アメリカのスーパーへ行くと、目移りしてしまうくらい、色々な旬の果物が並んでいますが、今特に種類豊富のフルーツといったら、ぶどうです。明るい紫色のぶどう、濃紫色のぶどう、緑色のぶどう、と色々な色の色々な種類のぶどうが山積みになっています。その中でも、今回は、びっくりするほど、長い粒の大きなぶどう、ムーンドロップグレープ (Moon Drop Grapes) を紹介します。普通のぶどうよりぐんと長さがあり、ジェリービーンズのような面白い形をした大きな粒のぶどうで、とても食べ応えがある甘いぶどうです。
アメリカのスーパーには、日本では見たことがないような野菜やフルーツが色々と並んでいて、色々と気になるものが多いのですが、これまで、コットンキャンディグレープ や ガムドロップグレープ などアメリカの珍しいぶどうをいくつか紹介してきました。今回紹介する、ムーンドロップグレープ (Moon Drop Grapes) も、他のぶどう同様、アメリカの甘いぶどうでお馴染み、カリフォルニア州を拠点とする Grapery が生産しているぶどうの品種の一つです。Grapery のぶどうの中では、新しい品種のぶどうで、8月後半から、最も遅い11月後半まで出回っていて、今まさに旬の時期となっています。
ムーンドロップグレープ (Moon Drop Grapes) は、一目見たら忘れられない、ジェリービーンズのような面白い形をしているぶどうです。
粒をカットしてみるとこんな感じです。味はナチュラルに甘いぶどうですが、普通のぶどうの二倍の長さがあって、食べ応えがあり、スナック代わりにもぴったりです。他のぶどう同様、人口受粉により作られた品種で、遺伝子組み換えは用いられていない、自然に育てられた non-GMO の品種です。
皮の色が濃紺のようなとても濃い紫色をしていて、ポリフェノールたっぷりといった感じの割としっかりした皮なので、そのまま食べると、ぶどうの実の甘さと一緒に、渋みを感じることもあります。
渋みといっても、ぶどうならではの普通の味なので、気にならないと思いますが、もし苦手だったら、ヨーグルトと混ぜて食べると、すごくマイルドになって美味しく食べられます。
見た目が本当にまるで、ジェリービーンズや、グミ、キャンディのようです。凍らせて食べたり、チーズボードにチーズと一緒に乗せても、面白い飾り付けになります。
お菓子の代わりにもおすすめできる、ちょっとお腹が空いた時につまむこともできる、ヘルシーなフルーツです。
このぶどうは、IFG (International Fruit Genetics) により開発されたぶどうなので、Grapery 以外の他の生産者も育てています。スイートサファイア (Sweet Sapphire) という名称でも売られているので、是非みつけてみてください。
アメリカには、他にもアメリカならではの美味しいフルーツが色々があります。
コットンキャンディグレープ、メロゴールドグレープフルーツ、ガムドロップグレープ、ドーナツピーチ、カクテルグレープフルーツ、プラムコット、ポメロ、リンゴ(種類がいっぱい)、などなどアメリカならではの美味しいフルーツを旬の時期に楽しんでいます。