ニューヨークのアップタウンの西側、モーニングサイドハイツ (Morningside Heights) は、アイビーリーグの一つとして知られる名門、コロンビア大学の巨大なキャンパスが広がる、アカデミックな雰囲気漂う、閑静な学生街です。コロンビア大学の様々な建築様式の建物群に加え、リバーサイド教会 (Riverside Church) や、グラント将軍メモリアルなど20世紀初頭前後に建てられた巨大建築が林立し、建築好きにもおすすめのエリアです。モーニングサイドハイツにある小さな公園、サクラパークは、立派なソメイヨシノが立ち並び、ニューヨークの桜の名所の一つであり、お花見にやって来る人も多く、桜の時期はとても賑わいます。
モーニングサイドハイツは、ニューヨークのアップタウンの西側、ハドソン川沿いの 110ストリートから 125ストリートにかけての高台エリアで、南側は、アッパーウエストサイド、東側と北側は、ハーレムに隣接しています。
モーニングサイドハイツの中心に位置するのが、コロンビア大学の巨大なキャンパスで、キャンパスを訪れてみると、学生に戻ったような新鮮な気分が味わえます。
コロンビア大学のシンボルとなっているのが、キャンパスの中央に位置するアルママター像です。そろそろ卒業の季節と言うことで、アカデミックガウン姿で記念の写真撮影をしている学生も見かけます。
以前、ニューヨークのフクロウ の記事で紹介しましたが、実は、このアルママター像には、なんとフクロウが隠れているんです。ほとんどの人が気づかないような隠れキャラのような存在で、よく見てみると、正面向かって右下のドレスの合間にいます。
学生たちも、昨年は、コロナで、通常の学生生活が送れず、大変だったと思いますが、今は楽しそうにピクニックしていたりとだいぶ日常に戻りつつあるようです。コロンビア大学が、現在のモーニングサイドハイツへ移ったのは、19世紀末で、その当時の多くの建物は、著名建築ファーム、McKim, Mead & White によりデザインされたものです。その後も新しい建物が次々に登場しているので、様々な建築様式の建物が立っています。建築好きの人は、そんな色々な建物を見て回るのも楽しいと思います。
コロンビア大学については、こちらで詳しく紹介しています。
モーニングサイドハイツには、教会も多く、ニューヨーク最大、世界でも6番目に大きな教会、セントジョンザディバイン大聖堂や、リバーサイドチャーチなど巨大な教会があります。
こちらは、リバーサイド教会で、裏庭には、ピンクの可愛い桜が咲いていました。
サクラの他、チューリップも見事に咲いていました。
リバーサイド教会 (Riverside Church) は、1927年に建設がはじまり、1930年に完成したゴシックリバイバル様式のとても存在感のある教会で、国家歴史登録財 (National Register of Historic Places) に登録されています。
モーニングサイドハイツのもう一つの巨大な大聖堂、セントジョンザディバイン大聖堂の様子は、こちらです。
リバーサイド教会の北側に隣接する公園が、ニューヨークの桜の名所の一つ、その名もサクラパーク (Sakura Park) です。
今年も、ソメイヨシノがとても美しく咲いていました。
桜の時期は、お花見にピクニックにやって来る人もたくさんです。
家族やカップル、おひとりさまからグループまで様々な人がやって来ています。こちらもだいぶ日常に近づいて来た感じです。
サクラパークの詳しい紹介は、こちらです。
サクラパークの西側の隣には、グラント将軍メモリアルがあります。
現在、グラント将軍メモリアルの前の広場は、オープンしていますが、建物は、閉鎖中です。
グラント将軍メモリアルの様子は、こちら。
グラント将軍メモリアルのハドソンリバー側には、見晴らし台があり、周囲の眺望を楽しむことができます。
ハドソン川沿いには、リバーサイドパークが広がっていて、こちらも桜の名所になっています。