ニューヨークスカルプチャーセンターロングアイランドシティの隠れアートスポット SculptureCenter

ニューヨークには、大きなミュージアムから小さなミュージアムまで、アート好きが楽しめるスポットが色々な場所に点在しています。最近、急速に発展し活気が出て来ている、クイーンズのロングアイランドシティという場所も実は面白い場所があります。クイーンズのロングアイランドシティは、マンハッタンからイーストリバーを越えて対岸にある街です。クイーンズのロングアイランドシティには、アート好きにおすすめの場所が色々あります。有名な MoMA美術館の現代アートの別館、MoMA PS1 がありますが、そこから歩いて10分程の距離のところに、彫刻の現代アートに特化した小さなミュージアム、スカルプチャーセンター (SculptureCenter) という場所があります。個性的な面白い作品が期間限定で色々と展示されていて、小さいながらも意外と人気スポットになっています。

ニューヨークで、近年、人気となっているエリアの一つが、マンハッタンのイーストリバー越しの対岸の街、ロングアイランドシティ (Long Island City) です。マンハッタンの素晴らしい景観が見渡せる川沿いの公園をはじめ、数多くの新しい居住用高層ビルも建てられ、レストランやブリュワリー、新しいトレジョなどもオープンし、活気溢れるエリアになっています。

ロングアイランドシティ (Long Island City) のことを略して、LIC と呼びますが、LIC には、MoMA の現代アート美術館、MoMA PS1 があり、アート好きの人たちがよく訪れます。MoMA PS1 から歩いて10分程の場所に、雰囲気が似ているミュージアム、スカルプチャーセンター (SculptureCenter) があります。中々珍しいロケーションにあり、1階と地下の2フロアのみのとても小さなミュージアムですが、意外とやってくる人がいます。

スカルプチャーセンター (SculptureCenter) は、入館無料で、木曜日から月曜日の正午から午後6時までオープンしています。

現在のメインの展示となっているのが、Edgar Calel: B’alab’äj (Jaguar Stone) です。1階の広々としたギャラリー全体に、石と土で不思議な空間が作り出されているインストレーションアートです。

よく見てみると石の側には、ロウソクが灯され、神聖な雰囲気が作り出されています。Édgar Calel さんは、グアテマラ人アーティストで、マヤ文明の伝統を引き継ぐグアテマラの景観を再現しています。

1階には、お庭があり、外に出ることができます。

地下には、今夏は、アートなファッションショップが登場しています。

アートとファッションの境界に特化したアートコレクティブ、CFGNY (Concept Foreign Garments New York Shop) による展示で、個性的なファッションや鞄が色々と並んでいて面白いです。

地下は、さらに奥まで続いていて、不気味な照明がされていたりと、ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえます。アップステートニューヨークの人気現代美術館、ディアビーコンのような雰囲気です。

小道の途中には、映像作品などが上映されています。

初めて訪れたので、新しい美術館かな？と思っていたのですが、実は、スカルプチャーセンター (SculptureCenter) は、1928年にマンハッタンで設立された歴史ある組織で、2001年に、クイーンズのロングアイランドシティにある現在のロケーションに移って来たミュージアムでした。ミュージアムになっている建物は、もともとは、トロリーの修理工場だった建物で、Maya Lin によりリデザインされ、2014年には、さらに拡張リノベーション工事が行われ、現在に至っています。

スカルプチャーセンター (SculptureCenter) は、LIC の内陸部にあり、MoMA PS1 から徒歩10分程、最寄り駅は、Court Square、Court St、Queens Plaza、Queensboro Plaza など色々あり、地下鉄駅から近く訪れやすい場所にあります。とても小さな美術館で、30分程で見ることができます。

スカルプチャーセンター SculptureCenter
44-19 Purves St, Queens, NY 11101　地図

一緒に、近くの MoMA PS1 を訪れてみるのもおすすめです。