セントラルパークのクリスマスツリー 水上に浮かぶ幻想的なツリーのライトアップ

Central Park Christmas Tree (1)

ニューヨーカーの憩いの巨大なマンハッタンの公園、セントラルパークに、今年も恒例のクリスマスツリーが登場しました!木々が生い茂る自然溢れるセントラルパークなので、クリスマスツリーがとても似合う場所のように思えますが、大々的に飾られるクリスマスツリーは実はありません。あまり知られていないのですが、セントラルパークでも、毎年、クリスマスツリーが飾られる場所があり、今年も、ひっそりと飾られています。水上に浮かぶ、幻想的に輝く可愛いクリスマスツリーで、セントラルパーク最北端に位置する湖、ハーレムミア (Harlem Meer) に登場しています。

Central Park Christmas Tree (3)

セントラルパークのクリスマスツリーがある場所は、ハーレムミア (Harlem Meer) と呼ばれる、セントラルパークの最北端の東部に位置する池です。クリスマスツリーの場所は、下の地図の赤いところになります。

Harlem Meer Map
(Map)

セントラルパークの人気のエリアは、どちらかというと南の方なので、なかなか意外な場所にクリスマスツリーはあります。ご近所さんがふらりとやってくる憩いの場所で、人通りはそんなに多くはありません。特に夜は犬の散歩をする人や、ジョギングをしている人くらいで、どちらかというと閑静な場所です。

セントラルパークのクリスマスツリーのライトアップは、例年は、公園に人々が集まって点灯式が行われます。24回目となる今年、2020年のクリスマスツリー点灯セレモニー は、12月3日にバーチャルで行われました。

Central Park Christmas Tree (2)

ツリーの点灯式の日よりずっと前に、ハーレムミアの北側にある、ビジターセンター、Charles A. Dana Discovery Center 周辺を通りかかったときに、まだ準備中のクリスマスツリーがありました。この時は1本だけ立っていましたが、ここからさらに小さなツリーを周りに乗せて、色々飾りつけがされて、完成形は、ボリュームが増してもっと立派になっていました。Charles A. Dana Discovery Center は、もともとボートハウスがあった場所に、1993年に建設された比較的新しい建物です。自然教育などの色々なプログラムが行われたりして地域のコミュニティスペースになっていて、トイレも併設されています。

Central Park Christmas Tree

ちょうど一か月ほど前にセントラルパークの北エリアが紅葉の美しい時期で、セントラルパークの北部の見どころ で紹介しましたが、ハーレムミアもこんな綺麗な場所です。セントラルパークは、19世紀中頃の1857–1876年頃にかけて造られた都市公園で、当初の計画では、公園は、106ストリートまでだったそうですが、1863年に北に拡大され、現在の110ストリートまでが公園となりました。当時、小川が流れていたセントラルパーク北部の新エリアに建設された人造湖が、ハーレムミアです。ハーレムもオランダの地名に由来しますが、Meer も、オランダ語で湖を意味します。

Central Park (11)

夜は周囲の建物の明かりが池に映り込んで、今は、水上に浮かぶクリスマスツリーとともに、幻想的な雰囲気になっています。

Central Park Christmas Tree (4)

夕暮れ時のジャクリーンケネディオナシス貯水池。この日は空がピンク色に染まり美しい景色でした。

Central Park Christmas Tree (5)

ミッドタウンに立つスレンダーな高層ビルの景色も見えています。セントラルパークにいると、自然がいっぱいで、都会にいることを忘れてしまいますが、すぐそこはビルがいっぱいの街中なのです。久しぶりに池の噴水も上がっていました。

Central Park Christmas Tree (6)

セントラルパークのジョギングのメッカ、ジャクリーンケネディオナシス貯水池は夕暮れ時だけでなく、お昼間も景色が綺麗な気持ちのいい場所です。セントラルパークのクリスマスツリーのハーレムミアへも割と近いところにあるので、ライトアップされた、クリスマスツリーを見る前に寄ってみるのもいいかもしれません。

ジャクリーンケネディオナシス貯水池 美しい紅葉に囲まれたニューヨーカーに人気のセントラルパークのジョギングコース

今日も強い北風に乗って、様々な鳥たちがやって来ていたようですが、今セントラルパークでは、可愛いフクロウさんも登場したりと、バードウォッチングが人気になっています。フクロウは、一定の場所周辺に長期間滞在し、夜行性のため日中は木でじっとしているため、わりと観察しやすいです。最初にやって来たのが、愛らしい顔がとても可愛いアメリカフクロウ (Barred Owl) で、グレートヒル周辺で見られます。また、コロンビア大学周辺のリバーサイドパークにも別のアメリカフクロウが登場しています。

ニューヨークでは今 フクロウが話題に!セントラルパークの人気者 アメリカフクロウのバリー

後から別の種類のフクロウも登場し、初めて見たときは、トトロだ?!っと思ってしまいましたが、本当にトトロのモデルになった、羽耳のあるミミズクの一種、アメリカワシミミズク (Great Horned Owl) という種類のフクロウでした。このフクロウさんもまだセントラルパークのランブルにずっと住んでいます。木の高い場所にいたため、なかなか観察するのは大変でしたが、今日は、少し下の方にとまっていたようです。セントラルパークを訪れたら是非見つけてみて下さい。

セントラルパークにトトロ?!ニューヨークの野生動物と野鳥の宝庫 フクロウに続いてアメリカワシミミズク登場

エクササイズを兼ねて、セントラルパークを散策するとき、バードウォッチングや、ホリデーシーズンの今ならではの水上のクリスマスツリーを見に足を伸ばしてみたりするのも楽しいと思います。

ちなみに、ニューヨークの最も有名なクリスマスツリーは、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーです。とても大きくてキラキラした美しい豪華なツリーなので、こちらも楽しんで下さい。

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セントラルパークのクリスマスツリー 水上に浮かぶ幻想的なツリーのライトアップ was last modified: 12月 8th, 2020 by mikissh