Smith さんのコーナー、We already have what we need。映像と展示を組み合わせたインストレーションアートです。

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こちらも、絵画に加え、床にも工夫が凝らされた Rafa Esparza さんのコーナー、Staring at the sun です。

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何が真実で何が虚構か判断するのが難しい現在をテーマとした Suffering From Realness と題された展示も行われています。思わず注目してしまう不思議な真っ白の彫刻のキャラクターが出迎えてくれます。こちらは、Robert Taplin さんの作品です。

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B6 に飾られていた Titus Kaphar さんの思わず注目してしまう美しい作品。

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映像とガラス細工が組み合わされた CASSILS の作品ですが、最近この吊り下げて見せるガラスのアートが流行っている気がします。

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B4の3階は、スコットランド出身のシンガーソングライター、Annie Lennox さんの Now I Let You Go, と題された展示になっています。砂山には、パーソナルな古いおもちゃや人形、楽器、レコードなどが捨てられていて、Annie Lennox さんの心境の変化が作品に込められています。

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入口近くのシアター横で、華やかなインスタ映えアートを見つけ近づいてきたのですが、実はこれ、Natasha Bowdoi さんの立体的作品、人食い花 (Maneater) でした。

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MASS MoCA の見学所要時間は、全体を見て回るには、3-4時間程見ておくといいと思います。MASS MoCA は、敷地も広く、一日のんびり過ごして楽しむ人も多いミュージアムです。時間があれば、翌日も入場できるので、敷地内の川が流れている周辺を散策してみたり、気分転換しながら、のんびり楽しむのもおすすめの美術館です。

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MASS MoCA の敷地内には、美味しいBBQ屋さんとクラフトビールが楽しめるブリュワリーもあります。ランチや早目のディナーにおすすめです。

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MASS MoCA
1040 Mass MoCA Way, North Adams, MA 01247 地図

ミュージアムから道を挟んだお隣には、MASS MoCA の関連ホテル、The Porches Inn があります。
こちらも歴史的なロウハウスをリノベーションし、昔ながらの雰囲気を残しながらも、快適に過ごせるホテルとして生まれ変わった、ポーチが印象的な居心地のいい素敵な雰囲気のホテルです。

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お部屋のインテリアは落ち着く可愛いデコレーションで、バスルームなどアメニティも快適な素敵なホテルでした。

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マサチューセッツ州バークシャー地方の見どころはこちらでも紹介しています。

タングルウッド音楽祭とノーマンロックウェルミュージアム ニューヨークから夏の小旅行におすすめ!

MASS MoCA の見どころ マサチューセッツ州にある世界最大規模の現代アート美術館 was last modified: 6月 26th, 2019 by mikissh