今みんなどこへ遊びに行ってるの？行列必至のアメリカ国立公園が予約制に

気づいてみるとあっという間に、明日から6月ですね。ニューヨークは、お天気のいい日が続き、次第に初夏のような気候になって来ています。ここ数ヵ月間、ほとんどの時間を自宅で過ごしていた人たちも、素晴らしいお天気に誘われて、今は公園やビーチなど屋外に飛び出してきている人も増えてきました。久しぶりに友達同士で集まって公園でピクニックしたりする人々もいて、今、屋外スペースで過ごすのが大人気となっています。
アメリカ全土に目を向けてみると、アメリカ国立公園が続々と再開してきています。段階的オープンなので、キャパシティ制限もあり、開園後すぐに駐車場がいっぱいになってしまう、行列ができる大人気スポットとなっています。ロッキー山脈国立公園やヨセミテ国立公園など、特に人気がある場所になると、これから事前予約が必要になってきます。

ニューヨークは、アウトドアが、とても気持ちいい季節になり、公園など屋外で過ごす、ニューヨーカーもかなり増えて来ました。パンデミックが落ち着くまでは、屋外でのレジャーが中心となることを予感させる人気ぶりです。

今年は、コロナのため、4月はずっと全米中がシャットダウン状態でした。人にも会わず、スーパーなど必須の場所を除いた、ほとんどのお店が閉まり、多くの人が家族とだけ自宅で過ごしていたこともあり、今までにない状況になっています。
多くの人が感じていることだと思いますが、最近お金を使う機会がめっきり減ってしまいました。先日、発表された、4月のアメリカの個人所得・消費支出統計では、消費者支出は、なんと-13.6% と記録的な減少だったようです。
またそれとは対照的なことに、コロナ禍で個人所得の平均が、なんと10.5% 増しになったそうです。失業者数が多いアメリカで意外に思うかもしれませんが、実は、エッセンシャルワーカーの危険手当や臨時ボーナス、アメリカコロナ対策の経済救済策で配られた給付金や、失業者の失業保険の拡充による、上乗せ（毎週600ドル）が補填されたことなどにより、普段以上の収入になってしまった人も多くいたようです。さらに、お金を使う機会がなかったためか、その 33% が貯金となっていて、貯蓄額も増えている模様です。

全米では、5月に入り、地域毎に次第に経済再開がスタートとしていて、ニューヨークでも、メモリアルデー以降は、かなり外出する人が増えてきた気がします。経済再開とはいえ、ウイルスの再流行を警戒し、マスクやソーシャルディスタンシングなどが必要で、以前とは大きく違った生活がしばらく続くことになります。今、人々の間では屋外志向が高く、自転車や、RV などの売上が好調なようです。

アメリカの人気屋外スポットといえば、ニューヨークのセントラルパークなど街の公園の他、国立公園や州立公園などがあります。全米中で、順次再開している国立公園や州立公園は、キャパシティ制限や開放エリアの限定など様々な対策が行われる中、早速、多くの人が集まる人気スポットとなっています。今年は、野生動物だけでなく人とも距離感を、という面白いポスターなども登場しています。

気持ちいい週末！アメリカ国立公園順次再オープンに

例えば、一足早く再開している、ユタ州のザイオン国立公園や、アーチーズ国立公園などでは、行列が出来、通常の半分程度と制限した駐車場は、朝早い時間帯にいっぱいになってしまい、入園制限も行われています。

ロッキー山脈国立公園では、既にフェーズ1でオープンしていますが、6月4日からはじまるフェーズ2以降は、オンラインでの事前予約が必要となります。昨年、再オープンしたワシントン記念塔でも導入されている、Recreation.gov を利用し、日にちと時間を指定し、事前予約する必要があります。年間パスも使用可能ですが、$2.00 の手数料がかかります。現在、6、7月分の予約ができるようになっていますが、それ以降は、7月1日に、8月の予約が開始され、前月1日に翌月の予約が開始となります。

Keep updated on the latest in #RMNP at https://t.co/eoFidVmHkd including Phase Two of Reopening on June 4, and the approved Timed Entry System, which will be effective June 4, and more! ks pic.twitter.com/BqQX8pMFFe

— RockyNPS (@RockyNPS) May 27, 2020