new york news 2015

2015年印象的なニュースで振り返るニューヨークのトレンド

new york news 2015

2015年、今年も終わりに近づいてきました。色々あった一年ですが、ブログの記事でも紹介した印象的なニュースを集めてみました。これらのニュースから、今年のニューヨークのトレンドを振り返ってみました。

チップビジネスの隆盛

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世界中の旅行者が集まるニューヨークのタイムズスクエア。以前からミッキーやエルモなどキャラクターの着ぐるみの人々や、裸のカウボーイなどが集まってくるチップビジネスが盛んな場所ですが、今年、話題になったのが、ボディーペインティングをしたお姉さんたちです。

タイムズスクエアで加熱するチップビジネス

ミッキーやエルモなどの着ぐるみを着た人たちや、自由の女神を扮する人などタイムズスクエアはいつも大賑わい。一緒に写真を撮りましょうビジネスも競争が激化した年でした。

タイムズスクエア いつもにぎわいを見せるニューヨーク

チップビジネスの王道と言えば、レストランのウェイターさんなどサービス業に従事している人。下記のグラフにあるように、レストランやバーなどのサービス業で働く人の数がとても伸びています。製造業などが不調の中、とても対照的な状態となっています。

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(St Louis Fed)

高騰する不動産・美術品

アメリカのサブプライムローン問題、不動産価格の暴落、リーマンショックを発端とした世界金融危機に対応するために、ゼロ金利が2008年12月以来、7年間続いてきました。ところが、ついに今年の12月、ゼロ金利、金融緩和政策の終わりを迎えました。このゼロ金利、金融緩和政策により、最も恩恵を受けたのが、不動産、証券、美術品などの資産価値ではないかと思います。多くの人が集まり、世界のビジネスの中心の一つであるニューヨークには、より多くのリターンを求めて、世界中から投機的な資金が集まってきます。この一年で、シングルファミリーとしては、ニューヨーク初となる$100 million 超え(約120億円)で取引された物件が出てきたりと、$10 million(約12億円)を超えるような物件の取引も多くニュースになっていました。

ニューヨークの不動産の中でも最もホットだったのは、より自由度が高く、所有者の秘密性を保持できるコンド物件だと思います。ニューヨーク周辺の居住用住居全般がまだ、金融危機以前の価格水準を下回る中、コンドは、軽く飛び越え、最高値をつけています。

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(St Louis Fed)

また、例えば、クリスティーズ・ニューヨークで行われたアートオークションで、目玉の商品だったモジリアーニの作品 “NU COUCHÉ” が $170.4 million(約200億円)という、クリスティーズ・オークション始まって以来史上2番目の高値で落札されました。その他にもたくさんの有名作品がオークションに登場し、その時の作品の売却金額のトータルは、なんと $491.35 million (約500億円)でした。 

モジリアーニの作品が驚きの金額に!盛り上がりを見せるニューヨークのアートオークション

その他、今年途中までは、株式市場全般が順調に上昇、そしてホットなスタートアップの未公開株のバリュエーションも上がり続け $1 billionを超えるユニコーンと呼ばれるスタートアップも多数登場しています。
現在、中国をはじめ、世界の経済活動が停滞気味の中、今月、ようやくアメリカでは、政策の転機となる中央銀行、FEDによる利上げが行われました。来年はどんな年になっていくのでしょうか?

Fed って何? 最近注目を集めている アメリカの中央銀行

ニューヨークの名店が次々と撤退、移転

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高騰する不動産価格により、ニューヨークでは、レントが高騰を続けています。そんなレントの上昇に耐えかねて、閉店、移転するビジネスも多くなっています。
その中でも、最も印象に残っているのが、歴史ある老舗のおもちゃ屋さん、FAO Schwarz です。レントに加えて、アマゾンなどのオンラインリテイルの隆盛という時代の流れもあり、残念ながら今年で閉店となりました。

ニューヨークの老舗おもちゃ屋さん FAOシュワルツ閉店です

また、FAO Schwartz を所有しているToys ‘R’ Usのニューヨークの旗艦店であるタイムズスクエア店も、本日を最後に閉店となります。店内にあった夢のあるおもちゃの観覧車を見れなくなってしまうのは残念です。

その他、いくつものニューヨークの名店が移転しています。
例えば、ジューイッシュのグローサリーのStreit’s Matzoは、ニュージャージー州に移転しました。またブルックリンのベイリッジのカップケーキ屋さん、Robichelli’sは、ブルックインのベイリッジからメアリーランド州のボルチモアに移転するそうです。

ニューヨークチーズケーキの名店、Junior’sは、クイーンズにあった工場をニュージャージー州へ移転しました。販売店はそのままニューヨークで営業を続けるそうです。

ジュニアーズ Junior’s ニューヨークチーズケーキ 濃厚クリーミーな王道の味

大人気フードトラックのCinamon Snailも、レントのせいではありませんが、営業許可証関連の問題で、ニューヨークからしばらく姿を消していました。それが年明けにNYに戻ってくることになったのです。今度は、ペンステーションの、以前 Borders があったスペースに1月11日に新しく登場するフードマーケット、Pennsy 内にお店をオープンするようです。

大、大行列!ニューヨークNo1フードトラックもうすぐ営業終了?

ブルックリンで進むジェントリフィケーション

レントの高騰は、マンハッタンの中心部だけの問題ではありません。レントの上昇と共に、人の移動も起こり、次第にブルックリンなど、より遠くへと波及していきます。すると古くからそのエリアに住んでいたもともとの住人と、新しくやって来たカルチャーの違うタイプの住人との間では、地域の物価の高騰とあいまって、軋轢が生まれることもあります。そんなジェントリフィケーションで、取り上げられることが多いのが、ブルックリンのブッシュウィックです。

ブッシュウィックのフリーマーケット Bushwick Flea ブルックリンのクリエイティブな街

テロの脅威と戦うニューヨーク

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かつて9/11 Attacksにより悲劇を経験しながらも、決して屈することのないニューヨークでは、先月パリで起こったテロ事件後、追悼の集まりが各所で行われました。

パリのテロ事件後のニューヨークの週末 Pray for PARIS

その後、ネットでは、ニューヨークのテロを想起させるタイムズスクエアの映った映像が流されたりしたこともあり、ニューヨークでもより一層警戒を強めています。
人の多く集まる場所では、厳重装備をしたNYPD、アーミーが警備をしています。明日のタイムズスクエアのニューイヤーズイブのイベントも厳戒態勢で臨むようです。

変わり行くニューヨークのレストラン事情

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アメリカのレストランで長い間慣習となってきたウェイターに渡すチップ。すっかりビジネス慣習となっているチップですが、最近、チップをなくそうという動きが出てきています。

あのニューヨークの有名レストランでチップがなくなる?!

また、ニューヨークでは、食べ物を扱うレストランなどのお店に対して、多くの細々としたルールが新たに制定され、お店を経営する人にとっては頭痛の種になっているのではないかと思います。
そんな中、特に印象に残っているのが、今年の8月から、お寿司やお刺身、セビーチェなど生魚、もしくは生に近い形で料理をサーブする場合、その材料となる魚介類を一度冷凍することが義務づけられることになったことです。お寿司のネタが冷凍じゃないといけないというのは、日本人にとっては衝撃的です。

ニューヨークでは魚は冷凍してから食べることが義務化!? お寿司はどうなるの?

最近では、チェーン店では、塩分の多い料理を提供する場合、そのメニューに下のような警告を表示することが義務づけられるようになりました。

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異常気象と犯罪率の減少

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2015年はじめ、氷点下の極寒の日が何日も続いたニューヨークでは、10日以上殺人事件が一件も起こらなかったという記録が生まれました。そのことから、寒いと人は動きまわらないので犯罪も起こらないのでは、と言われていました。ところで、今は、2015年の12月、エルニーニョ現象の影響で、記録的な暖冬が続いていましたが、こちらの記事にもあるように、犯罪率が最も低い年だったということが発表されていました。ニューヨークの犯罪率は、昨年と比べ、2%ダウンとのこと。犯罪率の低下は天候のせいというよりは、全般的なトレンドで、ニューヨークがより安全になってきているようで、うれしいニュースです。

寒すぎて事件も起きない?ニューヨーク新記録更新中!

最高裁で同性婚が認められる

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2015年アメリカの国をあげての歴史的な大きな決定のひとつが、最高裁により同性婚が認められたことです。今まではそれぞれの州ごとに認められていたり、認められていなかったりしましたが、今年から全州で認められることになりました。

LGBTプライド月間 レインボーホワイトハウス オバマ大統領アメージンググレースを熱唱!

同性婚が認められた直後に行われたLGBTプライドパレードは、それはそれはすごい盛り上がりでした!

プライドパレード ニューヨーク 笑顔いっぱい幸せオーラに包まれて

新ニューヨークの象徴?ピザを運ぶネズミ

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(twitter@Command_Pest)

今年、Youtubeにアップされた動画の中で、ニューヨークの地下鉄にいたネズミが1切れのピザを持っている姿が流され、一躍バイラルになりました。ピザとネズミがニューヨークの新しい象徴的存在になり、ハロウィンの仮装などでも人気の仮装のひとつでした。ニューヨーク vs ロサンゼルスというテーマの中で、人気番組でも取り上げられていました。

ニューヨーク vs ロサンゼルス キッズ編♪

ニューヨーク vs ロサンゼルス/サンフランシスコ アメリカ東海岸と西海岸の違い

ベーコン・ソーセージ・肉はガンのリスクを高める?

世界保健機関 (WHO) のガンの専門研究機関(IARC) が、ベーコンやソーセージ、ハムなどの加工肉食品は、ガンになるリスクを高めるという研究結果を発表。ベーコンやソーセージはアメリカ人にとってなくてはならない存在の人も多いので衝撃が走りました。ニューヨークは、もともとベジタリアンが多い街ですが、こういったニュースによってますます増えるかもしれません。おしゃれなベジタリアンレストランがますます増えて人気になってます。

ベーコン・ソーセージはガンのリスクを高めるとWHOが発表

健康ネタでもうひとつ、ニューヨークのコロンビア大学が発表した「生まれた月によって病気になるリスクがわかる!?」のニュースも話題になりました。

コロンビア大学が発表 生まれた月によって病気のリスクがわかる?!

危険な街ニューヨーク

大人気だったベルギーポテトの店、Pommes Frites(ポムフリット)の隣の建物でガス爆発が起こり、大きな火事になり、燃えてしまいました。ニューヨークは古いインフラ、建物をいかしているものが多く、管理状態は所有者によりまちまちなので、ガス漏れや、パイプの破裂などのリスクがあるところも多いようです。ポムフリットの火事現場で、消防車が到着する前からずっと撮影をしていた人のビデオがあるのですが、消防車が到着する前に、ビルに生存者が残されていないか、建物をよじ登って確認する人がいて、ヒーローのようでした。ビルに火が回るのにかかるのは5分くらい、その頃消防車が到着。火事の恐ろしさを再認識しました。ガス漏れの匂いがしたら、その場をすぐ離れ、通報です。

イーストビレッジでビル爆発そして崩壊 Pommes Fritesが。。。

下の映像のように、ニューヨークの街にあるマンホールの蓋が吹き飛ぶ事故も年に何回か起こっていますので、街歩き中は注意しましょう。

2015年印象的なニュースで振り返るニューヨークのトレンド was last modified: 9月 6th, 2016 by mikissh

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