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コロンビア大学の美術館 The Wallach Art Gallery マネとマティスらの特別展明日まで!

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ニューヨークの名門大学、アイビーリーグの一つでもあるコロンビア大学は、現在、モーニングサイドハイツの北側にある、マンハッタンヴィル (Manhattanville) にキャンパスを拡大中です。美術館の設計などで人気の著名建築家、レンゾ・ピアノ(Renzo Piano) のデザインによる、美しいコロンビア大学の新キャンパスビルがいくつも立ち並んでいるエリアで、そんな中に、コロンビア大学のアートギャラリーがあり、一般向けに無料で公開されています。現在、コロンビア大学の美術館ギャラリー、The Wallach Art Gallery では、モダンアートにおける黒人女性モデルという面白い切り口の特別展が開催されています。マネ、マティス、ドラクロワ、ドガなど著名アーティストの珍しい作品が展示されており、この特別展は明日までの開催で、終了間際ということもあり、たくさんの人々がやって来ていて大盛況でした。

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コロンビア大学の美術館、The Wallach Art Gallery があるのは、コロンビア大学の本キャンパスのある、モーニングサイドハイツ (Morningside Heights) の北側、マンハッタンヴィル(Manhattanville) のハドソン川近く、地下鉄1番線の 125 ストリート駅周辺のエリアです。レンゾ・ピアノ (Renzo Piano) がデザインしたキャンパスビルの一つ、Lenfest Center For The Arts に、2017年からギャラリーがオープンしています。受付で、ビジターマークのシールをもらい、エレベーターでギャラリーに向かいます。

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コロンビア大学の美術館、The Wallach Art Gallery では、2018年10月24日から2019年2月10日まで、“Posing Modernity: The Black Model from Manet and Matisse to Today” という題名の黒人女性モデルをテーマとした特別展が開催されています。ドラクロワやマネ、マティス、そしてコンテンポラリーアーティストの Mickalene Thomas と近代から現代までの様々な黒人女性が登場する珍しい作品が展示されています。この特別展は、大学の美術館らしく、キュレーターの Denise Murrell さんの博士論文がもとになっているそうです。

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この特別展で一際目を引いていた作品のひとつがこちら、コンテンポラリーアーティストの Mickalene Thomas さんの巨大な黒人女性が完全に主役の作品です。

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展示は、黒人女性を描いた19世紀の巨匠の作品からスタートします。こちらは、ドラクロワ (Eugène Delacroix) の作品です。メトロポリタン美術館では、昨年、素晴らしい ドラクロワの特別展 が開催されていました。

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こちらは、近代アートの先駆けとなった印象派グループの一人、マネ (Édouard Manet) が描いた黒人女性の肖像画です。今回の特別展のタイトルにも冠されているマネは、黒人女性の登場する作品を数多く残しています。

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ただし、こちらのように大部分の作品では、脇役としての登場でした。

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今回の特別展にはやって来ていませんが、マネの代表作の一つ、オルセー美術館所蔵のオリンピアにも黒人女性が脇役として登場しています。

Manet-Olympia
(Olympia – Musée d’Orsay, Paris)

そして、今回の特別展では、役割をスイッチしたこんなコンテンポラリーアート作品も登場していました。

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当時の典型的な描かれ方がこちら。存在感の薄い描かれ方です。

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アメリカの写実主義アーティスト、Thomas Eakins の作品。

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何かを訴えかけている感じの個性溢れる作品も色々あり、ました。

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珍しいドガの作品。バスケの選手みたいです。こちらは、ロサンゼルスの有名なミュージアム ゲッティセンター からやって来た作品です。

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そして、もう一人、今回の特別展で注目の作品は、マティス (Henri Matisse) です。マティスは、ニューヨークのハーレムを訪れたことがあるそうで、数多くの黒人女性が登場する作品を残しています。

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ニューヨークでの経験からか、人種関係なしに自然な感じに描かれています。

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マティスのこんな作品もありました。

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絵画ばかりでなく、彫刻や写真の作品も展示されています。みんなが思わず写真を撮りたくなる、美しい彫刻作品も数々ありました。

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リトグラフや、

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コラージュなど様々な作品もあります。

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珍しい視点でキュレートされていて、見たことのない作品も多く、面白い特別展となっていました。

The Wallach Art Gallery at Columbia University
Lenfest Center for the Arts
615 W 129th St, New York, NY 10027 地図

コロンビア大学の美術館の特別展を是非見てみたいという人は、明日までなので急ぎましょう。最終日の明日は、夜8時までと遅くまでオープンしています。この特別展はこの後、ニューヨークからパリへと渡り、パリのオルセー美術館にて、“Black models From Géricault to Matisse” という題名の特別展で、2019年3月26日から7月21日まで開催されます。

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コロンビア大学のマンハッタンヴィルキャンパスには、Lenfest Center For The Arts の他、Jerome L. Greene Science Center や、

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The Forum などがあります。ガラス張りのオープンな雰囲気のモダン建築が立ち並ぶ、レンゾ・ピアノワールドとなっています。

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2022年には、マンハッタンヴィルに、さらにビジネススクールの建物も加わる予定となっています。
ゴシップガールのロケ地 としても登場した、コロンビア大学。モーニングサイドハイツにある本キャンパスの見どころはこちらで紹介しています。

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コロンビア大学の美術館 The Wallach Art Gallery マネとマティスらの特別展明日まで! was last modified: 2月 9th, 2019 by mikissh