Summer Streets NYC (21)

コロナと闘うニューヨークの今 助け合うニューヨーカーたち

Summer Streets NYC (21)

ニューヨークは、世界有数の新型コロナウイルスの大流行地となり、ミュージアムやミュージカル、レストランも閉鎖され、毎日毎日、感染者が怒涛の数増えていく、現実とは思えないくらい、この3月は激変の月でした。こんな非常事態の時こそ、医療も、行政も、企業も、一般の様々な人々も一致団結し、立ち向かうという真のたくましさと優しさを心底感じずにいられません。病院の第一線で働く人々だけでなく、みんなができることをやっていこうという支えあいの気持ちに感動です。



ニューヨークでは、今から 1、2週間後にいよいよ、医療現場が最も忙しくなると予測されるピーク (Apex) を迎えようとしています。ニューヨークでは、今それに向けて、急ピッチに医療体制が整えられています。3月22日からスタートした不必要な外出禁止令、New York on PAUSE は、これからさらに2週間以上、少なくとも4月15日まで継続されることが発表されました。

ホワイトハウスにより発表されていた15日間のソーシャルディスタンシングの対策 (PDF) も4月30日まで延長されることが発表されました。Social Distancing は、家族など身近な人以外との距離を確保し、感染の拡大を防ぐ対策です。
多くの州で、不必要な外出禁止などが行われており、日常品の買い物などの外出時に、人と人との間を 6フィート(約1.8メートル)距離をあけるルールも、かなり定着しています。

ニューヨーク、クイーンズのエルムハースト病院 (Elmhurst Hospital) など一部の病院では、既に、キャパシティの限界に達しつつある状況で、緊急で、医療施設の拡大と人口呼吸器やPPEなど必須ツールの補充が進められています。

既に、ジャヴィッツセンターは臨時病院に変身し、明日、3月30日月曜日にオープンします。また、アメリカの海軍の巨大病院船 USNS Comfort も明日、ニューヨークのピア90に到着し、3月31日にオープンします。

ニューヨークでは更に各エリアにも臨時病院を設置していきます。ブルックリンの Brooklyn Cruise Terminal、クイーンズの Aqueduct Racetrack facility、スタテンアイランドの CUNY Staten Island、ブロンクスの New York Expo Center とそれぞれの地域にも臨時病院が設置される予定となっています。

FEMA による医療用具の緊急輸送プロジェクト、”Project Airbridge” により、医療用マスク、ガウン、手袋などニューヨーク周辺の病院で不足している数多くの医療物資も到着しつつあります。

また、ニューヨークでは、医療関連以外でも、小さな活動から、大企業の活動まで、あらゆるところで、力を合わせて乗り越えていこうとがんばっています。

高齢者を助けよう!

スーパーマーケットでは、一度に入店できる客数を減らしているため、買い物に行くと、スーパーの入り口で並んで待つことになります。並ぶ時は、必ず、6フィート(約1.8メートル)距離をあけるので、1ブロック、2ブロックほどの長い列になることも。
そんなスーパーマーケットでは、感染リスクの高い高齢者のために朝の一時間をシニアアワーに設定しています。

ホールフーズマーケットなどスーパーマーケットの新型コロナウイルス対策中の特別対応

また、外出が難しい高齢者のために、グローサリーショッピングや薬のピックアップに行ってくれるボランティアも登場しています。
例えば、Invisible Hands という、極力接触を避けて、まさに見えざる手としてヘルプしてくれるボランティアさんもいます。



お医者さん・看護師さんが足りない!

ニューヨークでコロナに立ち向かってくれる医療ボランティアを募集したところ、なんと24時間で1000人ものリタイアした医療関係者たちが集まりました。ニューヨークの今年卒業予定のニューヨーク大学やコロンビア大学の医学部生も早期卒業が認められ医療現場で活躍することになります。
今ではエキストラの医療スタッフが7万人も集まっているそうです。
そんなニューヨークに集まってくれる医療スタッフたちのために、Jet Blue が無料で飛行機を提供しています。

医療従事者をサポートしよう!

リモートワークでオフィスに行く必要がなくなったニューヨーカーたちが、地下鉄の定期券、メトロカードを、病院関係者に譲ろう!と無料提供したり、また、Revel や Citi Bike なども、医療関係者に1か月無料のメンバーシップを提供し、通勤をサポートしています。
Hertz は、4/30 まで、1週間から1か月の無料レンタカーを医療関係者に提供。また病院へのメディカル機材搬入のための車も提供したりしています。

医療用マスクが足りない!

ニューヨークのメトロポリタン美術館や、MOMA、ホイットニー美術館など、多くの美術館が、備蓄のマスク、手袋などを医療施設に寄付しました。
現在 #100millionmasks で、ボランティアさんがマスクを作っています。

医療用ガウンも足りない!

医療用ガウンすら足りない非常事態。
ニューヨークでコロナ感染が出てから、かなり早い段階で、ブロードウェイミュージカルの劇場も閉鎖されてしまいましたが、ミュージカル『ハミルトン』の Javier Muñoz さんを中心に、ブロードウェイの衣装づくりが得意なスタッフたちも集まり、Broadway Relief Project として、何千もの医療用ガウンやマスクをボランティアで作っています。

除菌用ハンドサニタイザーが足りない!

市場から除菌ジェルが消えてからだいぶたちますが、ニューヨークでは自作で乗り越えていこうと、刑務所の人々も総出でハンドサニタイザー作りが行われました。
また、ブルックリンの数あるアーティザンのウィスキー工場などでも、お酒の代わりに、ハンドサニタイザーづくりに取り組み、病院などに寄付されています。

医療従事者に食事をサポートしよう!

私も大好きなサラダの専門店、スイートグリーン (Sweetgreen) が病院関係者に、無料でサラダを提供しています。
また、&Pizza、は、みんなからのドネーションも募っていますが、医療関係者に無料でピザを提供しています。
スターバックスは、医療関係者に無料のコーヒーを 5/3 まで提供します。
クリスピークリームは、3/30 から 5/11 まで毎週月曜日、医療関係者に無料ドーナツをダースで提供。
Uber Eats も、アメリカとカナダで、医療関係者に無料で 300,000 食を提供。



医療従事者にホテルを提供しよう!

ニューヨークのミッドタウンにある、フォーシーズンズホテル (The Four Seasons New York) は、医療関係者に無料でホテルを提供しています。
また、軽症患者と医療スタッフのために、St. Regis Hotel や The Plaza Hotel(セントラルパーク前)もホテルを提供。
Room Mate Grace Hotel は、医療関係者の人々のための無料ハウスを提供。
ブルックリン、ウィリアムズバーグの Wythe Hotel は、4月いっぱい 医療関係者に無料でホテルを提供しています。
民泊で有名な Airbnb では、旅行者のキャンセルが相次いでホストの人たちも大変だと思いますが、そんな空いているお部屋を医療関係者たちに無料で提供したいというホストさんがたくさんいるそうです。

医療スタッフが働きやすい靴を提供しよう!

楽で履き心地がいい、クロックス (Crocs) は、病院関係者にも人気の靴ブランドですが、全米で、100,000 足が無料提供されます。
また軽い履き心地で人気のオールバーズ (Allbirds) も $500,000 分のシューズを医療関係者に提供。さらに、これから、1足買うと、1足が寄付されるそうです。

感謝の心を忘れない!

コロナとの闘いでは、医療関係者をはじめ、警察、公共交通機関、グローサリーストアなど、現在も働き続けている人々全てがスーパーヒーローです。
第一線で活躍している人々に心からの感謝の気持ちを込めて、#ClapBecauseWeCare ニューヨーク中で、夜7時に拍手が響いています。

4月9日 #LightItBlue でアメリカ全土がブルーにライトアップしました。

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コロナと闘うニューヨークの今 助け合うニューヨーカーたち was last modified: 4月 10th, 2020 by mikissh